4月の新連載のお知らせ
新生活と共に新しい読書習慣!
4月は19作品が連載スタート!
4月19日(土)
8時~『日本語の盆栽である川柳よ』信部詩葉
12時~『決算書はすべて立替金』北川勝也
14時~『大きくなってゆくひとと小さくなってゆくひとのおはなし』ほしらん
18時~『時、見遙かして』中村亮太
20時~『尾張物語』浅川洋
22時~『相談対応、私はこうしています』佐藤健太
4月20日(日)
8時~『改訂版 未来の医師を救う 医療事故調査制度とは何か』小田原良治
12時~『「もう時効?」昭和から平成の”限界的金融界”裏話』赤土留太
14時~『大企業×事業創造の神髄』前出貴則
18時~『わたしのはなし』rita
20時~『青鈴』蒼のり子
22時~『はないろ、きみと』いろは
4月21日(月)
8時~『女力士右近』関勝利
12時~『新事記』吉開輝隆
14時~『常陸を歩く』篠原暮篤
18時~『栄養士が伝えたい「おいしいレシピ」』名古屋栄養専門学校
20時~『「文化国家」日本の宿命』桜山太郎
22時~『知られざる小林多喜二の周辺』小林信義
4月22日(火)
8時~『不確かな真実』和亭正彦
4月19日(土)8時~
『日本語の盆栽である川柳よ』
信部詩葉
日常の何気ない出来事を、五・七・五で軽やかに――

猫と人間の日々のひとコマをユーモアと温かさで綴る。
思わず笑ってしまうけれど、どこか共感を覚える川柳集。
本文をチラ見せ!
まことちゃん騒ぐなお隣猫嫌い
まことちゃんいたずらしたら「デコピン」だ
朝四時に「遊ぼ」と起こす君は猫
青畳寝ている私をまたぐ猫
猫袋くわえ私の昼ごはん
暑かろう猫バリカンで刈り上げる
たこ焼きをすればタコだけくれと猫
カマキリとさんざ遊んで食べる猫
猫用のビデオは裸のメス猫か…
4月19日(土)12時~
『決算書はすべて立替金』
北川勝也
立替金に着目し、経営の実践力を身につける

経営層から簿記初心者まで
決算書から経営状態の本質を知り尽くすためのポイントを現役税理士が解説した指南の書
本文をチラ見せ!
本書『決算書はすべて立替金』は、経営の新たな視点を提供し、その視点を活用して経営活動をより明確に把握、分析、計画、予測、そして実行するための手助けを目指しています。
読者の皆様がこの視点を取り入れることで、自分のビジネスに対する理解を深め、組織への信頼を強化していただけることを願っています。
本書では、「立替金の視点」を通じて経営活動を再評価し、新たな経営のアプローチを提案します。
多くの方が決算書を理解するために簿記を学び、経営分析のスキルを磨いてきたことでしょう。また、経営計画を立て、実践に活かそうと努力されたことと思います。しかし、いざ決算書を目の前にすると…
4月19日(土)14時~
『大きくなってゆくひとと小さくなってゆくひとのおはなし』
ほしらん
いつもすぐそばにいて、ずっととおくで生きている。
心にそっと寄り添う、夢幻的な世界を描く絵本。

まいねん、すこしずつ大きくなるひとと、小さくなるひとのいる“その場所”に迷い込んだ私は、ある「おくりもの」をもらう。
その日、私は“その場所”に迷い込んだ。ただ一本のまるい木のほかに、なにもない場所だった。
「きっとわたしたちはあなたにおくりものをあげるよ」
青い帽子と赤い帽子をかぶった“そのひとたち”は私に言った。
それから、まいねんの同じ日に、私は“その場所”に訪れるようになる……。
本文をチラ見せ!
それは、とおい、とおい昔(むかし)のこと。
ある日(ひ)、ある場所(ばしょ)で、わたしはそのひとたちに出会(であ)った。
そこはなにもない場所(ばしょ)で、ただ一本(いっぽん)のまるい木(き)が立っていた。
そのひとたちは木(き)を指(ゆび)さして言(い)った。
「さあ行(い)こう。あの木(き)がめじるしだ」…
4月19日(土)18時~
『時、見遙かして』
中村亮太
古地図を片手に歴史を歩く。

