翌日、祖父は、まんざらでもない顔で、麻衣に言った。「林太郎が、お前を気にいって、しばらく付き合いたいと言っている」麻衣は、ふん!と思った。「誰があんな人と付き合うか?」心の中で思ったが、顔は微笑みながら答えた。「そうですね。また会う時があったら、その時に……」とはっきりしない言葉で答えたのだった。祖父は嬉しげに、お前も林太郎と付き合って結婚か?と言いながら目は笑っているのだった。「ああ、やだやだ…
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