人気記事ランキング

  1. 小説
    『夫 失格[注目連載ピックアップ]』
    【第4回】
    時亘 一肇
    1位 1

    逆ギレ浮気夫に「いっそのこと、そのお相手に代わってもらいたい。私を自由にしてほしい」と打ち明けた。すると夫は一言…

    【前回記事を読む】夫の新聞の山から「たー君へ♡ ……晴香より」という便箋を発見。今日も朝帰りの夫に〈晴香さんと一緒?〉とメールした。孝雄の様子から、どうやら今日は仕事に行かないようなので、いよいよ晴…
  2. 実用
    『マンションの未来は住む人で決まる』
    【第15回】
    久保 依子
    2位 2

    あの臭いは人間の腐った臭いで、自分は何日も死体の隣に寝ていた。隣家の換気口から異臭がし、管理会社に連絡すると...

    「孤立死」と「孤独死」は意味が違うと言われている。孤独死とは、たまたま死んだときにひとりであった死を指す。近所に友人がいて、親族がたまに様子を見に来たりする、スーパーや病院などでも気にかけてくれる人…
  3. エッセイ
    『Passengers[注目連載ピックアップ]』
    【第11回】
    桂 真風
    3位 3

    そっと乱れた毛布を直し、「午後4時38分に亡くなられました」と家族に低い声で告げ、一歩下がって手を合わせ頭を垂たれた

    【前回の記事を読む】患者の最期の瞬間。家族は見送る準備ができていると感じ「もう何もせず、そっと送ろう」と決めた。ただ、看護師の表情には…静けさと沈黙が部屋に満ちている。聴診をしようとしてかがみ込んだ…
  4. 小説
    『終恋 [人気連載ピックアップ]』
    【新連載】
    高生 椰子
    4位 4

    一通のショートメール…45年前の初恋の人からだった。彼は私にとって初めての「男」で、そして、37年前に私を捨てた人だ。

    歩んだ人生は違っていたが、想いは同じだった。45年間を埋めるように最後の恋に賭けた二人。終活の中での終恋(しゅうれん)、残された時間は限られている。たとえ何があっても、私たちはこの恋を決して後悔はし…
  5. 小説
    『愛しき女性たちへ[人気連載ピックアップ]』
    【第14回】
    白金 かおる
    5位 5

    「浮気とかしないの?」「試してみますか?」冗談で言ったつもりだったがその後オトコとオンナになった

    【前回の記事を読む】不倫関係も長くなると新鮮味がなくなったのか会う頻度が少なくなり、そしてついに…美月は、役所が音頭を取る市街地再開発事業の行政側の担当者で、役人らしからぬ気さくな人柄ゆえに多くの関…
  6. 小説
    『夫 失格[注目連載ピックアップ]』
    【第6回】
    時亘 一肇
    6位 6

    「つぎ離婚って言ったら本当に離婚する」とモラハラ浮気夫と約束して数か月。再び「離婚だ!」と夫が言ったので…

    【前回記事を読む】テレビを消して黙々と食事する夫。食事が済んだら「俺は犬か! 俺はゴミか!」と、また急に訳の分からないことを怒鳴り始めた午後三時前頃に大きな地震が発生した。夜になっても電車が全面的に…
  7. 小説
    『夫 失格[注目連載ピックアップ]』
    【第8回】
    時亘 一肇
    7位 7

    さっきまで浮気相手とホテルにいたらしい夫。私に電話をかけてきて「電車を乗り過ごしたから、隣駅まで迎えにきて」

    【前回記事を読む】急いで危篤に駆け付けたのに、義母を看取ってあげられなかった。遅れてきたモラ夫に、開口一番「○○してこい」と言われたせいだ義母の四十九日の法要が終わって二週間ほど過ぎた七月の中旬、そ…
  8. 小説
    『夫 失格[注目連載ピックアップ]』
    【第9回】
    時亘 一肇
    8位 8

    「一緒の時間が一番幸せ♥」―ラブラブ浮気相手と旅行中の夫。衝動的に「訴えるぞ」とメールしてしまい…

    【前回記事を読む】さっきまで浮気相手とホテルにいたらしい夫。私に電話をかけてきて「電車を乗り過ごしたから、隣駅まで迎えにきて」孝雄にメールを……。〈いつも気を遣わせてばかりで、すみません――〉――お…
  9. 小説
    『夫 失格[注目連載ピックアップ]』
    【第7回】
    時亘 一肇
    9位 9

    急いで危篤に駆け付けたのに、義母を看取ってあげられなかった。遅れてきたモラ夫に、開口一番「○○してこい」と言われたせいだ

    【前回記事を読む】「つぎ離婚って言ったら本当に離婚する」とモラハラ浮気夫と約束して数か月。再び「離婚だ!」と夫が言ったので…〈すみません、一緒に会社を出た連中と会議の延長で、まだ話をしないと帰しても…
  10. 小説
    『夫 失格[注目連載ピックアップ]』
    【第5回】
    時亘 一肇
    10位 10

    テレビを消して黙々と食事する夫。食事が済んだら「俺は犬か! 俺はゴミか!」と、また急に訳の分からないことを怒鳴り始めた

    【前回記事を読む】逆ギレ浮気夫に「いっそのこと、そのお相手に代わってもらいたい。私を自由にしてほしい」と打ち明けた。すると夫は一言…昨夜、寝室から布団を運び出そうとした時、夫が「上で寝ないのか?」と…
  11. 小説
    『心ふたつ[人気連載ピックアップ]』
    【第13回】
    高田 知明
    11位 11

    想い人との結婚は出来ぬと諦めた。しかし婚姻の場に現れた綿帽子で顔を隠したその女性の正体は...!!

