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  1. エッセイ
    『犬のバトン』
    【第9回】
    竹本 祐子
    1位 1

    台所からプラスチックが燃えたような異臭が…父を問いただすと、得意げに「魚を焼いたんだ」と。見ると青くてドロッとした物体が…

    【前回記事を読む】【子犬が家にやってきた!】さて、名前を付けるのが難題。甥っ子が、ふと思いつき——愛犬の名が決まった父はいわゆる「昔人間」だから、仕方がないといえば仕方がないが、六年ほど前に母が脳梗…
  2. 小説
    『愛ラブ猫 I Love Neko』
    【第4回】
    山本 十夢,谷口 富
    2位 2

    やっと再会できた…これから一緒に住める、それだけで十分だ

    おじちゃんとおばちゃんが、いそがしくパンを運んで棚に並べていた。「ミャーォ」まだ、おじちゃんも、おばちゃんも、ぼくの声に気がつかない。「ミャーオ、ミャーオ」思いきり声を出した。「ん? おおっ?」「ポ…
  3. 俳句・短歌
    『【終戦80年】戦争体験ピックアップ』
    【最終回】
    田中 祐子
    3位 3

    【終戦80年】焼いている最中も、従妹の体はピクンと動く。「まだ生きとる!」と思っても「イヤ、死んどる」と焼き続けた。私は何を…

    【前回記事を読む】【終戦80年】「焼け死ぬるけえ、早う逃げんさい」――ピカっとした瞬間、意識を失った。気が付くと潰れた家の下敷きになっていて…裸同然の人達は不安と苦痛で呻き、泣き大声で喚き、この世の…
  4. エッセイ
    『鬼がくれた奇跡』
    【第9回】
    間﨑 由美
    4位 4

    学校にまでサラ金業者が来て、私のフルネームを叫ばれた。「〇〇の父親はお金を返さない卑怯者でぇす!」同級生にも聞かれたが…

    【前回の記事を読む】1円玉と5円玉が詰まったビニールを持って、同級生が働くコンビニへ…父の裏拳で顔が腫れたままの私を見て、察した同級生は…サラ金業者を何とかして諦めさせて追い返すと、父さんはちょっと…
  5. 小説
    『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』
    【最終回】
    月川 みのり
    5位 5

    あの時と同じ露天風呂…でもあの時よりもずっと深く、愛しあった。「もう1回だけ」と囁かれ、湯けむりのなか重なりあって…

    【前回記事を読む】潰れかけの旅館を救ったのは、女将の”ある投稿”だった。3万人に見られて「泣きました」の声が殺到…旅館を救った意外なものとは?年が明けた。旅館の前の雪を掻きながら、よし子は白い息を吐…
  6. 小説
    『愛ラブ猫 I Love Neko』
    【第7回】
    山本 十夢,谷口 富
    6位 6

    「フーッ」と何度も威嚇するミミ。ついにゲージを開けたら…

    つぎの日もケージごしに、ミミとおじいさんのにらみあいが続つづいた。缶詰のフードと水みずをとりかえても、まったく反応がなかった。ケージに近づいていくと「フーッ」と何度も威嚇した。それが4日目のことじゃ…
  7. エッセイ
    『犬のバトン』
    【第10回】
    竹本 祐子
    7位 7

    散歩中、愛犬が突然動かなくなった。必死の顔で私を見てくる…なぜ?とりあえず抱き上げて体を見てみると、理由が分かった。

    【前回記事を読む】台所からプラスチックが燃えたような異臭が…父を問いただすと、得意げに「魚を焼いたんだ」と。見ると青くてドロッとした物体が…酒蔵(さかぐら)らしく、小さな樽で犬小屋を作ってもらう。仕…
  8. 小説
    『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』
    【第32回】
    武 きき
    8位 8

    工場で棚が崩れ専務をかばった副社長が大けが…。手術は長引き、家族は不安な時間を過ごしていた

    【前回の記事を読む】「緊急搬送されています。左足の親指から切れてしまい…」「足の親指を切断!?」嫌な予感は的中した。急いで病院に向かうと…幸也さんが来た。「お姉さん、兄貴は!」「まだ手術中よ。夕方六…
  9. エッセイ
    『鬼がくれた奇跡』
    【第10回】
    間﨑 由美
    9位 9

    父から逃げてきた私に母は「もうお前の面倒は見られない」と、2万円だけくれた。私は高校に通いながら1人で生活することに…

    【前回の記事を読む】学校にまでサラ金業者が来て、私のフルネームを叫ばれた。「〇〇の父親はお金を返さない卑怯者でぇす!」同級生にも聞かれたが…ただ、寿荘は築五十年を超える古い建物で、床下が深くて八十セ…
  10. 小説
    『終恋 ーSHURENー[注目連載ピックアップ]』
    【第11回】
    高生 椰子
    10位 10

    「三人でシよう」彼が同僚を連れてきて言った。私はただの遊びの女で、愛し合っていると思っていたのは私の錯覚だった…

    【前回の記事を読む】「こんなんでは妊娠せぇへんから…。好きやから、やらして」親への後ろめたさを感じながら車の中で…〈件名〉再会の再会早く逢いたいって言うと【2】にがっついているようで恥ずかしいのです…
  11. 小説
    『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』
    【第34回】
    武 きき
    11位 11

