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小説
『泥の中で咲け[文庫改訂版](注目連載ピックアップ)』
【第21回】
松谷 美善

遺体になって初めて見た、母の足の指はひどく曲がっていた…その理由は、1日3万歩近く歩き、一軒一軒住宅地を訪問して…

【前回記事を読む】男の患者は、男性看護師が担当するルールらしい…ナースコールで貰った水が『冷たくない』と伝えると、男性看護師は…母の会社の人に聞いた話だが、一日三万歩近くも歩き、住宅地を一軒一軒訪問して、ガス器具を売り歩いていた。遺体になって初めて見た、母の足先はひどい外反母趾になっていた。些細な理由で高校に行かなくなり、毎日怠惰な生活を送っていた私を、母はどんな思いで見ていただろう。母は本当に…

人気小説連載記事

小説
『不可解な恋[人気連載ピックアップ]』
【第28回】
夜久 珠姫

「実はゴムに穴を空けておいたの。父のアドバイスで」女に嵌められた──妊娠も嘘ではと思って、病院についていくと…

【前回の記事を読む】夫を寝取ろうとした女が新居に訪ねてきた。帰らせようとすると「私の中の命はどうなさるおつもりですか?」と笑みを浮かべ…「命?」今度は私と俊雄さんの声が重なった。「そう。俊雄さんとの愛の結晶ですわ」それって、まさか……子ども?嫌な汗が頬を伝う。俊雄さんの方を見ると、そんなはずはない、と断言した。「ちゃんとゴムをしていたから、それはあり得ない」「ふふ、実はゴムの先に、針で穴を空けて…

ランキング

  1. エッセイ
    『Re:start[人気連載ピックアップ]』
    【第6回】
    森 亜美
    1位 1

    長男に続いて2人目の妊娠。ところが「逆子になってるからこのまま直らなかったら帝王切開になりますよ」と言われてしまい……

    【前回の記事を読む】18歳で結婚、19歳で初めての出産。生まれてきたのは夫にそっくりすぎた元気な男の子。私の一番の宝物になったママになった瞬間に子供の為だったらなんでも頑張れるんだなと思いました。母…
  2. 小説
    『不可解な恋』
    【第28回】
    夜久 珠姫
    2位 2

    「実はゴムの先に、針で穴を空けておいたんですの」妊娠を盾に迫られた選択――だが彼女の言っていることは怪しく……

    【前回の記事を読む】社長令嬢の魔の手から逃れ、新生活を始めた私たち。だが数日後、玄関に立っていたのは――「命?」今度は私と俊雄さんの声が重なった。「そう。俊雄さんとの愛の結晶ですわ」それって、まさか…
  3. エッセイ
    『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』
    【第17回】
    山口 ゆり子
    3位 3

    妻の姉をソファーに連れて行き、そこにそっと横たえた。彼女は泣き続けながらも、それに抵抗することはなかった

    【前回記事を読む】気が付けば、妻の姉に抱き着き声をあげて泣いていた。…妻が流産し幼児退行して2年。こみあげてくるものを耐えられなかったんだ静かに抱きしめ返してくる亜希子の背中をさすりながら、春彦は郁…
  4. エッセイ
    『心に咲いた向日葵』
    【第2回】
    丸山 珠輝
    4位 4

    全盲の娘に向かって母は「目の前にあるとが分からんかね」「役に立ちゃあせん」その言葉に深く傷ついた。だが娘は…

    【前回の記事を読む】父と母はいとこ同士だった。そして生まれた私には、両眼の眼球がなかった。そんな私のことを、親族や両親は「珠輝ちゃん、あんたは目が見えんとやから人にいらんことは言いなさんな。たいがい…
  5. 小説
    『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』
    【第2回】
    武 きき
    5位 5

    離婚してから3ヶ月。住み込みで始めたお屋敷のお手伝いは、夢のような仕事だった。「今日はご主人様のために何を作ろう?」

    【前回の記事を読む】「今度こそ自分の好きなことをして生きたい」42歳で離婚した彼女は、仕事も住まいも変えて心機一転。そこで運命の出会いが…「何かあるかな? 乾麺があるな。ざるそばでも作るかな」「ご主…

新着記事

  1. エッセイ
    『Re:start[注目連載ピックアップ]』
    【第10回】
    森 亜美

    服も体も、真っ黒こげで救急搬送された私…「あれが奥さんです」と告げられた夫は、私が誰なのか分からなかった。

    【前回記事を読む】信号無視の車に突っ込まれ、車が炎上…後部座席の娘だけが救出された。直後に炎が勢いよく上がり、母親はそのまま…事故後すぐに私は、ドクターヘリで火傷治療に強いと言われる某大学病院の救急…
  2. 歴史・地理
    『男女交際 千年一夜』
    【第2回】
    森栗 茂一

    姑息なチャラ男の淫乱小説にもみえる『源氏物語』の男女関係…現代人の感覚では姦淫罪、重婚罪、監禁罪等に該当する事例ばかりだが……

    【前回の記事を読む】2014年以降、「売られる側」から「自分で値段を決める側」に…スマホの普及が変えた“性の商品化”の実態とは……一般には、源氏物語に記された平安貴族社会は、高群逸枝『日本婚姻史』以…
  3. エッセイ
    『道を探して』
    【第2回】
    曽我 秀基

    北米・南米の両大陸をバイクひとつで一周することに…出国手続き中、手が震えて文字が書けなくなった。書類が死亡宣告書に見えて…

    【前回記事を読む】内申書をこっそり開けると、担任は僕の性格を「幼稚」と書いていた。その後大学受験は全落ち…父には「廃人みたいな生活だ」と呆れられ……アメリカに行くと僕は皆に言ったが、いつの間にか僕の…
  4. 小説
    『不可解な恋[人気連載ピックアップ]』
    【第28回】
    夜久 珠姫

    「実はゴムに穴を空けておいたの。父のアドバイスで」女に嵌められた──妊娠も嘘ではと思って、病院についていくと…

    【前回の記事を読む】夫を寝取ろうとした女が新居に訪ねてきた。帰らせようとすると「私の中の命はどうなさるおつもりですか?」と笑みを浮かべ…「命?」今度は私と俊雄さんの声が重なった。「そう。俊雄さんとの…
  5. 小説
    『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男[人気連載ピックアップ]』
    【第2回】
    武 きき

    離婚してから3ヶ月。住み込みで始めたお屋敷のお手伝いは、夢のような仕事だった。「今日はご主人様のために何を作ろう?」

    【前回の記事を読む】42歳で離婚、実家にも帰りたくない…途方に暮れた末、履歴書も持たず「住み込みお手伝い募集」の大豪邸へ飛び込むと「何かあるかな? 乾麺があるな。ざるそばでも作るかな」「ご主人様、お…

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