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エッセイ
『えつの大きなひとりごと。』
【第3回】
えつ

下校中、突然ぬかるんだ田んぼに突き落とされた……さっきまで笑顔で「一緒に帰ろ!」と言ってくれた彼女が、同じ人物とは思えず……

【前回の記事を読む】おばあちゃんは、お化粧をして眠ったように綺麗だった。足袋を履かせる時、冷たくて重くて、硬くてまるで大きな人形みたいで…白いラインの入った黒のセーラー服の袖に腕を通して、結んだ白いリボンが胸元にふわりと揺れる。中学校は二つの小学校が合わさって7クラスもあったんだ。もちろん知った顔もあるけど、同じ制服に身を包んだ半数は知らない人。校則もありルールも増えたけど、私の世界はぐんと広が…

人気小説連載記事

小説
『赤いカラス』
【第8回】
多田 幸生

「3台で200万でどうだ」――ベトナム戦争の残留品、日本製バイクが待っていた。それに乗り換えて2000キロ走ることに…

【前回記事を読む】1人45元。外国人相手の商売だから、目ん玉が飛び出るほど高い。さらに、バスの運転手には100元を握らせて…すばしっこい草原のちっちゃな山羊は根っこまで引き抜いて食べた。真っ黒の角(つの)がすっと長く伸びて格好いい。山羊一匹に羊五〇匹が一つのグループ。羊の方が本能的についていく。薄い氷なら山羊が草を引っこ抜くときに割れる。それだな。「シベリアのトナカイはどうだ?」雪の草原を前足で…

ランキング

  1. エッセイ
    『良子という女[注目連載ピックアップ]』
    【第6回】
    野村 よし
    1位 1

    「お母さんが嘔吐を繰り返してる。いま救急車出発した」娘からのメール。私は結婚式の帰りの新幹線の中で、酒を呑んだし、雨だし…

    【前回の記事を読む】私は2階で酒を吞んで熟睡。妻は1階和室で寝たのだと思う。妻に異常はまったくなかった。なのに深夜、「お父さん、お父さん」と…雨が降り続いていた。母親を東邦大学病院へ送ってから、あい…
  2. 小説
    『あなたと虹を作るために[人気連載ピックアップ]』
    【第2回】
    福田 恭子
    2位 2

    夫が死んだなんて信じられない…。でも娘と息子が確かめたのだ。嘘じゃないんだ。夫が死んだというのは現実なんだ…

    ヴェネツィアで「ママ、大丈夫?」娘の声が、耳の中で空回りした。娘は、私が動転することを予期していたのだろう。強い声をあげた。「ママっ、聞こえてる? 私だよ、ママっ!」「……嘘っ」と言ったことを覚えて…
  3. エッセイ
    『迷子 うつと離婚と私[注目連載ピックアップ]』
    【第6回】
    野沢 りん
    3位 3

    母の葬儀が終わり施設へと帰った父。そして事件は起こった。父のベッドの上で介護士が見たものは...

    【前回の記事を読む】妻の死に化粧を見て「これは誰だ?」ショートカットをぴっちり七三分けにされ…介護士さんの心配父は認知症、母は車いす。母が台所に立てなくなり、父が炊事をしていた。一日に二回買い物に同…
  4. 小説
    『不可解な恋』
    【第9回】
    夜久 珠姫
    4位 4

    ドアを開けるとそこにいたのはお見合いから帰ってきた恋人だった! 彼は私に詫びたが、私は彼を拒絶した。その理由は――

    【前回の記事を読む】やっと来た俊雄さんからの連絡。だが非常識で思いもよらない内容に私は混乱した。私の恋人は私のことを……夕方になり、少しウトウトしてきたのでベッドに横になる。昨夜眠れなかったので、ス…
  5. エッセイ
    『あなただけが消えた世界[人気連載ピックアップ]』
    【最終回】
    上島 薫
    5位 5

    「容体が急変しました…」いっきに血の気が引き、車で病院へと急いだ。帰宅ラッシュの時間と重なった車は思うように進まず…

    【前回記事を読む】「また明日も来るからね」と、握っていた夫の手を離した…。その日が、最後の日になった。面会を始めて4日目のことだった。私はその日、ようやく少し安心感が増してきていて、凪人が待つ自宅へ…

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  1. エッセイ
    『迷子 うつと離婚と私[イチオシ連載ピックアップ]』
    【第10回】
    野沢 りん

    病院の喫茶室で温かい飲み物を楽しんでいると、3杯目で看護師のストップが入った…。注意された理由は、過剰摂取ではなく……

    【前回記事を読む】10年前に受けた“脳に電気を流す治療”…中止理由を聞いたはずなのに、その部分の記憶だけが抜け落ちていて……公衆電話がホールに一台あるが、いつも混んでいる。携帯電話は看護師さんに預け…
  2. 小説
    『赤いカラス』
    【第8回】
    多田 幸生

    「3台で200万でどうだ」――ベトナム戦争の残留品、日本製バイクが待っていた。それに乗り換えて2000キロ走ることに…

    【前回記事を読む】1人45元。外国人相手の商売だから、目ん玉が飛び出るほど高い。さらに、バスの運転手には100元を握らせて…すばしっこい草原のちっちゃな山羊は根っこまで引き抜いて食べた。真っ黒の角(…
  3. 小説
    『不可解な恋[人気連載ピックアップ]』
    【第11回】
    夜久 珠姫

    彼氏いるって言ってるのに…観覧車で2人きり。「俺を好きになって」と囁かれ、強引に腕の中へ。「良い匂い、凄くそそられる」と…

    【前回の記事を読む】友達が連れてきた“セフレ”が、馴れ馴れしく私の肩を抱いてきた。その時「むやみに彼女に触らないで」と言ってくれたのは…お化け屋敷は暗くはあるけど、そんなに怖くなかった。「あー、もう…
  4. 絵本・漫画
    『妖精たちの四季の詩』
    【第8回】
    平野 孝音

    【絵本】ようやく ぼくらのでばんだね 森の奥から 何か聞こえるよ なんだろう なんだろね

    【前回記事を読む 】【絵本】ステキなおうち みーっけ…………あら! 先客のネズミさんがいらしたわよ いっしょにあそびましょう  
  5. 歴史・地理
    『聖なる国 日本』
    【第8回】
    ジェロニモ

    「前王朝を根絶やしにする」中国の易姓革命…その一方、倭国では倒した相手の王女に婿入りし、“特別な血筋”を取り込むことで……

    【前回の記事を読む】日本の天皇は外来王朝だった? 日本・新羅・百済の王がすべて"同じ民族"に支配された時代…その正体は、滅びたはずの……唐は中国史上例がないほど勢力を拡大、西アジアにはアラブ勢力が拡…

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