人気記事ランキング

  1. エッセイ
    『一人十色』
    【第2回】
    イドゥルギ ヒロ
    1位 1

    「息子の顔が見たい」と言う妻に、私は「後でゆっくりね」と言ってしまった。だがそのあと妻は意識を失い、我が子に会えないまま…

    【前回記事を読む】「至急病院に来て欲しい」妊娠した妻の病院から電話があった。病院に飛ぶと、妻は集中治療室の中で......手術を終えて我が息子と初対面した。通常なら周囲に祝福される瞬間だが、低体重児…
  2. 小説
    『アントライユ』
    【第4回】
    鈴木 恋奈
    2位 2

    折角着た服はゆっくり脱がされ、力無く床に落ち互いの瞳に溺れた――私たちは溶ける様にベッドに沈んだ

    【前回の記事を読む】彼の父親と私の母が不倫。親族双方殴り合いの大事件になった。だが、彼の母親は「慰謝料は要らないから」とだけ言って姿を消し…行きつけのラーメン屋は今日、定休日だった。心が躍る様な味に…
  3. 小説
    『仙一』
    【第9回】
    古川 晋次
    3位 3

    浴衣をまとう肉付きの良い尻が、手の届く距離で動く。まるで誘われているかのような錯覚と、触りたい衝動が起こり…

    【前回の記事を読む】身体の奥深いところで変化が訪れている事は自分でも気がついていた。それは青年が誰でも体感する思い通りにならない性的な欲望で…その日の午後遅く、仙一は事務所で使いを頼まれた。専務の藤…
  4. 小説
    『大人の恋愛ピックアップ』
    【第33回】
    4位 4

    夫の不倫現場に遭遇し、別れを切り出した夜…。「やめて!」 夫は人が変わったように無理やりキスをし、パジャマを脱がしてきて…

    【前回の記事を読む】ホテルの出口から見知らぬ女と一緒に出てくる夫を目撃してしまう。悔しさがこみ上げる。許せない。裏切られた。離婚しよう。「明日から行くから」と。私は無視して二階に上がった。主人がシャ…
  5. 小説
    『弔いの回想録』
    【第11回】
    松田 浩一
    5位 5

    「アア、死んだ」部活でランニング中、陸上部が投げた円盤が後頭部に当たり意識が朦朧の中、救急車で病院に運ばれ…

    【前回の記事を読む】「危ない。止まれ!」の叫び声に立ち止まった瞬間、陸上部が投げた円盤が後頭部に直撃し…父親が西から聞いた話では、こんな顛末だったらしい。その事故を目撃した生徒は、当たった瞬間「アア…
  6. 小説
    『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[「バツ恋」人気御礼!武きき作品ピックアップ]』
    【第21回】
    武 きき
    6位 6

    私は10年前に亡くなった彼の妻にそっくりらしい。成長した息子達を呼んで「今までよく頑張りましたね」と両手で顔を包むと...

    【前回記事を読む】「今から女性へのいやらしい欲望を無くしてあげます。」親友の妻に目を閉じるよう言われて、体を彼女の方へ向けると…近藤さんの結婚式も終わり、俊さんが、「来週、京都に行かないか」「何か用…
  7. 小説
    『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[「バツ恋」人気御礼!武きき作品ピックアップ]』
    【第20回】
    武 きき
    7位 7

    「今から女性へのいやらしい欲望を無くしてあげます。」親友の妻に目を閉じるよう言われて、体を彼女の方へ向けると…

    【前回記事を読む】「奥さん、すごいなぁ」知り合いの社長に妻のプライベートな写真を見せると、もっと見たいとせがまれてしまい…今日は今井夫婦が宿泊予定だ。夜は十四階のラウンジで飲む約束だ。ゆりワールドが…
  8. 小説
    『エンゲージ・リング[注目連載ピックアップ]』
    【第6回】
    范 優生
    8位 8

    「話しておくべきことがあって、昔」…家まであと5分のところで後ろから羽交い絞めにされ…その人は近所に住む大学生だった。

    【前回記事を読む】職場の女2人、男1人の親友グループだったのに、彼氏ができて私と男が残された。酔った帰り道、男に突然手をつながれ…月並みだけど、本当に、いい人。直感的には、彼と付き合えば幸せになれる…
  9. 小説
    『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[「バツ恋」人気御礼!武きき作品ピックアップ]』
    【第22回】
    武 きき
    9位 9

    妻を亡くしてから10年の間に、肉感的な美女とたくさん…「でも、済んだらベッドを離れたんじゃないですか?」

    【前回記事を読む】私は10年前に亡くなった彼の妻にそっくりらしい。成長した息子達を呼んで「今までよく頑張りましたね」と両手で顔を包むと...「井上呉服屋さんまでお送りして」と秘書に。「今井さん、あり…
  10. 小説
    『人気ミステリーピックアップ』
    【新連載】
    由野 寿和
    10位 10

    父は窒息死、母は凍死、長女は溺死── 家族は4人、しかし死体は三つ、靴も3足。静岡県藤市十燈荘で起きた異様すぎる一家殺害事件

    【前回の記事を読む】静岡県一家三人殺害事件発生。その家はまるで息をするかのように、いや怒っているかのように、大きく立ちはだかり悠然としていた事件現場は藤市十燈荘だ。しかし、通報を受けて現場に出た警官…
  11. 小説
    『永遠と刹那の交差点に、君はいた。[注目連載ピックアップ]』
    【第20回】
    津田 卓也
    11位 11

