【前回の記事を読む】新卒の男の子を出張マッサージに呼び出し。紙ブラとショーツ姿で布団にくるまり待っていると…
Chapter 1
プラネタリウム付き天蓋ベッドでの秘め事
流星は大きなリュックにシーツの上に敷く薄いシートアロマオイル、オイルを温める保温器などを持って来ていた。
(だから荷物が多いんだわ……)
流星は白いシャツに黒いズボンのセラピストスタイルでベッドに入って来て、うつ伏せの真由子にホットアロマオイルマッサージを開始した。
「あー気持ちいい……。温かいオイルが本当に……」
「真由子さん、ふくらはぎとかむくみあるので、取るようにしっかりとマッサージしていきますねー」
そうしてマッサージをしっかりと1時間半やって貰った後、真由子はオイルを流すためにもう一度シャワーを浴びてベッドに戻った。流星の目を意識して、真由子は普段なら絶対着ないようなシースルーのピンクのキャミソールを身につけてベッドに寝た。
流星は真由子の横で先ほどのセラピストのシャツとズボンのまま寝そべっている。「1時だね、夜明けの4時まで3時間はここで寝ていっていいからねー」
疲れているだろう流星に、真由子は仮眠を取らせて帰らせたかったのだ。それに、流星にゆっくりと添い寝しながらハグをして貰いたい思いもあった。
「あっ、有難う……」
流星はすぐに真由子の横でスヤスヤ眠ってしまった。よほど疲れていたのだろう……。真由子はそんな流星をしばらく眺めていたが、10分か20分ほどして流星の肩に手を置いて、そっと声をかけた。
「流星くん、ねぇ、寝ちゃったの?」
「う、うーん……」
しどけない流星の様子に真由子は、思わず流星の手を握り、手を繋いで寝ようとした、その時だった……。
流星がむくっと起き上がり、真由子の身体に覆い被さってきたのだ……。
真由子は、びっくりした。57歳という充分過ぎるくらい大人の女性が若い男性セラピストに横に寝て貰うのだから、何かが起きたって不思議じゃない……それは分かっていたし、流星にゾッコンになってきている真由子も何かが起こることを心の底では、望んでいたのかもしれない……。