風間村に残った引退している忍者や女子供は四代目が率いる一行に手を振っていた。尋一は、その中で手を振る杏の姿を見つけ、声をかけた。「杏だ。杏も手を振っている。おーい!俺は忍者になってからの初仕事をして来るぞ」風間谷から抜け道である林道に入った尋一は、声を出しながら、手を振り返した。しかし、遠く離れていたため、その声は届かなかった。その隣に項垂(うなだ)れている鳶加藤の姿も見つけた。鳶加藤は、尋一よ…
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小説『忍者風魔 ~戦国時代を生きた風魔小太郎~』【第4回】鏡本 ひろき
人質を連れて抜け忍となった鳶加藤。婚約者をさらわれた尋一が追う
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小説『乱世、一炊の夢』【第3回】安藤 恒久郎
忍城との和戦を画策する佐竹義宣。太田三楽斎に白羽の矢が立つが…
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小説『幸村のむすめ』【第15回】伊藤 清美
濃霧にはばまれた手負いの獅子真田勢が行く!ついに大阪城落城!
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小説『犬の三楽斎』【第8回】上泉 護
今川が武田に攻められれば…武田対今川・北条の戦となる…。
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小説『忍者風魔 ~戦国時代を生きた風魔小太郎~』【第3回】鏡本 ひろき
「今回の任務には連れていけない」出陣前の粗相で部隊を外された…。
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小説『乱世、一炊の夢』【第2回】安藤 恒久郎
小田原に入った義宣は驚愕…戦中に酒宴、遊舞に興じ茶を点て詩歌を吟じる大名!?
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小説『幸村のむすめ』【第14回】伊藤 清美
一族もろとも根絶やしにされた豊臣秀次に子孫が!?豊臣家の血を受け継ぐ赤子の運命は?
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小説『犬の三楽斎』【第7回】上泉 護
武田信虎が革を買い集めている…。物流から見える国の狙いや動き
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小説『忍者風魔 ~戦国時代を生きた風魔小太郎~』【第2回】鏡本 ひろき
風魔一党、出陣の日。静まり返った忍者集団のもとに暴れ牛が!!
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小説『乱世、一炊の夢』【新連載】安藤 恒久郎
時は戦国時代。常陸国太田郷に生を受けた佐竹義宣の前半生を描く歴史小説
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小説『幸村のむすめ』【第13回】伊藤 清美
なんと、大坂の町屋に火をかけるよう命じたのは、秀頼さまだった!
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小説『犬の三楽斎』【第6回】上泉 護
「穢多」と虐げられるまゆの父親、善右衛門との出会い
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小説『忍者風魔 ~戦国時代を生きた風魔小太郎~』【新連載】鏡本 ひろき
戦国時代、忍者の住む風間村。少年は下忍として初めての仕事に心を躍らせていた。
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小説『幸村のむすめ』【第12回】伊藤 清美
【時代小説】買い物をした古手屋は、忍びのつなぎの場所だった…
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小説『犬の三楽斎』【第5回】上泉 護
「穢多だろうが非人であろうが、人である事に変わりあるまい」
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小説『幸村のむすめ』【第11回】伊藤 清美
【時代小説】手に入れた美しい紅布...「遊女の下衣だったのでは」
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小説『犬の三楽斎』【第4回】上泉 護
殿である兄と対立してでも救いたい命「つき丸…頑張るのだ…」
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小説『幸村のむすめ』【第10回】伊藤 清美
娘のように愛しいかったが…美しくなっていく阿梅への「苛立たしさ」
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小説『犬の三楽斎』【第3回】上泉 護
嵐の予兆…犬のつき丸と戯れる源五郎の姿に「まるでうつけではないか」
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小説『幸村のむすめ』【第9回】伊藤 清美
【小説】衰弱しきった殿の姿…涙をこらえる家臣たちとの会話