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小説
『火点し時』
【新連載】
順菜

月に3回、同僚とホテルへ行く習慣ができた。職場の飲み会の帰りにそういう流れになって、恋人はいたけど止められなかった。

優人は仕事帰り、いつものように彼女のアパートに寄った。今夜も静子の帰りは遅い。優人はコンビニで買ってきた缶ビールとそば、するめをつまみながらしばらくテレビを観ると、風呂を済ませてからベッドに入った。十一時過ぎ、家主が帰ってきた。「お帰り」「来てたの……」静子は疲れているようだった。「風呂、追い焚きすればすぐだと思うよ。そんな冷めてないから」「うん、じゃあ入る」静子は言葉少なに風呂へ消えた。飲食店…

人気小説連載記事

小説
『山並みの彼方へ』
【第8回】
荻野 敏文

高校進学の夢を絶たれ、家業の後継として生きるしかなかった……全日制の生徒とすれ違うたび、消えない惨めさを感じ……

【前回記事を読む】「毎日“奴隷”のように働き続ける母を、なんとかしたい。」私の夢は、父の“たった一言”で終わった。それからは毎朝、新しい学生服に身を包み、新しい自転車に跨り、一郎の家の前を颯爽と通学する高校生の姿を見ていた。鍬や鎌を片手に、毎日、野良仕事に向かう自分の姿と比較しては、あまりの違いに溢れる涙を必死で堪えた。目の前を通り過ぎる同世代の姿を、羨望の眼差しで見送る傷心の日々。一郎はその時…

ランキング

  1. 小説
    『背徳と熟愛のはざまで』
    【第5回】
    水沢 むつき
    1位 1

    お風呂上りに優しく体を拭いてくれた彼。下着はいいよと言われて、素肌にバスローブを。大きなベッドにエスコートされ…

    【前回の記事を読む】「一緒に入る?」とバスルームへ。暗くした浴室には、デリケートゾーン用のソープが用意されていて…セラピストとして働き始め、少しずつ、お客様からのご予約が増えていた。お問い合わせをい…
  2. エッセイ
    『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』
    【第14回】
    かおる
    2位 2

    私の洗濯物だけ洗濯機から取り出し、顔に投げつけてきたことを思い出した。考え込み、熱も出て、朝方には吐いてしまった。

    【前回の記事を読む】「あっちのお母さんは、小学校を卒業する時にはもうあんたを手放したがってた」生みの親の証明、育ての親の本音小学3年生からアイロンをかけさせたのも、私の世話をしたくなかったのだろう。…
  3. 小説
    『お世話になります』
    【第9回】
    英公
    3位 3

    「いじわる…しないで下さい」…背中のフックを外され、左右とも指でなぞられた。口に含まれ舌で転がされると声が出てしまい…

    【前回記事を読む】まだ付き合ってもいないのに…『それで…もうやったんか?』と囁かれた。何度も首を振っていると、彼女は…その後、ショッピングを済ませた二人は都内にある英介の高層マンションへ向かった。マ…
  4. 小説
    『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』
    【第6回】
    月川 みのり
    4位 4

    2度目のキスは、あの夜よりも深かった…体の隅々まで優しく触れられて、声が漏れてしまった。体中に電流が走るような感覚がして…

    【前回記事を読む】目を閉じると、柔らかくて温かいキス…膝が折れそうになった私を彼が支えてくれて「ずっと、こうしたかった」と囁かれ…あの夕暮れのキスから3日が経っていた。よし子は藤堂さんの顔をまともに…
  5. 小説
    『氷のトンネル[注目連載ピックアップ]』
    【第5回】
    夕凪 丹麗
    5位 5

    忙しいわけではないのに自分で食事の用意をしない義母。帰ってこないから漬物でごはんを食べていたと舅から嫌味を言われ…

    【前回の記事を読む】家を建てるまで…と義両親との同居生活がスタート。昭和初期にタイムスリップしたかのような日々の生活に啞然一恵の家には、結里亜の他に二人が呼ばれていた。義父母と二世帯住宅で暮らしてい…

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    荻野 敏文

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  2. 小説
    『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[イチオシ連載ピックアップ]』
    【第23回】
    武 きき

    好みの女性がいたので、持っていたシャンパンを着物にひっかけた。「あっ、すみません」触れようと手を伸ばすと、女性は…

    【前回記事を読む】妻を亡くしてから10年の間に、肉感的な美女とたくさん…「でも、済んだらベッドを離れたんじゃないですか?」ず~っと笑っている。「社長、どうしたのですか?」「いや、すごく素敵な奥様だ。…
  3. 小説
    『三代の光陰』
    【第8回】
    大村 泰

    たった3%の持ち株で外資ファンドが5,000人の人員削減を要求……株主総会当日、役員たちが思い知らされた“本当の狙い”とは……

    【前回記事を読む】「野球で日本がアメリカを負かすなんて…夢のようだ。」大正・昭和は、アメリカに「追いつけ追い越せ」が合言葉だった。「大山、浪華電産のDDチームに入れ」。諭(さとる)が勤めるMAL法律…
  4. 小説
    『海の梵鐘[人気連載ピックアップ]』
    【第8回】
    波方 遥

    今まで“兄”と呼んでた人と結婚させられる…ある日、父に呼び出され「学校卒業したら一緒になったらどうだ?」と聞かれ…

    【前回の記事を読む】結婚から1年半。生まれたばかりの子を抱いて実家に戻ってきた姉は、それきり夫の家には戻らなかった…それに徳一だって、コテをあて髪にウェーブをつけている、不良の自分を良いとは思ってい…
  5. 小説
    『『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』番外編連載決定記念ピックアップ』
    【第6回】
    月川 みのり

    初めて迎える新婚の朝…朝食を2人して黙って食べた。その後、夫は「後悔していませんか」と言って俯いた…「何を?」

    【前回記事を読む】48歳の再婚だけど、式では白い着物を着た。この年齢で?と私は遠慮したのに、いつもは怖いお局の先輩が「馬鹿言わないで。」と…目が覚めると、隣に雅彦がいた。式の翌朝だった。よし子は布団…

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