テレビは点けたままです。いつもテレビを消すと目を覚ますのでテレビはそのままにしておきました。お爺さんは、仕方がないので、一人でお茶をいれ、ゆっくりよく味わうように飲みました。そして、今日あったことを一つ一つ思い浮かべ、自分が年を取ったことを痛感しました。朝から夜までの時間を何事もなく過ごすのは何と大変なことか。これから先、死ぬまでこの生活を続けることができるのか。気分が沈んでいきました。さらに今…
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小説『猫と狸と、ときどき故郷』【第7回】宮本 正浩
猫の社会にも人間と同じように介護施設のあることをご存じですか。猫は死を恐れません。
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小説『おーい、村長さん』【第13回】浅野 トシユキ
扉を開けると目の前を白いものがすうーっと飛んでいった!その正体は…
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小説『アルゴス』【第16回】宿川 花梨
母は、僕の腕から血を採ると、それをそのまま少女に注射した。「あなたは特別なのよ」―僕は…何者なの?
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小説『鶸色のすみか』【第16回】野原 ルイ
彼の奥さんは乳がんの闘病中、豪雨災害で亡くなった。―だが、彼女の遺体が発見された場所で、男性看護師とその車も発見され…
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絵本・漫画『円=まどか』【第2回】石川 幸生
男女同権ならば、女性徴兵!さらに、結婚税・誕生税・障がい者税・死亡税…。ヒトデナシ首相の政策、どうなる!?
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小説『猫と狸と、ときどき故郷』【第6回】宮本 正浩
「高齢者にとって世の中は危険に満ちている」ゆっくりゆっくりとバスや電車から降りて気を付けて生活するお爺さん
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小説『おーい、村長さん』【第12回】浅野 トシユキ
「これは双子にしかわからない感覚なんだ」亡き兄の自分への想いに涙。
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小説『アルゴス』【第15回】宿川 花梨
「息子が死にました。…いえ、私が殺しました」―生まれてきた子は化け物だった。目を閉じさせ「おやすみ」と言うと首を絞めて…
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小説『鶸色のすみか』【第15回】野原 ルイ
母の亡骸を見ても悲しみが湧かなかった。支配された心が解放されると思ったけれど―亡くなって一年経っても、母が私を呼ぶ声が…
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絵本・漫画『円=まどか』【新連載】石川 幸生
学校や職場でのいじめ、セクハラやパワハラや自然災害など、現代はストレス社会…。このストレスをなくすことはできないのか?
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小説『インスタント・ストーリーズ』【最終回】紀伊 みたこ
入居したての家では、盛大に屁をこくこともはばかられる。
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小説『インスタント・ストーリーズ』【第15回】紀伊 みたこ
物件探しの未来。求められるのは、借り主と家の双方の気持ちの合意。
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小説『インスタント・ストーリーズ』【第14回】紀伊 みたこ
ボクの仕事は、いわゆる肉体労働と呼ばれるものだ。
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小説『猫と狸と、ときどき故郷』【第5回】宮本 正浩
「鼻の手術が日本を救うという訳にはいかないのですね」再会した狸のタクシードライバーとの会話は、思わぬ方向へ弾んでいって…
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小説『インスタント・ストーリーズ』【第13回】紀伊 みたこ
結婚を選ばず、母と同居の道を選んだ自分。積み重ねてきた人生は財産だと思える。
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小説『インスタント・ストーリーズ』【第12回】紀伊 みたこ
選ばなかった方の人生のシナリオの先には何があったのか......ドキドキしながらページをめくる。
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小説『インスタント・ストーリーズ』【第11回】紀伊 みたこ
母の遺品整理中に見つけた一冊の本。そこには誰にも話したことがない思い出が綴られていて......
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小説『インスタント・ストーリーズ』【第10回】紀伊 みたこ
自販機で必ず当たりが出る男。いつの間にか、当たることこそが日課になっていた。
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小説『インスタント・ストーリーズ』【第9回】紀伊 みたこ
もしかしたら見間違いかもしれないと、願望に近い考えが頭をよぎる。
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小説『インスタント・ストーリーズ』【第8回】紀伊 みたこ
「だーるーまーさんが、こーろーんだ!」誰もいない廊下でひとり、恐怖でいっぱいになる