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小説
『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』
【新連載】
月川 みのり

“ある条件”さえのめば、月給32万円のハロワ求人…娘に見せると震える声で「月に1度は必ず帰ってこれるんだよね?」と…

洗濯物を取り込みながら、栗原よし子はため息をついた。3月の風はまだ冷たい。ベランダから見える団地の桜は、まだ固い蕾のままだ。3年前、夫の正志が膵臓がんで逝ったあの春も、こんな風が吹いていた気がする。あれから季節は3度巡り、よし子は48歳になった。白髪が増えた。目尻の皺も深くなった。鏡を見るたびに、自分が老けていくのが分かる。それでも構わなかった。見てくれを気にする相手など、もういないのだから。テ…

人気小説連載記事

小説
『落花流水のように 巡り合い、惹かれ合う男女が織りなす愛のゆくえ[注目連載ピックアップ]』
【第22回】
ラヴKISS MY

「彼と寝たの。彼が愛しているのは私だけ」夫の元カノが、記憶喪失の私に言い放ち、すべての記憶が…

【前回の記事を読む】「こちらが奥様かしら?」近づいてきた女性を見ると、一瞬で体調が悪くなり病院に搬送された。その女性は…「沙優、大丈夫か。少し休んだら帰ろうか」「貢さん、さっきの女性はどなたですか」「ああ、ちょっとした知り合い」「そうですか」私は目の前が暗くなり、貧血を起こした。でも、あの女性が近づいて来た時、香水の香りがして、一言では言い表せない嫌な気分になった。あの香水の香りは思い出せないが…

ランキング

  1. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版]』
    【第11回】
    松谷 美善
    1位 1

    マッチングアプリで出会った男に騙され監禁。そこには複数の女性がいて、上の階からは「お願い、殺さないで」と懇願する声が…

    強い恐怖を感じながらも、あたしは言った。「あたしトイレに行きたいの。それに家に帰りたいわ」男はあたしの頬を一発張った。「逃げられると思うんじゃない。おまえにはいろいろ役に立ってもらわなきゃなんねえん…
  2. エッセイ
    『227日後の奇跡』
    【第4回】
    細見 貴子
    2位 2

    「あの黒柴も気になっていて…」と話すと、店員からの想定外の返事が――「あの柴犬は実は…」

    【前回記事を読む】ペット禁止のタワマンでこっそり小型犬を飼っていた住人。ほかの住人にバレて、管理会社に“密告”された結果…抽選の結果は、なんと、まさかの「落選」だった。販売会社の担当者からの申し訳な…
  3. 小説
    『愛[注目連載ピックアップ]』
    【第15回】
    高見 純代
    3位 3

    「ここまでだ。…さぁ服を着て」彼は私のおでこにキスしただけ。私は力をなくし、裸のままベッドに腰かけ…

    【前回の記事を読む】「私を抱いて。貴方に抱かれたいの」自分でも予想していなかった事を口にした。彼は私の手を引っ張って、ベッドルームへ…「君は全く子供みたいだ。男を知ってる女なら、そんな脱ぎ方はしない…
  4. 小説
    『店長はどこだ[注目連載ピックアップ]』
    【第6回】
    八十島 コト
    4位 4

    亡き妻の不倫相手は誰だ?…自分の不倫はさておき、弔問客の中からやましい男を探し出す

    【前回の記事を読む】女友達同士の旅行で途中から別行動…そんなのありえない。旅行中の事故で亡くなった妻は、一人で一体何をしていたのか?アルバムを順番に見ていくと、一番新しい物でも、去年の四月二十八日だ…
  5. 小説
    『ホワイトデー大人のときめき恋愛ピックアップ』
    【第2回】
    武 きき
    5位 5

    「ねぇ、久しぶりなの。ゆっくりね…」と彼女に言われたが我慢ができず…。時間が経つのも忘れて彼女を愛し続けた

    【前回の記事を読む】熱いキスをすると彼女の頬が染まり、どきどきしているのが伝わってきた。僕は激しく、優しく彼女を抱いて…「ねぇ、久しぶりなの。ゆっくりね……」と、エロい顔で言う。我慢はもう終わりだ。…

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    【第22回】
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  2. 小説
    『終恋 ーSHURENー[注目連載ピックアップ]』
    【最終回】
    高生 椰子

    「それじゃあ」と妻子持ちの彼が帰る間際、自然に肩を抱かれた。両手を彼の腰に回すと彼の唇が落ちてきて…

    【前回の記事を読む】「三人でシよう」彼が同僚を連れてきて言った。私はただの遊びの女で、愛し合っていると思っていたのは私の錯覚だった…27階建てのタワーマンションの中層階に私の部屋はある。自分の持ち家…
  3. 小説
    『ライ麦畑の木偶の坊』
    【新連載】
    碧海 彰人

    「謝りたいだけです。申し訳ありませんでした」彼の行動を振り返ると、土下座したらチャラになると考えているとしか思えなかった

    この物語は真実です。ただ真実は、『名探偵コナン』が述べるような「ひとつ」ではなく、事実を経(たて)糸に、また当事者のこころを緯(よこ)糸にする綴織(つづれおり)構造になっています。したがってこの構造…
  4. 小説
    『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』
    【第4回】
    月川 みのり

    あの夜から3日、触れられた温もりがまだ消えない…意識して目も合わせられないけど、実は彼の“サイン”に気づいていた

    【前回記事を読む】お湯に浸かった瞬間、あっ――先に人がいたなんて。しかも現れたのは彼だった。引き締まった上半身が月に照らされて…あの夜から3日が経っていた。よし子は藤堂さんと目を合わせることができな…
  5. 小説
    『人生を失い、それでも女は這い上がれるか』
    【第13回】
    杉山 成子

    娘がしっかり者なのは、「いつも酔っている母のせい」…まだ小学生なのに、夕食は自分で作り、自分の事は自分でするように…

    【前回の記事を読む】常に酔っている妻…家族旅行中は水筒にワインを入れ持ち歩いていた。娘の進学費も酒代につぎ込んでいた事が発覚し…このころはお酒を飲むと気持ち悪くなり、吐くこともあった。具合が悪いから…

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