梅雨のじめじめしたうっとうしい朝だった。よくベランダに来るスズメやシジュウカラも今朝は、ちっとも姿を見せない。ベランダから東に少し離れた北側の電柱のてっぺんには、我ここにありとばかりに、カラスが胸を張って口を大きく開けて居座っている。時々思い出したように頭を上下に動かしてカアーカアーと得意そうに鳴いている。それでなくても不快なのに、カラスの甲高い声では気分も晴れない。せめてかわいらしい小鳥がさえ…
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