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エッセイ
『親子すごろく』
【第3回】
朝丘 大介

認知症の母は、愛犬を玄関のドアノブにつないだことを忘れ、テレビに夢中になっていた。その間に愛犬の首には…

【前回の記事を読む】父は肺がん、母は認知症。2人を介護する僕には脳の障がいがあって、医師からは就職はまだ早いと言われている。そんな小説も以前飼っていた犬が死んでから書けなくなった。ほんの二か月前まではミルティという大人しいシェルティーがいたが、ミルティは死んだ。それも腑(ふ)に落ちない死にかたで。月に一度、東京の医大病院へ通院する日だった。ミルティを母に預けて病院へ行った。父はがん研に入院してい…

人気小説連載記事

小説
『ヘルメスの遺児』
【第3回】
小林 正仁

勝手に楽屋に忍び込んだファンが、“あるモノ”を見てしまい警察へ…何故その時、警備員やスタッフが1人もいなかったのか?

【前回記事を読む】「あるアイドルのライブ会場の控室で死体を見た」という少女たち。女性警官が個別に事情聴取しているというが…1階に降り、取り調べ室に向かおうとすると廊下で3人の女性警官が何事か話し合っていた。俺が3人に近づくと1人がこちらに気づいた。こちらに視線を向けた女性警官に合わせるように他の2人もこちらを向いた。俺が「殺人だって?」と切り出すと3人とも表情を曇らせた。そして一番年上の女性警官…

ランキング

  1. 小説
    『不倫された側[注目連載ピックアップ]』
    【第9回】
    及川 夢
    1位 1

    夫の不在中、妻が10時間過ごすアパート。ある部屋のベランダに妻の勤め先の制服を発見し、「ついに部屋を特定した」

    【前回の記事を読む】もしかして妻が不倫?車にGPSを仕掛けたところ、家から20キロも離れた町で発信機が止まった!しかもそのまま10時間動かず…何となくお気軽に生きてきたせいか人より打たれ弱い。という…
  2. エッセイ
    『一人十色』
    【第3回】
    イドゥルギ ヒロ
    2位 2

    三歳の息子が「ママにしかられるから……」隠したシーツ――育児を任せきりにした自分を猛省したが手遅れだった

    【前回記事を読む】「息子の顔が見たい」と言う妻に、私は「後でゆっくりね」と言ってしまった。だがそのあと妻は意識を失い、我が子に会えないまま…息子が壊れ始めたのを知ったのは保育所から私に連絡があったか…
  3. 小説
    『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』
    【第6回】
    月川 みのり
    3位 3

    2度目のキスは、あの夜よりも深かった…体の隅々まで優しく触れられて、声が漏れてしまった。体中に電流が走るような感覚がして…

    【前回記事を読む】目を閉じると、柔らかくて温かいキス…膝が折れそうになった私を彼が支えてくれて「ずっと、こうしたかった」と囁かれ…あの夕暮れのキスから3日が経っていた。よし子は藤堂さんの顔をまともに…
  4. 小説
    『不倫された側[人気連載ピックアップ]』
    【第10回】
    及川 夢
    4位 4

    「別れてくれ」浮気相手の男の部屋に奇襲をかけて別れさせたはずが…

    パールハーバー(真珠湾攻撃)のごとく住町のアパートに奇襲作戦。そっとベランダから部屋の中をのぞき、電気もついていて人のいる気配もある。周りを気にしながら、今だ! 迷わずブレなく新高山登れ1208だ。…
  5. エッセイ
    『227日後の奇跡』
    【第5回】
    細見 貴子
    5位 5

    「この犬がどういう犬か、ちゃんとわかって飼いましたか?」ベテラン獣医師にやや厳しい顔で言われ…

    【前回記事を読む】「あの黒柴も気になっていて…」と話すと、店員からの想定外の返事が――「あの柴犬は実は…」「J」が我が家に来て1週間ほど経った深夜、物すごいスピードでリビングを走り回っていた「J」は…

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  1. エッセイ
    『作家と住空間』
    【第7回】
    三木 奎吾
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    芥川龍之介から太宰治などの「自死」の系譜に暗く影を落とした、文化習慣とは? 作家がナマの本性を解放できる環境だからこそ…

    【前回記事を読む】芥川龍之介が泊まった「芥川荘」には、筆が進む空間の工夫があった…机の位置が南西の角に配置されていた理由は…文机自体は非常にコンパクトであり、「原稿用紙」という紙の上に、自分独自の感…
  2. エッセイ
    『治すより、付き合う』
    【第3回】
    弓庭 柔悟
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    「俺は3回撃たれてる」同じ病室に入院している“村長”は武勇伝を話し始めたが、彼のある言葉が妙に残り…

    【前回の記事を読む】「腎臓の組織を少し取ります」背中にチクッと針がさされ麻酔が打たれたと思ったら、「バチン」と銃みたいな音が…母が来た。「どうだった?」「撃たれた」「大げさ」「音がね」「結果は?」「…
  3. 小説
    『ヘルメスの遺児』
    【第3回】
    小林 正仁
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    勝手に楽屋に忍び込んだファンが、“あるモノ”を見てしまい警察へ…何故その時、警備員やスタッフが1人もいなかったのか?

    【前回記事を読む】「あるアイドルのライブ会場の控室で死体を見た」という少女たち。女性警官が個別に事情聴取しているというが…1階に降り、取り調べ室に向かおうとすると廊下で3人の女性警官が何事か話し合っ…
  4. 小説
    『哀瞳のレムリア[注目連載ピックアップ]』
    【第5回】
    岩下 光由記
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    抵抗した人々に対し、アメリカは残虐の限りを尽くした…この戦争で約60万人が虐殺された。白人からみれば、黄色人種は人間ではなかった

    【前回の記事を読む】米国の戦艦が突然爆発した…「スペインに撃沈された」と発表があり、戦争へ。だが後に、“自作自演ではないか”という疑惑が浮上し…「彼らは、白人覇権国にアジア人同士が分断され戦わされな…
  5. エッセイ
    『ひとりで生きてゆけるかな』
    【第7回】
    牧田 恵
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    裏千家で知った茶道の魅力と大きなデメリット。お湯をひしゃくから落とす音も聞こえてくるような有意義な時間だが……

    【前回の記事を読む】会社でスーツばかり着る女性社員…「とても綺麗なのに、もったいない」と理由を聞いてみたら…“女は苦労させないで蝶よ花よで育てた方がいい”世の中には知らなくていいこともある、という考…

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