    【前回の記事を読む】俺だけではなく親さえ知らない花嫁。父親は「おまえは自分の力で嫁を決めることができる」という言葉を繰り返すだけで…日が西の空に傾き始めた暮れ六つ時、佐吉は、紋付羽織と袴姿に着替えさ…
  12. 小説
    『夫 失格[注目連載ピックアップ]』
    【第3回】
    時亘 一肇
    12位 12

    夫の新聞の山から「たー君へ♡ ……晴香より」という便箋を発見。今日も朝帰りの夫に〈晴香さんと一緒?〉とメールした。

    【前回記事を読む】「お前みたいな母親は、子どもが大きくなったら絶対に嫌われる」と言った夫。実際に嫌われたのは夫だが。義母が退院してきて、半月ほどが経った。今回は、だいぶ容態が落ち着いている。この日は…
  13. 小説
    『心ふたつ[人気連載ピックアップ]』
    【第12回】
    高田 知明
    13位 13

    俺だけではなく親さえ知らない花嫁。父親は「おまえは自分の力で嫁を決めることができる」という言葉を繰り返すだけで…

    【前回の記事を読む】祖父が語った一族の伝承話――養蚕技術を東北の宮下藩にもたらし事業拡大「さて、わしらのご先祖様の出世話はこれくらいにして、中村家当主に代々課されている秘事について話すとしよう」「秘…
  14. 小説
    『東京フェイクLove♡』
    【第29回】
    川田 レイ
    14位 14

    58歳の誕生日は3人で8時間使った。頬に軽く噛みつかれ、膝の上に座って甘えた。興に乗って2人を男子高校生役に、放課後授業に誘うと...

    【前回の記事を読む】58歳の誕生日、8時間ロング枠を予約した。花束を手に現れた彼とホテルへ。1時間もしないうちにシャワーを浴び…「……うーん、オンリーワンって感じかな……」(オンリーワンかあ……凄く…
  15. 小説
    『夫 失格[注目連載ピックアップ]』
    【第2回】
    時亘 一肇
    15位 15

    「お前みたいな母親は、子どもが大きくなったら絶対に嫌われる」と言った夫。実際に嫌われたのは夫だが。

    【前回記事を読む】「お袋をいじめるのはやめろ!」デイサービスへの送り迎えさえしない夫に言われた。義母の介護はすべて私がやってるのに。もっとも、孝雄がキレやすいことや、こうしたわけのわからない言動をす…
  16. 小説
    『夫 失格[注目連載ピックアップ]』
    【新連載】
    時亘 一肇
    16位 16

    「お袋をいじめるのはやめろ!」デイサービスへの送り迎えさえしない夫に言われた。義母の介護はすべて私がやってるのに。

    「景子けいこちゃん…ちょっと心臓が…苦しんやけど…」夜も更けてきた頃になって、義母が小さな声で、済まなそうに訴えた。義父が亡くなってから、ずっと大阪で独り暮らしをしていた義母を自宅に引き取り、介護し…
  17. 小説
    『東京フェイクLove♡』
    【最終回】
    川田 レイ
    17位 17

    「オシッコ漏れそうなの必死で耐えたんだからね!」高尾山を走って下山。恋人気分で登ったのに、銀座のホテルで次の仕事だと言われ…

    【前回の記事を読む】58歳の誕生日は3人で8時間使った。頬に軽く噛みつかれ、膝の上に座って甘えた。興に乗って2人を男子高校生役に、放課後授業に誘うと...燃えるような紅葉真っ盛りの高尾山への8時間デ…
  18. エッセイ
    『Return Journey』
    【第11回】
    福井 研一
    18位 18

    (ALSだろ? 知ってたわ)―やっと告げられた「筋萎縮性側索硬化症」。そのとき既に、検査から半年も経っていた。なぜもっと早く…

    【前回記事を読む】筋電図という検査は拷問だった。ぶっとい針を直接筋肉にぶっ刺して、なおかつ「チカラを入れろ」と言われ、それを何十箇所も…院内の面談室に通されて、老人の医師とその補佐であろう医師から伝…
  19. 小説
    『いつか海の見える街へ[人気連載ピックアップ]』
    【第5回】
    須賀 渚
    19位 19

    振り向いた彼の胸に手を当てて背伸びし、唇を重ねた――2人きりの店内。妻子のある彼に…

    【前回記事を読む】単身赴任中で、よく店に来ていた彼…そういえば彼が二階に上がったのはずいぶん前だった。噂では家族をこっちに呼んだとかで…カウンターに座ると熱いお絞りでゆっくりと手を拭った。烏賊(いか…
  20. 小説
    『心ふたつ[人気連載ピックアップ]』
    【第14回】
    高田 知明
    20位 20

    自分の花嫁の名前も顔も分からないまま披露宴は進んでいく。花嫁の顔を見ようと腰をかがめてみたが綿帽子で見えなかった...

    【前回の記事を読む】想い人との結婚は出来ぬと諦めた。しかし婚姻の場に現れた綿帽子で顔を隠したその女性の正体は...!!「ねえ、お爺ちゃん。体の具合でも悪いの?」俺は、聞いていいかどうか、ためらいつつ…