法皇側近の大蔵卿高階泰経が堀川館を訪ねてきた。「鎌倉から一ノ谷合戦における恩賞について内奏が送られてきました。そこに国司にしたいという三名の名がありました。源義信、源広綱、源範頼です」国司は官職であるから鎌倉で勝手に決めるわけにはいかない。「この三名はご存知か」「範頼殿は兄であり合戦の総大将ですから知っております」当たり前のことを口にしながら、首を傾げて後の名を考えていた。「義信殿の名は初めて聞…
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小説『魏志倭人外伝』【第18回】半田 貞二
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小説『継体大王異聞』【第2回】讃 紫雲
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