人気記事ランキング

  1. 小説
    『眠れる森の復讐鬼』
    【第16回】
    春山 大樹
    1位 1

    トイレから泣き声が聞こえて…ドアを開けたら、親友が裸で泣いていた。あの三人はもういなかった。服は遠くに投げ捨ててあった

    「一体どうしたんだ? 急に」前を歩く一夏に追いつくと海智は訊ねたが、返事をしないので前に回って見ると、彼女はうつむいて震えていた。「一夏・・・・・・」「ここでは無理だから部屋で話す」震える声で答える…
  2. エッセイ
    『Re:start[人気連載ピックアップ]』
    【第12回】
    森 亜美
    2位 2

    自分の顔なのに凄く怖かった......夫は気を使って、窓ガラスの反射や鏡で今の姿が映らないようにしてくれた

    【前回の記事を読む】全身に負った大やけど。深刻な身体的ダメージだけではなく、幻覚や火事の夢にも苦しめられるように某大学病院では皮膚の培養ができるようで、太ももや鼠径部から皮膚を薄く取って培養させると…
  3. 評論
    『怪物退治の夏[注目連載ピックアップ]』
    【第2回】
    畑山 公希
    3位 3

    甲子園優勝候補・銚子商がまさかの16失点大敗……悪夢の初戦敗退

    【前回の記事を読む】かつて銚子商は甲子園に出場するほどの強豪校だった。その銚子商を率いていたのは名将・斎藤一之監督であった昭和48年3月27日。その日の夜、ある学校の野球部のバスが甲子園を後にした。…
  4. 小説
    『東京フェイクLove♡』
    【第11回】
    川田 レイ
    4位 4

    シンデレラタイムは終わり。ふと強烈に、客とセラピストでしかない関係性を突きつけられ...

    【前回の記事を読む】「ねえ、残り1時間だから、歌はやめてソファで甘えたい」カラオケを切って部屋を暗くし、膝の間からもたれかかると…流星の腕の中にしっかりと抱きしめられている時、真由子は何だか流星が、…
  5. 小説
    『同じ名前の鳥が鳴く』
    【第10回】
    なつきめい
    5位 5

    見てはいけない写真だった。今まで見たことのない母の姿がパソコンの「ゴミ箱」の中に

    その日の夜、私はダンスの練習に音源とそれを編集することが必要であると両親に伝え、ノートパソコンを買い与えてもらうことに成功した。そしてその翌日の放課後、前の日の練習に行かなかったことを詫びるのと同時…
  6. エッセイ
    『Re:start[人気連載ピックアップ]』
    【第9回】
    森 亜美
    6位 6

    信号無視の車が突っ込み、乗っていた車が炎上。後部座席にいた娘だけが救出された

    【前回の記事を読む】今では、指輪すらはめることができない......交通事故で車が炎上し、一瞬で壊された日常でもいつか、いや20周年でもいいから、死ぬまでに一度はウェディングドレスを着てみたいという…
  7. エッセイ
    『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』
    【第18回】
    山口 ゆり子
    7位 7

    堪らず見開いた視界に、亜希子が先ほどまで身体を預け快楽を貪りあっていた男はいなかった…

    【前回記事を読む】妻の姉をソファーに連れて行き、そこにそっと横たえた。彼女は泣き続けながらも、それに抵抗することはなかった郁子に対しても、両親に対しても、亜希子はずっと頼りになるお姉ちゃんを演じ続け…
  8. 小説
    『「本当の自分」殺人事件[注目連載ピックアップ]』
    【第4回】
    水木 三甫
    8位 8

    「もしもし、ある夫婦を別れさせて欲しいの」寝取っても寝取っても、奪えないのなら、と電話をかけた先は…

    【前回記事を読む】昼食に作ったパスタに、ビン半分のタバスコをかける友達。「辛いとか酸っぱいとか、あたしそういう刺激がたまらなく好き。」「実はね、光彦さんが浮気をしているみたいなの」「本当? どうして…
  9. 小説
    『愛しき女性たちへ』
    【第6回】
    白金 かおる
    9位 9

    「おねだりしてもいいですか?」銀座のクラブのお気に入りの女性から、そう耳元でささやかれ…

    「おねだりしてもいいですか?」珍しく幸恵が耳元でささやいた。「秀司さん、シャンパンを頂いていいですか?」今日は幸恵の誕生日で、食事をしながらシャンパンと白ワインを飲んだが、お店でもシャンパンを飲み直…
  10. エッセイ
    『Re:start[人気連載ピックアップ]』
    【第11回】
    森 亜美
    10位 10

    全身に負った大やけど。深刻な身体的ダメージだけではなく、幻覚や火事の夢にも苦しめられるように

    【前回の記事を読む】服も体も、真っ黒こげで病院に運ばれた私。「あれが奥さんです」と告げられた夫は、私が誰なのか判断がつかなかったある日、夫が私にこう言いました。「変わってあげたい」と。私は変わってほ…
  11. 小説
    『東京フェイクLove♡』
    【第9回】
    川田 レイ
    11位 11

