ネムはふたりがこまっているのをみて、ジドの体をそっとなでて、よだれをたらしながらいった。「ジド、どんれじょうらい。どうだんも、があだんも、よどごぶがあね」ジドは立ちあがった。そしてネムがピョーンとさけぶと、庭の小さな木のうえをとびこえ、ピョーン、ピョーンというと、そばの少し高い木のてっぺんまでとびあがった。しかし、それ以上は、どんなにいっても、とぼうとはしなかった。旦那はがっかりした。体の大きな…
小説の記事一覧
タグ「小説」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『ネムとジド』【第5回】喜田 美樹
スズメたちがいつものようにからかうとそのスズメたちを追いかけて子犬が空を飛ぶ!
-
小説『猫の雨傘と僕のいる場所』【第5回】倉澤 兎
職場での最初の歓迎会。気になる彼女と互いに共感できる部分が数多くあることを知ることになった。
-
小説『アイアムハウス』【第20回】由野 寿和
死神刑事が単独捜査をする理由。それは…最初の相棒だった刑事が惨殺されたのが始まりだった
-
小説『アイアムハウス』【第19回】由野 寿和
『十燈荘秋吉一家三人殺人事件・特別捜査本部』五十名ほどの捜査員達をざわつかせた単独捜査をする死神刑事
-
小説『海の梵鐘』【第2回】波方 遥
16歳年上の大工との縁談。家を訪ねると、6人の子供を前に「お前らの新しいおっ母ちゃんだ。」と言われ......
-
小説『アイアムハウス』【第18回】由野 寿和
「雑談」というタイトルの掲示板に半年程前から悪口が書かれていた被害者。自治会費を滞納しているという噓の書き込みもあり…
-
小説『標本室の男』【第24回】均埜 権兵衛
眠らない、疲れない、腹も減らない、そして喉も渇かない。これが生きているということなのだろうか。
-
小説『アイアムハウス』【第17回】由野 寿和
インターネット上で雑談ができる住民の場『じゅっとう通信』。「house」というIDの人物はいるだろうか?
-
小説『アイアムハウス』【第16回】由野 寿和
十六年前は植木屋で、今は総合サービス会社となり回覧板代わりに作った『じゅっとう通信』とは?
-
小説『アイアムハウス』【第15回】由野 寿和
二ヶ月前に被害者宅の庭で行われたバーベキュー。殺された長女の友人も参加していたとの情報が
-
小説『野球の子』【第8回】大藤 崇
野球は限られた距離のスポーツだ。投手と打者の距離を心理的に縮められることができれば、それだけ投手が有利になる。
-
小説『アイアムハウス』【第14回】由野 寿和
十六年前に起こった痛ましい事件「十燈荘妊婦連続殺人事件」。死神のような風貌の刑事は当時捜査に加わっていて…
-
小説『アイアムハウス』【第13回】由野 寿和
国内でも折り紙つきの高級住宅街となった「十燈荘」。セレブが増えて地元住民の花屋は肩身が狭い?
-
小説『地上に輝く星たち』【新連載】カスミ シズカ
中学受験を機に三人で遊ぶことはなくなった。それでも、友情は変わったわけじゃない。
-
小説『アイアムハウス』【第12回】由野 寿和
6年前に引っ越してきた一家。何故、母親は急に去年の4月から働き出したのか?
-
小説『師匠と弟子のワンダーランド』【新連載】儀賀 保秀
「ああ、弟子ね…え、弟子!?…弟子って、ひょっとして、この私に?」人気も実力もない喜之介に、突然イケメン弟子入り志願者が!
-
小説『ぼくらの風船』【第8回】美山 よしの
小学生二人のぎこちない仲直り。仲直りをした後、放課後に二人でおやつを食べていると、突然涙を流して...
-
小説『アイアムハウス』【第11回】由野 寿和
刑事の矢継ぎ早な質問に気圧されそうになりながらもあの日目にしたことを話す第一発見者
-
小説『しまなみ海道に消えたミス』【第8回】風向 良雄
ほんのすこし見ただけの男性に恋をしたみたい…。将来を約束している彼がいるのに、きっとのめりこむのではないかと不安になった
-
小説『標本室の男』【第23回】均埜 権兵衛
骸骨は同僚の男に誘われ温泉に行くことに。考えてみればいつまでも隠し通せるものではないのだ。本当の姿を見せよう...