そのころ麻衣の実家では大変なことが起きていた。麻衣の実家は、柑子町の屋敷にあった。祖父の家だ。門構えはかなり大きい。それもそのはず、麻衣の祖父は、将軍家の老中の親戚にあたる、倉橋盤衛門と言った。在職中はずっと老中を支えて来たのだ。今は年を取ったため、職は退いているが、影の老中として、まだ権勢を誇っている。この祖父が、麻衣を目の中に入れても痛くない、というほどの可愛がりようで、麻衣の見合い相手を探…
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