【前回の記事を読む】20歳で長女出産。里帰りはしなかった。寝不足や育児の疲れはあったが、誰にも干渉されない、ごく普通の幸せな日々を送った長女を出産して3年後、次女を出産した。次女の妊娠中も、暇が嫌いな私は、次は何の資格を取ろうか、と悩んでいた。今後は人生にプラスになるような資格がいいな。2人目の出産も前回お世話になったマロン先生にお願いすることにした。彼女と会うたび、やっぱり医者になりたい、とい…
新着記事一覧
-
エッセイ『腐ったみかんが医者になった日[注目連載ピックアップ]』【第22回】河原 風子
次女の妊娠中に医大への受験勉強。まずは公文式の通信教育で中学の数学から始めた。切迫早産で入院中も毎日ベッドの上で……
-
小説『なでしこの記憶』【第9回】坪井 聖
「そんなんだから非モテなんだよ!」入学式で偶然の再会。しばらくむっとした顔で互いに睨み合い…
-
小説『たかちゃん幻想絵巻』【第7回】齋藤 務
祖母はおかしな人だった。少女の小さな体に木箱を背負わせ、用心棒代わりに連れ歩く。行く道は獣道で、うっかり足を滑らせれば…
-
エッセイ『神様の衣装函』【第2回】徳永 圀典
海岸の白砂青松と潮騒に和む心「生けるごとくかえりて寄する今井浜 さ夜ふけて見ゆ白きいぶきを」…91歳の目に映る、美しい日本の山々
-
エッセイ『Return Journey』【第21回】福井 研一
ガシャーン! 天と地が逆さまに視界に映った。「派手に躓いたけど大丈夫か?」と聞かれて初めて、自分が躓いて転んだことに気づいた
-
小説『夫 失格[注目連載ピックアップ]』【第19回】時亘 一肇
昼夜問わず怒鳴り続ける夫の声は、ご近所中に広まっていた。遂に家を離れる決心をし、行動することに…
-
小説『いつか海の見える街へ[人気連載ピックアップ]』【最終回】須賀 渚
彼女はひとりで逝ってしまった――。危篤になる前に「会いたい人はいないか」と看護師が聞いたそうだが、彼女は…
-
エッセイ『大人の肩書きをもつまで』【第2回】木痣間 片男
こんな初恋を経験した僕だったが、思い起こせば、それ以降もたくさんの人と出会ってきた。そして、その先には別れがあった
-
小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第20回】安本丹
私はアルバイト先のカラオケ店を辞めた。アルバイトを辞めることを知った旦那は真っ先に経済面の心配をした
-
小説『トオル』【第2回】井原 淑子
息子は歩道を歩いていたがバイク同士の接触事故に巻き込まれて重度の脳挫傷。飼い犬のジョンもまた事故に巻き込まれて亡くなった
-
小説『この子ばっかしゃ』【第2回】石田 哲彌
戦後の農地改革で叶った母ちゃんの夢──小作農から自作農へ、大沢家では世界で一番偉い救世主であったマッカーサーへの思い
-
小説『鼠たちのカクメイ』【第33回】横山 由貴男
歴史に名前が残るのは偉い人たちだけ。その裏には多くの無名の人々がいる。「だから、だからあの人は、オイラたちなんだ!」
-
実用『腰痛世界の歩き方』【第11回】高橋 弦
2021年度のノーベル医学生理学賞は「温感と触覚の受容体」を発見したデヴィッド・ジュリアスとアーデム・パタプティアン
-
エッセイ『地球国を創る』【第2回】白川 欽一
戦争を終わらせ、飢餓も温暖化も克服する『地球国』構想とは? 100年後の未来を変えるために私たちに課せられた責任
-
エッセイ『荒野の果て』【第2回】田中 敏之
母を拒絶し厄介払いにして、酒を飲む日々。母のことごとを、ほとんど無感覚に受け流していった。そして母は肺炎を患い...
-
評論『ヴィクトリア朝古典主義の異端児』【第2回】加藤 文彦
「あまりに禁欲的な造形」繊細な女性の肌なのに、エロティシズムにはまったく無縁――人はなぜこの絵に惹かれるのか?
-
小説『心ふたつ[人気連載ピックアップ]』【最終回】高田 知明
「鶴の恩返し」みたいな悪霊退散の儀式が始まる…? 計画通り先祖代々長男を守ってきた『ふみ』さんが現れて…
-
エッセイ『腐ったみかんが医者になった日[注目連載ピックアップ]』【第21回】河原 風子
20歳で長女出産。里帰りはしなかった。寝不足や育児の疲れはあったが、誰にも干渉されない、ごく普通の幸せな日々を送った
-
小説『なでしこの記憶』【第8回】坪井 聖
入学式当日「同伴者はいません。僕たちだけです」親友の両親は共働きで、僕はそもそも両親がいない。
-
小説『七つのショートしょーと』【第2回】なつ野 一五
「この頃食事を作る気がしないわ。だって食べたくないもの」次衛門氏の妻は健康な人だったがある日を境にだんだん弱っていき……