かつて舞鶴は「海軍の街」だった。明治、大正、昭和の敗戦までの日本の近代史を概観し、この国の壮大な可能性を照射した“時”の旅路。
〈目次〉
東舞鶴 八月十二日
海軍の都/かぐわしき舞鶴の
中舞鶴 八月十三日
鉄道幻影/雄々しき情景/遺された古樹/祝賀大行進/名状できない想い/何ゆえの軍神か/近代という激浪/日本人として生きていく/明治の気概と限界/戦うしかなかった/辛苦の凱歌/ほんとうの受難/帝国雄飛/海軍という感情のふるさと/郷愁喫茶/港、謐として
西舞鶴 八月十四日
城下町めぐり/コの字形の町守/そぼふる雨と/大陸動乱/極北への独走/国づくりに馳せる/狷介孤高/放熱者たち/胸臆の憲法/愛すべき古地図の描かれた昭和八年/分裂を束ねて/至上の倫理/西舞鶴散歩最終譚
東舞鶴ふたたび 八月十五日
めぐれなくとも/すて身の望郷/十二月八日を想う/帝の祈り/神々の希い/肇国の精神が討つもの/近代の肖像/さらなるふたつの愛/かけがえのないうちなるもの/舞鶴のかわいい人
本文をチラ見せ!
古地図を眺めながら、街を歩く楽しみをおぼえたのは、二十代の頃だった。
ある書店の「古地図まつり」という催しで、昭和八年版の「模範 新大東京全圖」なるものを買った。その古地図を趣味の東京散歩の道連れに、かつての軍の施設や工場、学校の跡地をめぐったら、往年の「東京市」を散策しているような、魅惑的な錯覚に引き込まれた。
街の過去を想い描きながらの散歩を、旅にした。
二〇〇〇年の八月、現在の中国東北部を…
4月19日(土)20時~
『尾張物語』
浅川洋
彼女への思いに重なるのは、松姫と織田信忠の”悲痛な愛”

歴史好きの茅根が単身赴任先でたどり着いたのは、「史跡探訪集いの会」。
そこで出会った案内員の白川律子とふれあうにつれ、互いの内心にまで踏み込むように。
そんな二人の曖昧な関係は、長い時間をかけて移り変わり、衝撃的な結末を迎える――。
松姫は、父・武田信玄と織田信長の同盟のために信長の嫡男・信忠と婚約を決められる。
政略結婚の二人だが文を交わして仲を深め、やがて結ばれるものと思っていた。
しかし、その夢は父たちの決裂によって無惨に砕かれた。
時代の荒波に呑まれながらそれでも互いを想い続け、10年越しに再び巡り合えるかと思った矢先、本能寺の変によって二人は永遠に引き離されてしまうのだった。
「日本史のロミオとジュリエット」と呼ばれるこの二人の恋を慈しむ主人公は、自らの思慕にどう向き合うのか……。
本文をチラ見せ!
近江路は歴史の宝庫である。都市化に染まっていないところがあり、歴史ファンにとっては、かつての兵(つわもの)どもの夢の跡を彷彿させる景観や風情だ。琵琶湖周辺には戦国時代の史跡が随所に遺(のこ)り、伊吹山の裾野には北国街道がうねり、湖北には賤ヶ岳(しずがたけ)・小谷城(おだにじよう)・姉川(あねがわ)など古戦場が多い。湖東には天下分け目の関ヶ原、そして彦根城の天守閣がそびえている。湖南には安土城址があり、湖西(こせい)の鯖街道(さばかいどう)や坂本も歴史情緒を楽しめる。…
4月19日(土)22時~
『相談対応、私はこうしています』
佐藤健太
理不尽なクレーム! さて、どうする!?

臨床心理士・公認心理師の資格を持つ著者が、保健所や児童相談所で培った実践的な相談対応ノウハウを一冊に。
クレーム対応から心に寄り添う聴き方まで、豊富な事例と解決策をもとに解説した指南書。
本文をチラ見せ!
これは、地方公務員の心理職として27年間勤めた私が、これまで対応してきた相談をもとに、事例と解決方法をまとめた一冊です。
心理職という言葉に馴染みがない方もいることでしょう。主な業務は、悩みや不安など、心の問題を抱えた人やその家族などから相談を受け、その解決に向けてともに考える相談業務です。
また、相談を受けると聞いても、私がどのような相談を受けてきたのかイメージしにくいことでしょう。例えば…
4月20日(日)8時~
『改訂版 未来の医師を救う 医療事故調査制度とは何か』
小田原良治
きっかけは一人の医師の逮捕だった。

