【前回の記事を読む】いったんほころびを見せた紳士同盟はもとに戻ることはなく、バーナードはリプリー宅から姿をくらました。そして数日後…二人だけの紳士同盟 その結末人形を自分の身代わりに殺害し、贋作を行ってきた過去の自分を消す、と。この場面で筆者は、ディッキーを殺害し、彼に成りすまして過去の自分を消した『太陽がいっぱい』でのリプリーを思い出す。二人の違いは、リプリーが過去を消して新しい自分に生まれ変…
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評論『詐欺師×スパイ×ジェントルマン』【最終回】鱸 一成
幽霊のように、ストーカーのように、男の後をつけた。やがて男は町から離れた山道に入り、崖へ…
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評論『“魔法の国”日本 ~駐日アメリカ大使夫人が見た明治・大正の日本~』【第4回】中村 信弘
朝の静けさの国、韓国を見物した。韓国の農民たちは虎の肉を食べ、血を飲むが、これは勇気と強さを彼らにもたらすためだという。
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ビジネス『よみがえろう 日本のデジタル産業の未来へ』【新連載】河原 春郎
大手電機メーカーへ入社3年目、弱冠20代でアメリカを経験。まだシリコンバレーが一面の果樹園だった頃だった。
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評論『戊辰戦争』【第4回】吉野 敏
天保の大飢饉で十五万人が餓死——天保七〜八年の飢饉と斉邦の死がもたらした藩政の停滞
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評論『源氏物語探訪 ゲーテとともに』【第4回】田中 宗孝,田中 睦子
ゲーテの詩と『源氏物語』には共通点が!? ゲーテが述べる「機会の詩」とは何を意味するのか?
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小説『新事記』【第5回】吉開 輝隆
天地創造と神々の誕生をめぐる神秘の旅へ――双つ神と独り神、それぞれの役割と神代の物語を辿る壮大な神話的対話
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評論『詐欺師×スパイ×ジェントルマン』【第11回】鱸 一成
いったんほころびを見せた紳士同盟はもとに戻ることはなく、バーナードはリプリー宅から姿をくらました。そして数日後…
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評論『“魔法の国”日本 ~駐日アメリカ大使夫人が見た明治・大正の日本~』【第3回】中村 信弘
「桜の国ほど興味をそそられる国は他になかった」——日本が好きな外国人夫婦。そこへ訪れた喜ばしい出来事とは…
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評論『フローベールの秘密』【最終回】瀬戸 和子
20歳前後のフローベールにあった「両性具有」願望――「筋骨逞しい支配力ある男性と同時に美しい女性にもなってみたい」
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評論『戊辰戦争』【第3回】吉野 敏
天保7年7月10日、石巻で貧民が富豪を襲い打ち壊す騒動が勃発。これに伴い餓死者が相次ぎ死体が路傍に放棄され…
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評論『源氏物語探訪 ゲーテとともに』【第3回】田中 宗孝,田中 睦子
禁断の恋の真相――光源氏と藤壺の不倫は桐壺帝の思惑だったのか?
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小説『新事記』【第4回】吉開 輝隆
「天上界は神の国、すなわち、真実の国…真実のもとには、真実の慈悲があります。」
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評論『詐欺師×スパイ×ジェントルマン』【第10回】鱸 一成
紳士の仮面をかぶった詐欺師リプリーが立ち上げた危険な同盟関係。ある事件をきっかけに綻びが…【ハイスミス作品論】
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評論『“魔法の国”日本 ~駐日アメリカ大使夫人が見た明治・大正の日本~』【第2回】中村 信弘
日本に"魔法"をかけられた――アメリカ人女性が罠にかかったかのように何度も日本に帰ってくることになった理由とは…
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評論『フローベールの秘密』【第11回】瀬戸 和子
女性への恐怖と、限りない欲望…〈妊娠〉という現実が介入すると消えてしまう恋【フローベール作品を読み解く】
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評論『戊辰戦争』【第2回】吉野 敏
飢饉により備蓄米すらもなくなった領民は春、夏は野菜、山菜そして草の根まで食い尽くした。秋になると更に悲惨になり――
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評論『源氏物語探訪 ゲーテとともに』【第2回】田中 宗孝,田中 睦子
『源氏物語』は、ゲーテの文学論によってより深く読み解くことができる!? 紫式部が書き綴る情景にゲートの言葉を重ねると…
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小説『新事記』【第3回】吉開 輝隆
えっ、私が神に!? 我の神(あれの命)が案内する、"神になる方法"と天上界へのスピリチュアルな旅がはじまる
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評論『詐欺師×スパイ×ジェントルマン』【第9回】鱸 一成
リプリーは自由と平等の国アメリカではなく、階級社会のフランスで正統派紳士=カントリー・ジェントルマンになることを目指した
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評論『“魔法の国”日本 ~駐日アメリカ大使夫人が見た明治・大正の日本~』【新連載】中村 信弘
一人のアメリカ人女性は、日本を「魔法の国」という言葉で表現した。皇室の作法・習慣、そして芸術は異国の人の目にはどのように映っていたのだろうか...