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  1. 小説
    『哀瞳のレムリア』
    【第3回】
    岩下 光由記
    1位 1

    日本が好きなフィリピン人の友人。「日本は昔酷いことをしたのに…どうして?」と尋ねると…

    その日の仕事を終え家に戻り、電気をつけて、「ふー」と息を吐いて部屋に帰った亜美は、冷えたレモンサワーを飲みながら、ニュースを流していた。「飯田橋の交差点で、乗用車が信号待ちをしている人へ突っ込む事故…
  2. エッセイ
    『あなたがいたから』
    【第14回】
    坂本 りの
    2位 2

    治療で言葉がうまく出てこない夫。彼が今どう思っているのかを知りたくて…

    一回目の再発が九月、サイバーナイフ治療で、再発した腫瘍部分が消えたものの、退院して一度は元気になった彼も、今思うと十二月頃から次第に元気も無くなり、あまりもう生きられないという事を意識していた様に思…
  3. 健康・暮らし・子育て
    『がんを自分らしく生ききる』
    【第3回】
    村川 康子
    3位 3

    患者さんが来ない…。自動車事故にあったと連絡があり、ニュースを見たら…絶句

    (1)時間的負担外来抗がん剤治療は1時間程度の比較的短いものから、6時間を超える長丁場の治療もあります。ある患者さんの例を示します。膵臓がんで一日目に約5時間の抗がん剤治療、それに引き続き48時間持…
  4. 小説
    『迷いながら揺れ動く女のこころ』
    【第17回】
    松村 勝正
    4位 4

    あの日深夜に主人の部屋での出来事があってから気持ちが揺らぎ、つい聞き耳を…

    テレビドラマに見る、子供のいる家庭で、笑い声や子供たちの言い争う言葉の嵐の中での生活を望んでいたわけではないが、山形家のような大人三人だけの殺風景な生活に何か物足りなさを感じて、自分が結婚生活を描い…
  5. 小説
    『ミネルヴァの梟』
    【第7回】
    御田 観月
    5位 5

    ある日突然の呼び出し。一般社員には生涯縁のない本社人事部に足を踏み入れると…

    ある日のこと、渉太郎は、人事部から突然の電話を受けた。本社ビルにすぐ来てほしいとの内容であった。思い当たる節もないまま、首を傾げて考え込んでいるところに、めったに話す機会のない事業本部長からも内線電…
  6. 小説
    『哀瞳のレムリア』
    【第2回】
    岩下 光由記
    6位 6

    潜った海や海辺の情景が折り重なるような不思議な夢をたびたび見るようになり…

    亜美   19‌9‌5‌年生まれ。     パラオ旅行や留学時代の経験などから、魂の繋がりを意識し始める。亜美の父 19‌6‌3‌年生まれ。56歳のときに病気で他界。     亜美にメッセージを残す…
  7. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版]』
    【第2回】
    松谷 美善
    7位 7

    うんていから落ちて救急車で運ばれ目が覚めると不機嫌な母の顔があり…

    だいたい、いつまで家族三人が同じ屋根の下に一緒に住んでいたか覚えていない。父さんの姿は輪郭だけしか思い出せなくて、いつも西日だけしか当たらない、夏は地獄のように暑い台所で、機嫌が悪くしゃべらない父の…
  8. エッセイ
    『朝陽を待ちわびて』
    【第3回】
    桜木 光一
    8位 8

    妻の自殺未遂の原因は夫である私のDVと思われつらい日々。ある日廊下で号泣すると…

    ■2021年10月21日「呼び戻してあげて!」看護師は初めて、私に対して語気を強めた。私は震える声で「三途の川だから行っちゃダメ」と耳元で繰り返し伝えた。その声は徐々に大きくなり、最後は「川の子供よ…
  9. 小説
    『インスタント・ストーリーズ』
    【第6回】
    紀伊 みたこ
    9位 9

    知らない番号からの電話にでるとカスタマーセンターのお姉さんで先日の夫は実は…

    帰宅したユウタはスマホ片手に目の前のカレーを表情も変えずに頬張り続けるのだ。「美味しい? 時間をかけて作ったのよ」「あぁ……うん」しびれを切らしたサトコの問いかけにも、ユウタは返事ともいえない返しを…
  10. 小説
    『司法崩壊! ~刑務所が足りない!起訴できない!~』
    【第5回】
    利根川 尊徳
    10位 10

    「警子のけいの字が警察の警って、よくそんな名前付けたよな」とつい口にしてしまった

    昼食を食べ終える頃、桜田が「こんな食事を規則正しく摂取していたなら、痛風や糖尿病持ちの反社の幹部達も、食事療法とタバコもお酒も飲めない徹底した節制のお陰で頗(すこぶ)る健康な体になって出所していくわ…
  11. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版]』
    【新連載】
    松谷 美善
    11位 11

