【前回の記事を読む】「ねえ、美味しい?」腕を振るった料理を自分は食べられないのは辛いだろう。でも美味しそうに食べると妻は喜んでいた昔はエスカレーター式に大学まで行けることを望んでいた親が多かった。私も付属の高校に通っていた。そのため、母はそのまま大学まで行ってくれると信じて疑わなかった。母は、「どうして、ストレートで大学に行かないのよ、理由は何?」「受験に失敗して、浪人でもしたらどうするのよ」と…
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小説『千恵と僕の約束[人気連載ピックアップ]』【第10回】成田 たろう
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小説『13.Feb チョコレーション』【第18回】齊藤 俊彦
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小説『ぼくとマンゴとエルマーノ』【第4回】マイク 峯
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エッセイ『破壊から再生へ[注目連載ピックアップ]』【第21回】橋岡 蓮
2か月のカプセルホテル生活を脱し、一軒家の二階部分を借りた。八王子駅付近で保証人無しの物件はそこしかなかったのだが…
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エッセイ『老人ホームからのブルース[注目連載ピックアップ]』【第2回】保花
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小説『赤い靴』【第15回】高津 典昭
父親に"酷いこと”をされ、泣きながら走って行く姿を見ていた近所の人は「どうしたの?」父親は本当のことをいうはずもなく…
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エッセイ『59才 失くした物と得た物[注目連載ピックアップ]』【第3回】有村 月
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小説『東京フェイクLove♡』【第17回】川田 レイ
「ふ、腹筋をするんですか?」いつものイチャイチャマッサージタイムは、突然形を変え…
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エッセイ『明日も生きるあなたへ』【第9回】naomi
2011年3月11日14時46分――「ママ~電気が消えた!!」「え!? 電気消えた?」と思った次の瞬間
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小説『紅の脈絡』【第9回】水無月 慧子
「岩盤が崩れてくるぞ!」――その時、全身でかばってくれた彼の背に大きな岩が打ちかかった。夜目にも鮮やかな赤い花びらが散った
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エッセイ『神縁』【第9回】塩谷 灯子
子宮筋腫が消え、手術もしなくて済んだ。夫はビックリして「どうしたんだ! 何で帰ってきたんだ⁉」
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小説『弔いの回想録』【第9回】松田 浩一
同じく高校受験に失敗した仲間が「俺も」「俺も」と集まり…4人で工業高校の補欠募集を受験することになった。
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第38回】春山 大樹
「あの世で娘と幸せになりたいの…」――娘をいじめていた加害者たちを次々と手にかけた母親。さいごは岬の展望所で…
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俳句・短歌『神さまの隣』【第9回】桜井 莉麻
『神さまの隣』より詩五篇「あざやかにちらつく裏地の色がいつまでも僕の心から消えなかった」
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小説『千恵と僕の約束[人気連載ピックアップ]』【第9回】成田 たろう
「ねえ、美味しい?」腕を振るった料理を自分は食べられないのは辛いだろう。でも美味しそうに食べると妻は喜んでいた
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エッセイ『人生100年を楽しむために ワクワクリベンジ読書のすすめ』【第11回】玉木 和彦
「ワクワクリベンジ読書」のスタートに大事なのは「無理しない」「妥協する」「悩まない」
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小説『13.Feb チョコレーション』【第17回】齊藤 俊彦
彼女のことを恋人のいる悪友に打ち明けた「アプローチしたのかよ」「するわけないだろ、まだ知り合ったばっかだし……」
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評論『商業施設士が見た東日本大震災』【第11回】飯塚 康司
津波からの再出発――南三陸と女川、商業復興と心のケアの両立を目指す歩みとは? 人と街の再生を支えた挑戦の記録
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エッセイ『破壊から再生へ[注目連載ピックアップ]』【第20回】橋岡 蓮
「またパソコンを教えてもらえませんか?」―夫を亡くし、大きな一軒家にひとりで暮らす大家さんから手紙。でも私は毎日忙しくて…