人気記事ランキング

  1. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第6回】
    松谷 美善
    1位 1

    母さんが死んだ。葬式はできず、骨壺に入れられて戻ってきた母。父からは「かかったお金はお前が働いて返せ」と請求書を渡され…

    【前回の記事を読む】もう、手の施しようがないと言われた母。離婚した父を頼ったが、面倒臭そうな反応をされ…。そしてたった四日で母さんは死んだ葬式は出せなかった。直葬を行い、母さんは骨壺に入れられて戻っ…
  2. エッセイ
    『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』
    【第14回】
    山口 ゆり子
    2位 2

    「お父さん、お帰りなさい!」…尋常ではない様子だった。その日を境にどうやら僕は、妻にとっての父親ということになったようだ。

    【前回記事を読む】まだ熱のある妻にいつもどおり弁当を作らせて仕事に行く以外、僕には能がない。妻から隠れたい。早く職場に向かいたい。情けない。門扉の軋む音を聞きつけて、いつもなら郁子が春彦の胸に飛び込…
  3. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](注目連載ピックアップ)』
    【第5回】
    松谷 美善
    3位 3

    ベッドに横たわる身体は、俺の知らない母さんだった。左半身だけがバタバタと動いている。医師は「今から話すことをよく聞いてね」と…

    【前回記事を読む】あまりに突然だった。ひきこもってた家の固定電話が鳴り、『お母様が職場から救急搬送され…至急病院へ来てください。』ここからバスと電車を乗り継いで、五十分ほどかかるその病院は、お世辞に…
  4. 小説
    『春のピエタ』
    【第2回】
    村田 歩
    4位 4

    「おかあさんが自殺したの!」しばらくの沈黙のあと、いつ、と押し殺した声がした

    達生は優子に、赤ん坊がいるのだからいったん家に帰るように勧めた。優子は素直に従うことにした。兄の劉生に連絡を入れたのかという娘の問いに、達生はまだだと首を振った。「奥が片づいたら連絡を入れるから」あ…
  5. 小説
    『高校生SM[注目連載ピックアップ] 』
    【第2回】
    大西 猛
    5位 5

    私の体を滅茶苦茶にしたあの人は、さえない中年の教師だった。前の席の女子が思わず「キモイんだけど」と漏らすような。

    【前回記事を読む】あの人は私を磔にして喜んでいた。私もそれをされて喜んでいた。初めて体を滅茶苦茶にされたときのように、体の奥底がさっきよりも熱くなった。あの人は私が通う高校の教師だった。高校は県でも…
  6. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第9回】
    松谷 美善
    6位 6

    16才で母を亡くした。一人で生きていくために頼った見ず知らずの相手はヤバい連中だった。連れて行かれた先で見たものとは…

    【前回の記事を読む】「キミ明日から来なくていいから」と突然の解雇。アパートの管理人からは「三日以内に次の部屋を探して、出て行ってくれ」と言われ…荷物といっても、布団代わりの寝袋と、服と下着が二、三枚…
  7. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第11回】
    松谷 美善
    7位 7

    マッチングアプリで出会った男に騙され監禁。そこには複数の女性がいて、上の階からは「お願い、殺さないで」と懇願する声が…

    【前回の記事を読む】マッチングアプリで出会った男性と夜の11時に待ち合わせ。渡された紙コップを一気に飲み干してしまったところ、記憶がなくなり…強い恐怖を感じながらも、あたしは言った。「あたしトイレに…
  8. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第8回】
    松谷 美善
    8位 8

    「キミ明日から来なくていいから」と突然の解雇。アパートの管理人からは「三日以内に次の部屋を探して、出て行ってくれ」と言われ…

    【前回の記事を読む】母さんが死んで、一人で生きていかなければならなくなった。高校中退後、月6万円での生活。お墓も作れず母さんの骨と一緒に暮らしたこのあいだ、俺がなにか技能を身につけたかというと、まだ…
  9. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第7回】
    松谷 美善
    9位 9

    母さんが死んで、一人で生きていかなければならなくなった。高校中退後、月6万円での生活。お墓も作れず母さんの骨と一緒に暮らした

    【前回の記事を読む】母さんが死んだ。葬式はできず、骨壺に入れられて戻ってきた母。父からは「かかったお金はお前が働いて返せ」と請求書を渡され…一日中、使いっぱしりをして、クタクタになって部屋にたどり着…
  10. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第10回】
    松谷 美善
    10位 10

    マッチングアプリで出会った男性と夜の11時に待ち合わせ。渡された紙コップを一気に飲み干してしまったところ、記憶がなくなり…

    【前回の記事を読む】16才で母を亡くした。一人で生きていくために頼った見ず知らずの相手はヤバい連中だった。連れて行かれた先で見たものとは…退屈していた。とにかく毎日が退屈だった。夫は今度、いつ帰って…
  11. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第12回】
    松谷 美善
    11位 11