    久しぶりに返ってきた夫。「お帰りなさい」私は胸で優しく抱きしめた。「ただいま」と言って彼は私のブラウスのボタンを外し…

    【前回の記事を読む】手術後、目が覚めた夫。痛みに耐えている姿を見ているのが辛かった。私は手を握って励ますことしかできず…リハビリが始まった。一日三回。頑張れ。みるみるうちに、歩けるようになり、屈伸運…
  12. 小説
    『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』
    【第35回】
    武 きき
    12位 12

    「会いたかった!愛しているよ」——出張先にサプライズで来てくれた妻。僕は嬉しくて抱きしめて、キスをして…

    【前回の記事を読む】久しぶりに返ってきた夫。「お帰りなさい」私は胸で優しく抱きしめた。「ただいま」と言って彼は私のブラウスのボタンを外し…「女性は、押して、押して、時々、引くんだよ」「僕は、押して、…
  13. 小説
    『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』
    【第33回】
    武 きき
    13位 13

    手術後、目が覚めた夫。痛みに耐えている姿を見ているのが辛かった。私は手を握って励ますことしかできず…

    【前回の記事を読む】工場で棚が崩れ専務をかばった副社長が大けが…。手術は長引き、家族は不安な時間を過ごしていた三十分もすると、顔をゆがめている。辛そう。手を握ってあげるしか出来ない。ごめんね。痛みが…
  14. 小説
    『あら、50歳独身いいかも![2025年話題作ピックアップ]』
    【第24回】
    武 きき
    14位 14

    「この状況を説明して!」——朝目が覚めると妻が鬼の形相で目の前に立っていた。横を見ると、若い女性が寝ていて…

    【前回の記事を読む】夫に会いに出張先の名古屋へ。会った途端、「待っていたよ。君がいないと生きられない」と言って抱きついてきて…翌朝、「美樹、今日帰るんだよね」と、寂しそう。「明日、帰る事にしましたよ…
  15. 小説
    『大人の恋愛ピックアップ』
    【第183回】
    武 きき
    15位 15

    熱いキスをすると彼女の頬が染まり、どきどきしているのが伝わってきた。僕は激しく、優しく彼女を抱いて…

    【前回の記事を読む】「追いつかないほど、愛してくれる……彼に溺れてしまう」――年齢差なんて忘れてしまうくらい彼を好きになっていた僕は何もできない。悔しい!「安、彼女はいつも話もしないで、二時間いて帰…
  16. 小説
    『愛しき女性たちへ[注目連載ピックアップ]』
    【第22回】
    白金 かおる
    16位 16

    マッチングアプリで出会った女性と初デート。新橋にほど近いシティホテルのティールームで待っていると、そこに現れたのは…

    【前回の記事を読む】「交際クラブの女性には必ずロングではないスカートを履くように指導している。」それに対して男性は…三十四歳とあるが大人の女性だと感じた。さらに、「私は高級ブランドショップで接客をし…
  17. 小説
    『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』
    【第30回】
    武 きき
    17位 17

    交通事故を起こした相手が謝罪のために訪ねてきた。ところが話は思わぬ方向へ…。「奥様のおはぎを、ぜひいただけませんか⁉」

    【前回の記事を読む】「まるで小学生の遠足のようだ」思わぬ事故で松葉杖生活に。しかし、妻が毎日お弁当を作ってくれるようになり…「奥様の手作りですか?」「ええ、妻のおはぎは評判がいいですよ。うちの社長始…
  18. 小説
    『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』
    【第6回】
    月川 みのり
    18位 18

    2度目のキスは、あの夜よりも深かった…体の隅々まで優しく触れられて、声が漏れてしまった。体中に電流が走るような感覚がして…

    【前回記事を読む】目を閉じると、柔らかくて温かいキス…膝が折れそうになった私を彼が支えてくれて「ずっと、こうしたかった」と囁かれ…あの夕暮れのキスから3日が経っていた。よし子は藤堂さんの顔をまともに…
  19. 小説
    『愛ラブ猫 I Love Neko』
    【第6回】
    山本 十夢,谷口 富
    19位 19

    おじいさんが近づけば「フーッ」と威嚇する猫。エサも食べず…

    すると三毛猫は、プライドを傷つけられたのか、「フーッ!」と、目を三角にしておじいさんを威嚇した。手を差し出すと、爪でサッと引っかいたんじゃ。孫は、その場の重たい空気を察してのう。「おじいちゃん、この…
  20. エッセイ
    『朝陽を待ちわびて[人気連載ピックアップ]』
    【第11回】
    桜木 光一
    20位 20

    「立ったよ! 奇跡だ! 凄いよ!!」下を向き泣きながら叫んだリハビリ医師。二度と立てないかもと諦めていた妻が…

    【前回の記事を読む】当たり前にできた「寝る、座る」が妻には地獄の苦しみに…毎日が限界との闘い腰を守るコルセットが到着した。「妻をしっかり守ってくれよ」とその相棒に頼み、丁寧に触れてみた。リハビリ医師…