その当時韓国は経済的に大変困っている時代です。ただ食事は安く、お昼の定食は百円出せば十分食べることができました。近くの市場に食料品を買いに行った時、市場の高齢の店員が、金持ちの奥さんだなぁーと思えるお客さんには安く売っているように感じました。私はその状況を観察して、「私にも同じ値段でください」と言って物を買ったりしました。時には市場のアジモニ(おばさん)と喧嘩をしたこともあります。買い物の時、韓…
家族の記事一覧
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エッセイ『オモニへの讃歌』【第14回】李 順子
「金持ちには安く」が当たり前? 昔、韓国の市場で体験した衝撃と葛藤、子供をまるで犬ころのように追い払う男性もいて…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【最終回】上島 薫
容態が急変した夫のもとに駆け付けると、「脳は再出血によりもう機能していません。心臓は長くはもたないと思います」と…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第23回】上島 薫
「また明日も来るからね」と、握っていた夫の手を離した…。その日が、最後の日になった。面会を始めて4日目のことだった。
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第22回】上島 薫
「子どもが大きくなったら」「おじいちゃんおばあちゃんになったら」些細な夢がたくさんあったのに。私と幼い息子を残して夫は…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第21回】上島 薫
母との絶縁、パニック障害、アルコール依存…そんな中で、息子は4歳になっていた。いっそ、私を責めたて罵倒してくれたらと…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第20回】上島 薫
母とは二度と関わらない、縁を切ろう。母にとって都合のいい娘で居続ける、親子ごっこは懲り懲りだ。頭では理解していたが…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第19回】上島 薫
夫から誕生日にサプライズ…「次は、40歳の時だね」だけど、それは叶わぬ夢となった。私は34歳で一人になった。
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第18回】上島 薫
子育ての現実…24時間スタンバイ状態の私。夫は、朝早く夜は遅い。両親は手助けする気なしで、義母は介護に追われてる。
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第17回】上島 薫
風俗嬢という仕事に依存していた。“男”への私なりの復讐だった。「どうして、自分の価値を下げようとするの」と彼氏は聞くが…
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小説『曽我兄弟より熱を込めて』【最終回】坂口 螢火
用意した死に装束を、我が子に着せる。まだこんなに小さいのに、斬首だなんて…私が身代わりになって死にたい!
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第16回】上島 薫
拒食症。体重は37kg。入院も点滴も断り続けた。やったらやった分だけ結果がついてくる、人生で初めての達成感だったから…
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エッセイ『パパこそ日記をつけなさい』【最終回】パパコーチゆーき(浅黄 祐樹)
【子育て】「お片付けやりなー」「知ってるよー(怒)」子どもだって命令されるのは嫌!指示するのではなく…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第15回】上島 薫
「あぁ、また私、死に損なっちゃったのか」自殺未遂と精神科入退院を繰り返した日々。目を開くと病院の天井が見えた瞬間…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第14回】上島 薫
未遂とはいえ、私は10年もがき苦しんできた。この問題に向き合おう。本人とちゃんと話そう。だが、彼の返答は「覚えてない」
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小説『遥かな幻想曲』【第17回】尾島 聡
今日妻が入院する――病院までエアコンの送風音だけが車内を満たす二人だけのドライブ
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第13回】上島 薫
「それは性被害といえるのか?」…兄の友達にされたこと、10年間隠してきたあの日の出来事を、遂にすべて両親に話した。だが…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第12回】上島 薫
彼に援助交際の事実を話した。これですべて終わりだと思った。だが、彼から「別れよう」という言葉はなく…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第11回】上島 薫
援助交際を始めた。彼氏に不満があるわけでもなく、特に理由はなかった。その人とホテルに入り、終わると彼氏のアパートに帰った
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第10回】上島 薫
(帰りたくない。帰れない。もう学校にも行けない。もう嫌だ、限界だ。)すがるような気持ちで彼氏の家へ行ったのに…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第9回】上島 薫
フラッシュバック。彼はあの人じゃないし、あの日触られたところでもないのに、どうして…好きなのに、震えと恐怖が止まらない。