    監禁されているここから絶対に生きて帰りたい…。ある明け方、今だ!と直感し、そっと音を立てないように、立ち上がったところ…

    【前回の記事を読む】マッチングアプリで出会った男に騙され監禁。そこには複数の女性がいて、上の階からは「お願い、殺さないで」と懇願する声が…あたしは液体を飲まされて、しばしば気を失った。そのうちに感覚…
  12. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第4回】
    松谷 美善
    12位 12

    ある日突然「お母さんが職場で倒れて救急搬送され、命の危険もある」と電話がかかってきて…

    【前回の記事を読む】修学旅行欠席で返してもらったお金は八万円。その内半分程度である物を買ってもらい…地方都市の公立の小中学校の教師は、みんなの前であからさまに、生徒の家の事情をポロっと口に出し、下手…
  13. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第5回】
    松谷 美善
    13位 13

    もう、手の施しようがないと言われた母。離婚した父を頼ったが、面倒臭そうな反応をされ…。そしてたった四日で母さんは死んだ

    【前回の記事を読む】ある日突然「お母さんが職場で倒れて救急搬送され、命の危険もある」と電話がかかってきて…ここからバスと電車を乗り継いで、五十分ほどかかるその病院は、お世辞にもキレイとは言いがたかっ…
  14. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第14回】
    松谷 美善
    14位 14

    後輩より給料が2万円低かったことを知ってショック…。腹を立てて転職した先は、なんと「詐欺会社」だった

    【前回の記事を読む】ある朝、僕の日常は一変する。工場に出勤したときに大騒ぎになっていた。あるトラブルの原因を僕のせいにされ…その次に勤めたのが、夫婦だけでやっている小さな食料品店だった。店長の夫は昔…
  15. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第13回】
    松谷 美善
    15位 15

    ある朝、僕の日常は一変する。工場に出勤したときに大騒ぎになっていた。あるトラブルの原因を僕のせいにされ…

    【前回の記事を読む】監禁されているここから絶対に生きて帰りたい…。ある明け方、今だ!と直感し、そっと音を立てないように、立ち上がったところ…ある朝、僕の日常は一変する。工場に出勤したときに大騒ぎにな…
  16. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](注目連載ピックアップ)』
    【第6回】
    松谷 美善
    16位 16

    母さんが死んだ。葬式はできず、骨壺に入れられ戻ってきた母。父からは「火葬費用はお前が働いて返せ」と請求書を渡され…

    【前回記事を読む】ベッドに横たわる身体は、俺の知らない母さんだった。左半身だけがバタバタと動いている。医師は「今から話すことをよく聞いてね」と…葬式は出せなかった。直葬を行い、母さんは骨壺に入れられ…
  17. エッセイ
    『Passengers[注目連載ピックアップ]』
    【第13回】
    桂 真風
    17位 17

    結核菌が確認されてすぐに転院してきた美少女。歩くのもやっとという状態は「結核文学」に登場する「薄幸の美少女」そのものだった

    【前回の記事を読む】結核病棟に入院していた年恰好の似た二人の女性。一人は幸せをつかみ、一人はこの世にいない。運命とはなんと残酷なことであろうか…事務所に連絡してカルテが届くのを待つ間、私は彼女のこと…
  18. エッセイ
    『不完全な親子[注目連載ピックアップ]』
    【第12回】
    松谷 美善
    18位 18

    週末になると、別居中の夫が洗濯物をたくさん持って私の実家に来る。そんな夫にあまりに冷たくあしらわれる私を見た母は…

    【前回記事を読む】子どもに詫びて――成長しても暴言・暴力は覚えている。叱咤激励のつもりでも、親子関係の闇は老後に顕在化し…これは母が晩年によくいっていた言葉です。母にとっては、「ありがとう」の代わり…
  19. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第20回】
    松谷 美善
    19位 19

    16歳の夏、母が脳梗塞で突然死んだ。未成年のうちから、両親がいなくなり路頭に迷ってしまった。なぜこうなってしまったのだろう…

    【前回の記事を読む】「至急、入院の準備をしてこちらの病院へ行ってください」と言われ、頭が真っ白になった!迎えにきた、民間の救急車の運転手に問われたことにも曖昧に返事しているうちに、私はうとうとしてし…
  20. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【最終回】
    松谷 美善
    20位 20

    木村のおばあさんから三千万円を騙し取った。それなのに、捕まった私の罪が軽くなるようにと嘆願書を書いてくれて…

    【前回の記事を読む】年寄りの寂しさにつけ入るのは、とてもたやすい作業だった。彼らが喜びそうなことを言うと、面白いように高齢者は私に騙された一見、気難しそうな男性も、何度も何度も足を運ぶことで、私を信…