【前回記事を読む】遺影にふさわしい写真は1つもなく、姉は寂しそうに「笑顔の写真ないね」と言った…母は、いつも作り笑いをしていた。長居をするお客様、食事時間帯でも帰らない。「食事でも……」と一応声をかける母。大体のお客様は「こんな時間ですか、もう失礼します」と帰るが、中には待ってましたと言わんばかりに「そうですか、すいません」。母は嫌な顔を見せないように退室し、電話の前で即座に松・竹・梅で格付けを…
新着記事一覧
-
エッセイ『迷子 うつと離婚と私[イチオシ連載ピックアップ]』【第2回】野沢 りん
母は私が出掛けることを許してくれなかった…学生時代の逃げ場は、アルバイトと基地だけ。そこだけが私に自由を感じさせてくれた。
-
人生論『役割のあと』【新連載】岡部 康弘
朝、目が覚めても行く場所がない……「このまま終わっていくのだろうか」定年後、人知れず深まる孤独の正体とは
-
小説『不可解な恋[人気連載ピックアップ]』【第3回】夜久 珠姫
店長と不倫している同僚から留守電が…吐息混じりに「気が向いたらでいいから」と“ありえない提案”をされて、プツンと切れた。
-
小説『銀河ファンタジー 虫喰の森』【新連載】平井 としお
世界遺産である山口県・萩の城下町を散策…旧武家屋敷が立ち並び、和服姿の男女が目立つ。江戸時代に迷い込んだようだ。
-
エッセイ『「夫か妻か、どちらかが先に逝く」泣ける夫婦の物語ピックアップ』【第3回】イドゥルギ ヒロ
「息子の顔が見たい」と言う妻に、私は「後でゆっくりね」と言ってしまった。だがそのあと妻は意識を失い、我が子に会えないまま…
-
エッセイ『九十歳直前から始まった母の十三年介護』【新連載】津村 彦行
四つん這いでうずくまる90歳直前の母に嫌な予感……翌朝、字を書かせてみると――
-
エッセイ『プレナイト[注目連載ピックアップ]』【第16回】天乃 神龕
「あのコ、大丈夫?」…次男は小学校で“特別な配慮”を受けている。だが支援クラスに通っていると知った他の親は、露骨に顔を曇らせ……
-
実用『なぜ起こる? 身近な家電withノイズのストーリー』【新連載】上島 敬人
家電はなぜ誤動作するのか──原因となる「ノイズ」について、家電設計エンジニアが解説。例えばテレビ画面の乱れの原因は…
-
小説『家庭教師十景』【新連載】みつき 一夫
電車に乗ると、乗客がなぜか左右に詰めている…車両の中ほどには5mほどの空白が…そこを見やると、“手錠”をかけられた男が立っていて…
-
歴史・地理『女帝が次々誕生する社会』【新連載】冨田 修
男尊女卑だった社会では、ありえない…『国生み』でイザナミが求婚する描写は、男系天皇家以前の“女王の国”の痕跡か……
-
絵本・漫画『繁殖犬になった華ちゃんのおはなし[注目連載ピックアップ]』【最終回】珠生 満ちる
よく吠えて、噛みつくから。目が覚めると、血が止まらなかった方の目と、歯がなくなっていた。そして声を出せなくなっていた。
-
小説『私が空を飛ぶ理由』【第7回】武田 ちあす
私は、2人の死に目に立ち会えなかった――いくつになっても子ども扱いしてきた両親…冷たい肌に触れても、別れの実感はわかず……
-
小説『おとこと女』【新連載】澤村 涼一
「最近何か面白い本、読みました?」…迷った結果“三島由紀夫”と答えたが、語りすぎた…数秒の沈黙の後、彼女は唐突に……
-
エッセイ『迷子 うつと離婚と私[イチオシ連載ピックアップ]』【新連載】野沢 りん
遺影にふさわしい写真は1つもなく、姉は寂しそうに「笑顔の写真ないね」と言った…母は、いつも作り笑いをしていた。
-
歴史・地理『卑弥呼と古事記と日本書紀[単行本版]』【新連載】吉木 正實
天武天皇が発案した『古事記』…系譜の誤りを正すという大義の裏で、“ある神話”がひそかに仕込まれた…その真の目的は……
-
小説『不可解な恋[人気連載ピックアップ]』【第2回】夜久 珠姫
「体の相性バッチリで~」不倫中の同僚の話を聞きたくなくてトイレへ…席に戻ると「あ、!?」心臓バグバグの展開に…
-
小説『極彩の岬[文庫改訂版]』【新連載】熊坂 俊太郎
開国後の江戸幕府に対して、列強諸国が強く迫った「意外なモノ」とは──幕府は急いで東京湾、瀬戸内海などの重要航路に…
-
エッセイ『「夫か妻か、どちらかが先に逝く」泣ける夫婦の物語ピックアップ』【第2回】坂本 りの
「余命は長くて2年」手術が終わりほっとしたのもつかの間…告げられた病名は
-
小説『ユメジ』【新連載】草庭 千晴
小さいころから心に棲みつく“ユメジ”――夢の中で会うたび、おれの日常を知っていた
-
エッセイ『プレナイト[注目連載ピックアップ]』【第15回】天乃 神龕
夫が胸下から完全麻痺に。子育ても仕事も私1人で抱える日々…そんな折「それで、“夜の営み”はどうしてるの?」と聞かれた私は……