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小説
『ゲルニカの上にひまわりを描く』
【第3回】
相原 久遠

15件の不審死の共通点は“ある薬の服用”だった――心臓の強い痛みを訴え、急死した妹。ネットで調べると、妹と同じ薬の服用で15人も…

【前回記事を読む】「君さ、売れる気ないだろ? 暗いんだよ。題材が」小説を書く友人に漏らした本音。僕はこの言葉をすぐに後悔した――「お疲れ様。どうせろくに食べてないんだろ? 旨い飯でも食べに行くか?」 榎本君の気遣いに触れ、僕は秘密を打ち明ける覚悟を決める。「ありがとう。……そうしたいけど、まだやることがあるんだ」なんでもないことのようにそう言ったが、榎本君は表情を暗くした。榎本君がノートPCを静…

人気小説連載記事

小説
『壺を抱いたネコニャ』
【第8回】
柊 あると

8歳年下の猫みたいな男子が「僕を拾って」と言っているようだった。彼を拾って一緒に暮らすことになり…

【前回の記事を読む】彼の胸に頬を押しつけたい。抱きしめたい。背中に指を這わせたい。唇で胸に触れてみたい。その衝動を隠し続けると…トーヤはいつも猫のように、腹這いになってソファーに寝そべっていた。時折身体を起こして四つん這いになると、透けたシャツを通して野良猫のようにガリガリに痩せているのが解った。その細さがたまらなく可愛くて、抱きしめたくなった。でも私は我慢した。自分から手を出すことは、絶対にし…

ランキング

  1. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第6回】
    松谷 美善
    1位 1

    母さんが死んだ。葬式はできず、骨壺に入れられて戻ってきた母。父からは「かかったお金はお前が働いて返せ」と請求書を渡され…

    【前回の記事を読む】もう、手の施しようがないと言われた母。離婚した父を頼ったが、面倒臭そうな反応をされ…。そしてたった四日で母さんは死んだ葬式は出せなかった。直葬を行い、母さんは骨壺に入れられて戻っ…
  2. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](注目連載ピックアップ)』
    【第5回】
    松谷 美善
    2位 2

    ベッドに横たわる身体は、俺の知らない母さんだった。左半身だけがバタバタと動いている。医師は「今から話すことをよく聞いてね」と…

    【前回記事を読む】あまりに突然だった。ひきこもってた家の固定電話が鳴り、『お母様が職場から救急搬送され…至急病院へ来てください。』ここからバスと電車を乗り継いで、五十分ほどかかるその病院は、お世辞に…
  3. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第9回】
    松谷 美善
    3位 3

    16才で母を亡くした。一人で生きていくために頼った見ず知らずの相手はヤバい連中だった。連れて行かれた先で見たものとは…

    【前回の記事を読む】「キミ明日から来なくていいから」と突然の解雇。アパートの管理人からは「三日以内に次の部屋を探して、出て行ってくれ」と言われ…荷物といっても、布団代わりの寝袋と、服と下着が二、三枚…
  4. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第11回】
    松谷 美善
    4位 4

    マッチングアプリで出会った男に騙され監禁。そこには複数の女性がいて、上の階からは「お願い、殺さないで」と懇願する声が…

    【前回の記事を読む】マッチングアプリで出会った男性と夜の11時に待ち合わせ。渡された紙コップを一気に飲み干してしまったところ、記憶がなくなり…強い恐怖を感じながらも、あたしは言った。「あたしトイレに…
  5. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第8回】
    松谷 美善
    5位 5

    「キミ明日から来なくていいから」と突然の解雇。アパートの管理人からは「三日以内に次の部屋を探して、出て行ってくれ」と言われ…

    【前回の記事を読む】母さんが死んで、一人で生きていかなければならなくなった。高校中退後、月6万円での生活。お墓も作れず母さんの骨と一緒に暮らしたこのあいだ、俺がなにか技能を身につけたかというと、まだ…

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  1. ビジネス
    『中小企業のSDGs・CSR/サステナビリティの実践力を育てるハンドブック』
    【新連載】
    木村 則昭
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    「大企業だけの話」と思われがちなSDGs。いま、会社に求められるのは「利益追求」だけではなく……

    「CSR(企業の社会的責任)、サステナビリティ(持続可能性)、ESG(環境、社会、ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)への対応が必要だと感じてはいるものの、何から手をつけてよいかわからない」…
  2. 小説
    『壺を抱いたネコニャ』
    【第8回】
    柊 あると
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    8歳年下の猫みたいな男子が「僕を拾って」と言っているようだった。彼を拾って一緒に暮らすことになり…

    【前回の記事を読む】彼の胸に頬を押しつけたい。抱きしめたい。背中に指を這わせたい。唇で胸に触れてみたい。その衝動を隠し続けると…トーヤはいつも猫のように、腹這いになってソファーに寝そべっていた。時折…
  3. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](注目連載ピックアップ)』
    【第12回】
    松谷 美善
    New

    マッチングアプリ相手に監禁され…変な液体を飲むよう強要された。ある日、トイレへ行ったタイミングで拘束を外され…

    【前回記事を読む】マッチングアプリの相手に飲まされ、目が覚めると…部屋には他にも女性がいて、男達に何かを強要され…悲鳴が聞こえた。あたしは液体を飲まされて、しばしば気を失った。そのうちに感覚が麻痺し…
  4. エッセイ
    『傷だらけの手を抱きしめる』
    【新連載】
    みけ ふじこ
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    ごみ箱に大量の血が付いたティッシュを発見。そっと娘のパジャマをめくると、何本もの生々しい跡が…叩き起こすと娘は淡々と「切った」

    今、この本を手に取ってくださった方の中には、明日への光がまだ届かず、深い暗闇の中、苦しみや不安を抱えながら毎日を歩んでいる方もいるかもしれません。かつての私もそうでした。光の届かない暗闇の中で、娘が…
  5. 小説
    『訳アリな私でも、愛してくれますか』
    【第45回】
    十束 千鶴
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    少し体を離すと、近い距離で視線が絡んだ。すると彼は触れるだけのやさしい口づけをした。ゆっくりと唇が重なり、2人は手を繋いで……

    【前回の記事を読む】スーパーで買い物中、警報音が鳴り、「火災が起きました」…しかし、周りの買い物客はなぜか全く動じず…笹川は綺麗で手広い1DKの部屋に住んでいた。2人でキッチンに立ち、一緒に食事を作…

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