    添い寝とハグで充分だったのに…イケメンセラピストは突然身体に覆い被さり、そのまま…

    【前回の記事を読む】新卒の男の子を出張マッサージに呼び出し。紙ブラとショーツ姿で布団にくるまり待っていると…流星は大きなリュックにシーツの上に敷く薄いシートアロマオイル、オイルを温める保温器などを持…
  12. エッセイ
    『Re:start[人気連載ピックアップ]』
    【第10回】
    森 亜美
    12位 12

    服も体も、真っ黒こげで病院に運ばれた私。「あれが奥さんです」と告げられた夫は、私が誰なのか判断がつかなかった

    【前回の記事を読む】信号無視の車が突っ込み、乗っていた車が炎上。後部座席にいた娘だけが救出された事故後すぐに私は、ドクターヘリで火傷治療に強いと言われる某大学病院の救急救命の集中治療室(EICU)に…
  13. 小説
    『大人の恋愛ピックアップ』
    【第2回】
    13位 13

    「もうあなたを愛せない!」別れを切り出した夜、主人は何も言わず私のベッドに入ってきて...

    【前回の記事を読む】ホテルの出口から見知らぬ女と一緒に出てくる夫を目撃してしまう。悔しさがこみ上げる。許せない。裏切られた。離婚しよう。「明日から行くから」と。私は無視して二階に上がった。主人がシャ…
  14. エッセイ
    『Re:start[人気連載ピックアップ]』
    【第13回】
    森 亜美
    14位 14

    大やけどで真っ黒になった、壊死した指。両手10本とも第1関節から切断することに

    【前回の記事を読む】自分の顔なのに凄く怖かった......夫は気を使って、窓ガラスの反射や鏡で今の姿が映らないようにしてくれたある日、手の指先が真っ黒になってしまっているのを見てしまった時には、火傷…
  15. 小説
    『愛は楔に打たれ[人気連載ピックアップ]』
    【第2回】
    青石 蓮南
    15位 15

    父に会いたい…。別れた父を求めて、かつて家族で暮らしていた家へ。十年ぶりに訪れたこの家に父はまだ住んでいるのだろうか…

    家の中は物音すらしない。時々、壁か屋根かが軋む音がする。木造二階建てのその家には、両親が離婚した小学一年の春に、有花と、兄の省吾と一緒に移り住んだ。縁側に座ると、遠くで野良猫が鳴く声が聞こえてきた。…
  16. エッセイ
    『Re:start[人気連載ピックアップ]』
    【第8回】
    森 亜美
    16位 16

    今では、指輪すらはめることができない......交通事故で車が炎上し、一瞬で壊された日常

    【前回の記事を読む】8月8日、縁起のいい日に次男が誕生。トマトが大好きで、食べかけのトマトをスーパーで購入したことも毎回性別を聞くのも楽しみでしたが、産まれてくるまでホントに女の子かどうか分からない…
  17. 小説
    『大人の恋愛ピックアップ』
    【第3回】
    武 きき
    17位 17

    帰ろうとすると「ダメだ。もう僕の物だ」――キスで唇をふさがれ終電にも間に合わずそのまま…

    【前回の記事を読む】10歳年下の彼から突然の告白。戸惑いつつも相手を試すように口にした「私を○○○みる?」その言葉とは…はぁ~とため息が出る。久しぶりに男の匂い。ゆっくりベッドを出て、シャワーへ。「…
  18. 小説
    『再愛なる聖槍』
    【第2回】
    由野 寿和
    18位 18

    離婚した妻と娘と久しぶりに再会。元妻から「大事な話があるの」

    惟子が時間に遅れるのは今に始まったことではない。交際していた大学時代からそうだった。 かつての惟子は本当に綺麗だった、と仲山は思い出す。いくら遅刻しようが、わがままを言おうが、大抵のことは容易(たや…
  19. 小説
    『迷いながら揺れ動く女のこころ[人気連載ピックアップ]』
    【第16回】
    松村 勝正
    19位 19

    「あなただって奥さんに間違えられたっていいものね。付き添いの女性が美しいほど主人も気分が良いでしょう」と家政婦に言ってみた

    【前回の記事を読む】あの日の夜のことは、私だけの秘め事。奥さまは何も知らないはずだ…。あの日以来、ご主人も私と距離を置こうと意識しているし…美月が美代子に向かって「テレビの宣伝で使用前、使用後の体を…
  20. 小説
    『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[人気連載ピックアップ]』
    【第3回】
    20位 20

    不倫した夫への最後の手紙。「私も新しい恋があるかもしれません。少しワクワクしています。」

    なんと目が覚めたのが八時だった。ゆっくり起きて朝食の準備、好きな目玉焼きとウインナーソーセージ、サラダ、いつもの食事。洗濯機を回しながら、コーヒーを飲む。これからの流れを書きながらため息が出る。離婚…