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小説
『ゲルニカの上にひまわりを描く』
【第3回】
相原 久遠

15件の不審死の共通点は“ある薬の服用”だった――心臓の強い痛みを訴え、急死した妹。ネットで調べると、妹と同じ薬の服用で15人も…

【前回記事を読む】「君さ、売れる気ないだろ? 暗いんだよ。題材が」小説を書く友人に漏らした本音。僕はこの言葉をすぐに後悔した――「お疲れ様。どうせろくに食べてないんだろ? 旨い飯でも食べに行くか?」 榎本君の気遣いに触れ、僕は秘密を打ち明ける覚悟を決める。「ありがとう。……そうしたいけど、まだやることがあるんだ」なんでもないことのようにそう言ったが、榎本君は表情を暗くした。榎本君がノートPCを静…

人気小説連載記事

小説
『春のピエタ[人気連載ピックアップ]』
【第10回】
村田 歩

教育熱心な親が引っ越してくる東京・文教地区。国立大学に入学できたのは、祖母のおかげでもあったと言える。

【前回の記事を読む】「よく仮釈が決まったな! 信じられねぇや」母への怒りは収まるはずもない。被害者に報奨金すら払わない・私が実家に入れたお金も…でも、あたしだってその間ぐずぐずしていたわけじゃない。なにしろ激動の五ヵ月だったのだから。出産という一大事業をやり遂げたし、その後は細切れの睡眠しかとれない毎日だった。でも、今日こそ佳香さんからおにいちゃんの居所を聞き出してこよう。家族の誰にも告げず、お…

ランキング

  1. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第6回】
    松谷 美善
    1位 1

    母さんが死んだ。葬式はできず、骨壺に入れられて戻ってきた母。父からは「かかったお金はお前が働いて返せ」と請求書を渡され…

    【前回の記事を読む】もう、手の施しようがないと言われた母。離婚した父を頼ったが、面倒臭そうな反応をされ…。そしてたった四日で母さんは死んだ葬式は出せなかった。直葬を行い、母さんは骨壺に入れられて戻っ…
  2. 小説
    『春のピエタ』
    【第2回】
    村田 歩
    2位 2

    「おかあさんが自殺したの!」しばらくの沈黙のあと、いつ、と押し殺した声がした

    達生は優子に、赤ん坊がいるのだからいったん家に帰るように勧めた。優子は素直に従うことにした。兄の劉生に連絡を入れたのかという娘の問いに、達生はまだだと首を振った。「奥が片づいたら連絡を入れるから」あ…
  3. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](注目連載ピックアップ)』
    【第5回】
    松谷 美善
    3位 3

    ベッドに横たわる身体は、俺の知らない母さんだった。左半身だけがバタバタと動いている。医師は「今から話すことをよく聞いてね」と…

    【前回記事を読む】あまりに突然だった。ひきこもってた家の固定電話が鳴り、『お母様が職場から救急搬送され…至急病院へ来てください。』ここからバスと電車を乗り継いで、五十分ほどかかるその病院は、お世辞に…
  4. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第9回】
    松谷 美善
    4位 4

    16才で母を亡くした。一人で生きていくために頼った見ず知らずの相手はヤバい連中だった。連れて行かれた先で見たものとは…

    【前回の記事を読む】「キミ明日から来なくていいから」と突然の解雇。アパートの管理人からは「三日以内に次の部屋を探して、出て行ってくれ」と言われ…荷物といっても、布団代わりの寝袋と、服と下着が二、三枚…
  5. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』
    【第8回】
    松谷 美善
    5位 5

    「キミ明日から来なくていいから」と突然の解雇。アパートの管理人からは「三日以内に次の部屋を探して、出て行ってくれ」と言われ…

    【前回の記事を読む】母さんが死んで、一人で生きていかなければならなくなった。高校中退後、月6万円での生活。お墓も作れず母さんの骨と一緒に暮らしたこのあいだ、俺がなにか技能を身につけたかというと、まだ…

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  1. 小説
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  2. 小説
    『寄港地』
    【新連載】
    北野 恭弘
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    「5万ポンドくらい?」「とんでもない! 桁がひとつ違うぜ」有名な作家の草稿、その価値は“車1台分”とも言われ……

    岡本先生へ―― 高い、なよやかな東洋の樹木や鬱蒼たる潅木や、金色や深紅色(しんこうしょく)やの小鳥の群れや、ゆりで縁(ふち)を囲まれた湖や、菫(すみれ)、鬱金香(うこんこう)、 風信子(ヒ アシンス…
  3. 小説
    『古代ロボ ギルガメス』
    【新連載】
    モジオ31
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    第2次大戦末期、南極ピラミッド調査中に起きた緊急事態。肉塊と化した曹長、天井に貼り付いたままの少尉…唯一生き残った男は——

    宇宙は沈黙の淵に眠っているのではない。宇宙は語る事を欲し自己言及的な自己認知性をもって自らの最大化を目指す。しかし、それは生命装置でもなく、無機物でもないただのテロス(目的)。ホロジカルな構造は知的…
  4. 小説
    『壺を抱いたネコニャ』
    【第7回】
    柊 あると
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    彼の胸に頬を押しつけたい。抱きしめたい。背中に指を這わせたい。唇で胸に触れてみたい。その衝動を隠し続けると…

    【前回の記事を読む】彼が期待に胸を膨らませているかのように、風が薄い胸にシャツを張り付けたり膨らませたりしてはしゃいでいたうーん。人目がないと、私って大胆なことをしちゃうのね。と思ったのは、私だけで…
  5. 小説
    『泥の中で咲け[文庫改訂版](注目連載ピックアップ)』
    【第11回】
    松谷 美善
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    マッチングアプリの相手に飲まされ、目が覚めると…部屋には他にも女性がいて、男達に何かを強要され…悲鳴が聞こえた。

    【前回記事を読む】マッチングアプリ相手の希望で、夜11時に集合…ワゴン車の後部座席で渡された紙コップを飲んでしまったところ、記憶がなくなり…強い恐怖を感じながらも、あたしは言った。「あたしトイレに行…

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