【前回の記事を読む】「うまく動かないの…」手術が必要な程重傷だった左手の骨折――全身の痛みと発熱で気付かなかった妻午後、眼科に出向いた。妻が入院したこの病院は地域の救急医療の要でもある。当然ながら外来は患者で溢れていた。入院患者かつ予約済みであっても待合室で一時間ほど待つことになった。車椅子にまだ長時間座る力がない妻は、腰の痛みに耐え続けた。滅多に文句を言わず悲鳴も上げない妻だが、下を向き、手に…
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作っていたのはまさかの爆弾⁉ 入居前に発覚した過去のトラブル。管理会社が不審に思った理由は…
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エッセイ『涌き立つこころありて』【第3回】玻璃 槐
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評論『邪馬臺国と神武天皇』【第3回】牧尾 一彦
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小説『因果』【第8回】愉怪屋 編
「死にかけの野良猫引き取るのに、金払えはないんじゃないの?」ケージを足蹴にして、男は保護団体のスタッフに噛みついた。
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小説『師匠と弟子のワンダーランド』【第8回】儀賀 保秀
「歴史ある落語会で史上初!3日連続、弟子入りを志願」…しかし、弟子をとるべきか?
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小説『悪魔に下す鉄槌』【最終回】南 十士郎
ヤクを捌く簡単な仕事だったはずなのに失敗に終わり、相手からは信頼を失った。失敗の原因は…
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エッセイ『プレナイト[人気連載ピックアップ]』【第10回】天乃 神龕
手術後8日目。経管栄養で「おいしいね」と笑っている夫…いつ本人に身体が完全麻痺だと話せばいいんだろう。
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エッセイ『朝陽を待ちわびて[人気連載ピックアップ]』【第15回】桜木 光一
「うまく動かないの…」手術が必要な程重傷だった左手の骨折――全身の痛みと発熱で気付かなかった妻
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実用『気診で元気! 文庫改訂版』【第6回】小倉 左羅
身体に合わないものを手にしたり食べたりすると全身の筋肉が緊張する?!
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小説『余白』【第7回】山本 実咲
男と会うとき、特段何も思わない。ただただ今日はできる相手なのかどうか。私は高校生以来、我を忘れるような恋をしていない…
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小説『あなたの子供が生みたかった』【最終回】水木 三甫
「僕がお兄ちゃんを殺したんだ」幼い子供の事件は事故として処理された。葬式の翌日から、普段どおりに遊び始め…
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評論『仮説社会の欧米、枠社会の日本』【第6回】墨崎 正人
プーチン・ロシアの強気な外交。周辺国への気配りと領土拡張の「二面作戦」で生き抜ぬく外交スタイルとは?
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エッセイ『だから教師はおもしろい』【第6回】宮﨑 稔
「分数の割り算、逆数をかけるのはなぜ?」⇒小学6年生が示した証明は…
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エッセイ『とりあえず筋トレしろ』【第30回】Kouki Okumura
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