【前回記事を読む】わたしという存在は、モザイクみたいなものなのだ。たくさんのわたしがこの世界にいて、その刻一刻と変わる断片を寄せ集めて…「はい。ディケンズが明かさなかった事件の真相に答えを与えようという挑戦も、多くの論者によって試みられています。作中に『エドウィン・ドルードの謎』を取りこんだ創作上の試みも少なくありません。〝解決編のない未完のミステリイ〟というところにばかり読者の興味が集中してし…
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小説『〈ひまわり探偵局番外編〉 ひまわり坂で待ってる』【第4回】濱岡 稔
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太陽の下にいると熱い空気が身体を着衣ごと焦がす。じっとしていても暑さで体力を消耗する
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エッセイ『老人ホームからのブルース[注目連載ピックアップ]』【第4回】保花
老人ホームに入ることを考え始めたら、時間がたっぷりあるので何か趣味(今までの趣味)を進化させることをお勧めする
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「浴槽に女性の顔を浸けて、呼吸出来ないように押さえ付けるとかですかね」特殊性癖の告白に困惑…
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小説『九頭龍王 オホト』【第4回】森長 美紀
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小説『テラスの旅路Ⅰ』【第14回】響乃 みやこ
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エッセイ『脳卒中が拓いた私の人生』【第4回】関 啓子
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エッセイ『一人十色』【第3回】イドゥルギ ヒロ
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ストックホルムに着いてからしばらくして、機内で出会ったあの女性からメッセージが……どうする! ヨシ! 会ってみよう!
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小説『千恵と僕の約束[人気連載ピックアップ]』【第11回】成田 たろう
家族に尽くす父親の姿を見て、「パパ、変わったね」「私ががんになってしまったからだよ」少しの時間でも、妻と一緒にいたかった
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歴史・地理『我が陣営にあるべし』【第4回】林口 宏
菊池一族の末裔・片山忠光・忠正親子が肥後から三河へ――吉良家から松平家へと仕えた南北朝から戦国の動乱を辿る
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小説『13.Feb チョコレーション』【第19回】齊藤 俊彦
僕は重要だけど極めて当たり前のことに気づいた――彼女は一体誰にチョコレートを渡すのだろうか
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小説『カスバの女』【第19回】竹中 水前
井原と加藤、二人は同年代でしかも同じ九州出身「二人の時は友達として敬語抜きで、九州弁OKでざっくばらんに話をしませんか」
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エッセイ『破壊から再生へ[注目連載ピックアップ]』【第22回】橋岡 蓮
10人からプロポーズされたとして、その中から一人選ぶことすら私にはできない。自分の意思というものが明らかに欠落している。
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エッセイ『老人ホームからのブルース[注目連載ピックアップ]』【第3回】保花
徹底された空調管理でなくなってしまった季節特有の空気。しかし、コロナ禍では――
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評論『紫式部日記を読む』【第4回】神明 敬子
【紫式部日記】紫式部は約半年書き続けてきた日記を自分の意思で「閉じた」
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エッセイ『59才 失くした物と得た物[注目連載ピックアップ]』【最終回】有村 月
コロナ禍のわずか1年の間に夫と母を亡くした。ダンナの1周忌の命日に、大泣きしながら墓の手入れをしていると…
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小説『東京フェイクLove♡』【第18回】川田 レイ
「パーク内は手繋ぎしてくれるのかと思ってた。ガッカリ寂しいな」夢の国でも、お客様とセラピストの関係は崩せず。