親父どのが母御を江戸に送った当時と今では、天下の有り様が違う。あの頃は関ケ原合戦が終わったものの、まだ戦の決着がついていない時期だった。諸大名やその家臣の家族を証人として江戸に集めることは、大名たちを最後まで徳川方に味方させるための方策であった。人質を送る側もそれをわきまえての協力だったのだ。儂は片倉家のため、伊達家のため、そして何よりもおのれのために、死に物狂いで戦った。その働きが徳川の天下取…
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小説『乱世、一炊の夢』【第4回】安藤 恒久郎
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小説『幸村のむすめ』【第16回】伊藤 清美
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小説『忍者風魔 ~戦国時代を生きた風魔小太郎~』【第4回】鏡本 ひろき
人質を連れて抜け忍となった鳶加藤。婚約者をさらわれた尋一が追う
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小説『乱世、一炊の夢』【第3回】安藤 恒久郎
忍城との和戦を画策する佐竹義宣。太田三楽斎に白羽の矢が立つが…
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小説『幸村のむすめ』【第15回】伊藤 清美
濃霧にはばまれた手負いの獅子真田勢が行く!ついに大阪城落城!
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小説『犬の三楽斎』【第8回】上泉 護
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小説『忍者風魔 ~戦国時代を生きた風魔小太郎~』【第3回】鏡本 ひろき
「今回の任務には連れていけない」出陣前の粗相で部隊を外された…。
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小説『乱世、一炊の夢』【第2回】安藤 恒久郎
小田原に入った義宣は驚愕…戦中に酒宴、遊舞に興じ茶を点て詩歌を吟じる大名!?
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小説『幸村のむすめ』【第14回】伊藤 清美
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小説『犬の三楽斎』【第7回】上泉 護
武田信虎が革を買い集めている…。物流から見える国の狙いや動き
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小説『忍者風魔 ~戦国時代を生きた風魔小太郎~』【第2回】鏡本 ひろき
風魔一党、出陣の日。静まり返った忍者集団のもとに暴れ牛が!!
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小説『乱世、一炊の夢』【新連載】安藤 恒久郎
時は戦国時代。常陸国太田郷に生を受けた佐竹義宣の前半生を描く歴史小説