    電車でぐったりしていた私に声をかけてきたのは、不倫相手の妻だった

    【前回の記事を読む】妻子ある男を運命と信じてしまい、禁断の愛に溺れて報われないと知り、苦しみに沈んでいった「これからどうなるのかしら?」河合は少し考えてから今日子を抱き締め、「好きだよ」と笑顔で言っ…
  12. 小説
    『エンゲージ・リング[注目連載ピックアップ]』
    【第8回】
    范 優生
    12位 12

    初めての夜は独特だった。「男なのに、それで満足できるの?」と聞くと、彼は不思議そうに「男だけ気持ちよくなるのは違う…」

    【前回記事を読む】「高校の頃の、あの光景を思い出して」大学生になっても、彼氏と関係を持ちたくなかった。でも、我慢できるはずもなくて…付き合って数か月後に、二人ともほろ酔いでいい気分だった時、初めて性…
  13. 小説
    『愛は楔に打たれ[人気連載ピックアップ]』
    【第12回】
    青石 蓮南
    13位 13

    母の不倫相手との間にできた子供が俺? だとすれば、離婚前に不倫をしていたのは父だけではなかったという事だ。なんて両親だ…

    翌朝、あおいは炊き立てのホットコーヒーとサンドイッチを朝食に出した。またしても、蓮にとってナイスなサプライズである。昨日の血液型の話などみんなすっかり忘れている様子で、平穏でゆったりとした休日を過ご…
  14. エッセイ
    『一人十色』
    【第3回】
    イドゥルギ ヒロ
    14位 14

    三歳の息子が「ママにしかられるから……」隠したシーツ――育児を任せきりにした自分を猛省したが手遅れだった

    【前回記事を読む】「息子の顔が見たい」と言う妻に、私は「後でゆっくりね」と言ってしまった。だがそのあと妻は意識を失い、我が子に会えないまま…息子が壊れ始めたのを知ったのは保育所から私に連絡があったか…
  15. 小説
    『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[「バツ恋」人気御礼!武きき作品ピックアップ]』
    【第19回】
    武 きき
    15位 15

    「奥さん、すごいなぁ」知り合いの社長に妻のプライベートな写真を見せると、もっと見たいとせがまれてしまい…

    【前回記事を読む】早めに夕食を済ませて「着替えてくるね」…スポーツ観戦のたびに服を変える妻。出てきた恰好は…その週末、企業会があって僕たちのグループも例年通り、招待があり参加した。「山本社長、ご参加…
  16. 小説
    『仙一』
    【第10回】
    古川 晋次
    16位 16

    「やっぱり大きかったわ」着物を巻き付けただけの姿で、背中に身体を預けてきて…耳元で囁いた。

    【前回の記事を読む】浴衣をまとう肉付きの良い尻が、手の届く距離で動く。まるで誘われているかのような錯覚と、触りたい衝動が起こり…いきなりの事で抵抗も出来ないまま、ましてや後ろから仙一を手で掴む様にさ…
  17. 小説
    『赤い靴』
    【第17回】
    高津 典昭
    17位 17

    「早く必要な物、これに入れて出なさい!」…娘との事後を平然と話す夫。このまま一緒に家にいれば、必ずまた手を出される。

    【前回の記事を読む】まさか実の娘を手籠めにするとは…天地がひっくり返るほど驚き足腰が立たなくなってその場にへたり込み…「あなた、自分がしたことわかってんの?」「はいはい」祐一は茶化した。「もう、あな…
  18. 小説
    『サトゥルヌス[注目連載ピックアップ]』
    【第12回】
    花田 由美子
    18位 18

    認知症の母を助けようと下敷きに…お腹の子の上に膝をつき、全体重をかけられた。激痛、足の間からは液体が流れ、赤ちゃんは…

    【前回の記事を読む】プロポーズされたのに、言えない…両親に家がないこと。借金まみれで、寮に住み込み、極狭スペースで寝起きしていること。「孝子」父親の声で目が覚める。「かあさんが、いない」孝子は腰かけ…
  19. 小説
    『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[「バツ恋」人気御礼!武きき作品ピックアップ]』
    【第23回】
    武 きき
    19位 19

    好みの女性がいたので、持っていたシャンパンを着物にひっかけた。「あっ、すみません」触れようと手を伸ばすと、女性は…

    【前回記事を読む】妻を亡くしてから10年の間に、肉感的な美女とたくさん…「でも、済んだらベッドを離れたんじゃないですか?」ず~っと笑っている。「社長、どうしたのですか?」「いや、すごく素敵な奥様だ。…
  20. 小説
    『大人の恋愛ピックアップ』
    【第67回】
    武 きき
    20位 20

    「私、初めてです。こんなに気持ちがいいって…」――彼の顔を見るのが恥ずかしい。顔が赤くなっているのが自分でも分かった

    【前回の記事を読む】「綺麗だ」バスタオルが落ち、丸裸になった私を彼は抱きしめた。「抱いていいかい?」手を引かれ、そのまま寝室へ行き…朝、いつものように、席に着いた。「どうした? 香子、妙に静かだな」…