    担任の女教師から言われた差別的なひと言。そして、いじめ。僕は高校を2か月でやめた

    ただ一人で育ててくれた母さんの、笑った顔を覚えていない。カーテンの奥にある、俺の寝床に入ってくると、いつも小言ばかりだった。「あんたは何時まで寝ているの? ゴミをまとめなさいと言ったでしょ。毎晩遅く…
  12. 小説
    『弔いの回想録』
    【新連載】
    松田 浩一
    12位 12

    小学校三年生の時に出会い、中学校三年の都立高校受験では共に失敗。今日は彼の誘いで同じ高校に進学し、同じ公務員として歩んだ君の告別式

    平成十八年三月八日、多摩都市モノレール泉体育館駅から徒歩で八分の祭場にて、友人の西浩二君の告別式が執り行われた。駅から祭場までの間、故人を回想しながら、向かったので想い出は尽きない。彼との関係は、小…
  13. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版]』
    【第3回】
    松谷 美善
    13位 13

    修学旅行欠席で返してもらったお金は八万円。その内半分程度である物を買ってもらい…

    修学旅行には、積立金のほかに体験学習費の名目で、お金を追加で払うことになっていた。だからというわけではないのだろうが、旅行に参加しない子がクラスに四、五人はいた。社宅や大きな団地に住んでいる子、それ…
  14. エッセイ
    『未来都市神戸構想』
    【第3回】
    白川 欽一
    14位 14

    明石海峡大橋の構想を描き神戸に恩恵をもたらした元原口忠次郎市長

    増改築可能で火災と地震、台風に強い建築工法が確立します。形状もドーム型、石油タンク型、ピラミッド型など自由な発想で使い勝手の良いデザインの建物になるでしょう。発想力豊かな設計士と建築工学の進化で驚く…
  15. エッセイ
    『米国への往復きっぷ』
    【第6回】
    大橋 慶一
    15位 15

    東京大学文科一類を受験。合格したと思っていたのに、合格者名簿に自分の名前はなかった

    今度はちょっと昔のことを書く。学校はどんなところに行かれましたかと聞かれて、「中学高校は、教育大学附属駒場中学高校でした」「今の筑波大学附属駒場ですね。略して、筑駒という進学校でしょう」「それから、…
  16. 小説
    『哀瞳のレムリア』
    【新連載】
    岩下 光由記
    16位 16

    神話のような名前を持つ後輩。その死は何故か私の心をざわめかせた

    有史以前、氷河期よりもはるかはるか太古の昔、この星にはレムリアという文明があった。その足跡は世界中に散っていった、海のように青い宝石が砕けたように……。そして現代を生きる人々の魂へ静かにその記憶の波…
  17. 小説
    『紅の脈絡』
    【新連載】
    水無月 慧子
    17位 17

    道路工事に当たった囚人のうち、211名が命を落とした。その中には鎖をつけられたまま脱走を試みたが捕まった者も…

    「けもの道」しかなかったこの宇留邊(うるべ)に、初めて本格的な道路が作られたのは、一八九一(明治二十四)年のことであった。工事に当たった囚人のうち、二百十一名が命を落とした。その中には鎖をつけられた…
  18. 小説
    『迷いながら揺れ動く女のこころ』
    【第16回】
    松村 勝正
    18位 18

    自分磨きに興味を持った家政婦に「奥さんに間違えられたっていいものね」

    美月が美代子に向かって「テレビの宣伝で使用前、使用後の体を見せてるどこかのジムのコマーシャルを見ていて感じるんだけど、あれって本当にスリムになるんですかね?」「私もよく分からないけど、パーソナルトレ…
  19. エッセイ
    『あなたがいたから』
    【第13回】
    坂本 りの
    19位 19

    消えた再発部分。安堵のはずが芽生え始めた「死」への意識が押し寄せてきて…

    再発退院してから分かった事は、最初大学病院で手術後、放射線治療で髪が抜けるかなと思ったのが、あまり変化が無く良かったと思ったのに、サイバーナイフ治療を終えた後、放射線を当てた部分だけが見事に髪が抜け…
  20. エッセイ
    『えこちゃんのドタバタ人生譚』
    【第2回】
    おかの えいこ
    20位 20

    生後まもなく脳性小児麻痺に罹った次姉。グラグラしながらも必死で立つ次姉の姿に感激

    翌年(昭和二十九年)の春、父と母は名立から北に百キロほど離れた、三島郡和島村さんとうぐんわしまむら(現在は長岡市)の小学校に転勤しました。村には二つ小学校があり、山あいの小学校に父が、里に近い小学校…