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小説
『義満と世阿弥』
【最終回】
貝塚 万里子

同い年の女人・加賀局。彼女は既婚者で子供もいたが義満は恋に落ち、子を作った。生まれた子は嫡子として扱われず、寺に預けられた。

【前回の記事を読む】足利義満は、世阿弥のために一人で戦い抜くことを決めた。南北朝を統一して、京都で「能」の公演を——加賀局は義満と同年齢、既に結婚して子供もいたが義満は忽ち恋に落ち、子をなした。一三八一年一月十一日に男子が生まれたが、嫡子とは扱われず、寺預かりとなった。一三八一年三月、義満は新築成った室町第に後円融天皇を招き、六日間に亘って接待した。「将軍の私邸への行幸」は前例が無く、公家達にと…

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エッセイ
『振り子の指す方へ[注目連載ピックアップ]』
【第4回】
山口 ゆり子

夫の左足に刺さっていたのは、意外な物だった。それは新築祝いの靴ベラのスタンドで、血溜まりはすぐに結構な大きさになった。

【前回記事を読む】玄関で靴を履いていると、頭に衝撃が…振り返ると病気の妻がいて、等身大の抱き枕を手に襲いかかってきて…そんな思いが春彦の脳裏に揺れる眼前で、現実を突き付けるかのような郁子のその鬼の形相は、少しも崩れることはなかった。それどころか、それがその形相にも、その身にすらも納まりきらない感情だと言わんばかりに、全身をブルブルと震わせながら立っていた。四十度近い熱で寝込んでいた郁子のただなら…

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    月川 みのり
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    「お願い…5分だけ」中から女性の声も聞こえた。その声は次第に熱を帯びていき…夫は女性と2人きりで一体なにを?

    【前回記事を読む】23時過ぎに夫が帰宅。酒の匂いがした…私は知ってる。夫があの女性と「大切な人と、隠れ家で素敵なひととき♪」を過ごしていたと…沙織の滞在が3週間を超えた頃、それは起こった。夜の10時…
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    【前回の記事を読む】男のくせに女に買われるやらしい仕事…ホテルの部屋が空くのを待ちながら、客の手に触れ、「学校の先生ってネイルいいんだ?」一度目はクリスマスの居酒屋デート。そこからメッセージのやりと…
  3. 小説
    『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』
    【第6回】
    月川 みのり
    3位 3

    2度目のキスは、あの夜よりも深かった…体の隅々まで優しく触れられて、声が漏れてしまった。体中に電流が走るような感覚がして…

    【前回記事を読む】目を閉じると、柔らかくて温かいキス…膝が折れそうになった私を彼が支えてくれて「ずっと、こうしたかった」と囁かれ…あの夕暮れのキスから3日が経っていた。よし子は藤堂さんの顔をまともに…
  4. 小説
    『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』
    【第15回】
    月川 みのり
    4位 4

    23時過ぎに夫が帰宅。酒の匂いがした…私は知ってる。夫があの女性と「大切な人と、隠れ家で素敵なひととき♪」を過ごしていたと…

    【前回記事を読む】女性が夫の腕に手を添えるのを目撃…彼女は私を見ると「あなたが彼の奥様ね。気になっていたの」と微笑んだ。その真意は沙織の滞在は、1週間の予定を超えて延びていた。「もう少しゆっくりさせ…
  5. 小説
    『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』
    【第17回】
    月川 みのり
    5位 5

    夫と女の密会を見た私は、雨の中を飛び出した。ベンチでうずくまっていると、ずぶ濡れの夫が現れて「全部説明する」と…

    【前回記事を読む】「お願い…5分だけ」中から女性の声も聞こえた。その声は次第に熱を帯びていき…夫は女性と2人きりで一体なにを?どれくらいそうしていただろう。雨音に混じって、足音が聞こえた。ぬかるみを…

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    【第10回】
    宮﨑 稔

    卒業式を5日後に控えた小学生に「最後に何がしたい?」と聞くと満場一致の答え。教師が子どもの“成長”を感じた瞬間…

    【前回の記事を読む】卒業一か月前、 友だちの悪いところを書く「ありがとうの手紙」を交換することに…悪いことを書くのに「ありがとう」?このような学級だったので、卒業式を5日後に控えた日に、「もう授業す…
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    『岐路』
    【第10回】
    田中 建彦、田中 充恵

    病死した直元に代わり、新たに世継ぎとなった井伊直弼。しかし家老は「若殿様の生活で気付きがあれば知らせよ」と何か思わせぶりで…

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    『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』
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    ノックして「コーヒー」と言っても、夫は無視。入っていいか聞くとようやく「どうぞ」と──だが夫の反応は意外にも…

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