患者を救おうと力を尽くした医師が法廷で裁かれるー。
こうした事案に義憤を感じ、鹿児島の一人の医師が制度創設に動き出した。
立ちはだかる法律の壁、そして関係省庁との厳しい折衝を乗り越え、医療事故調査制度の創設を勝ち取るまでの軌跡とは。
「医療の未来を守るのは、医療現場の自立・自律を確立すること」との信念を実らせた、制度のすべてが明らかになる。
本文をチラ見せ!
筆者は、1986年(昭和61年)日本医療法人協会評議員、1995年(平成7年)同理事、2000年(平成12年)からは同常務理事を務めてきたが、この間、医業税制、医療法人制度に関与してきた。日本医療法人協会の主たるフィールドが税制・医業経営であったこともあり、法務・医療安全には直接関与してこなかった。学生時代も真面目に法学の勉強はしなかったし、面倒な法律文書など見る気もしなかった。そんな筆者が、医師法第21条問題・医療事故調査制度に直接関与し、憲法・刑法・行政法の教科書を読むことになろうとは、まことに皮肉なことであった。
2006年(平成18年)の福島県立大野病院事件医師逮捕の映像を見て、筆者は憤りを感じた…
4月20日(日)12時~
『「もう時効?」昭和から平成の”限界的金融界”裏話』
赤土留太
金融界のリアルは、小説より奇なり

バブル経済と金融危機に揺れた時代。
行員、その後プライベート・エクイティ・ファンドの投資家として、国内外の金融界に身を置いた著者。
そこで目にしたのは、“限界的”状況下でも信念を持ち仕事に取り組む同僚の姿だった。
次世代の金融界を担う人々に向け熱いエールを込めて綴った、20年間の活動の実録。
本文をチラ見せ!
「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」と題される楽曲がある。自分の好きな作品の1つである。
「昔々あるところに……」との語り出しで始まるのであるが、自分のたどってきた道を振り返った時、ある部分は、そう表現しても許されるほど時間が経過していたり、または新しい事象に埋もれていることに気がついた。
そんな昔話をすると、面白がって、「もっと詳しく聞かせて欲しい」と後輩たちより請われることもある。
口下手なので、このように書いたもので、ご興味ある方々にはお伝えしたいと思い、筆を執った次第である。…
4月20日(日)14時~
『大企業×事業創造の神髄』
前出貴則
大企業こそ新規事業の先駆であれ

NTTドコモ、アビームコンサルティングなどにおいて、数々の新規事業創造プロジェクトで大成功を収めた現役・経営コンサルタントが教える、熱きビジネスパーソンのための必読の一冊。
本文をチラ見せ!
みなさんがご存じのように、長い期間にわたって日本の経済成長が鈍化し、多くの大企業が成長戦略として、積極的に新たな事業創造に挑むようになりました。ただし、ほとんどが上手くいっていません。こういった状況を受け、巷では「柔軟性に欠け、リスクヘッジを重視する大企業に新たな事業は創れない」が定説になりつつあります。
かつて大手コンサルティングファームの戦略部門に所属していた私も、多くの大企業の新たな事業創造を支援していくなかで、その難しさを何度も痛感しました…
4月20日(日)18時~
『わたしのはなし』
rita
切り絵で読む、みんなが知っている有名なおはなしの、もうひとつのおはなし

いててっ!
深い眠りから覚めると、誰かが「わたし」の髪の毛を強く引っ張ります。
聞こえるのは、大きな声やリズミカルな足音……?
さて、「わたし」いったい誰なのでしょうか。
一緒に考えてみましょう。
★巻末付録「つくってみよう うずうずネコさん」
親子で楽しめる切り絵の作り方。
かわいいネコさんの切り絵に挑戦してみましょう!
本文をチラ見せ!
あるはれた、
せなかがぴーんと
まっすぐのびるような
つめたいあさのことです。
わたしとなかまは
あたたかくて
ごつごつとした
大きなもののなかで
コロコロとゆれていました。…
4月20日(日)20時~
『青鈴』
蒼のり子
小樽の俳句でつづる四季の旅

本書は著者が日常を切り取り、俳句にのせて綴った珠玉の句集です。
小樽の街並み、四季折々の自然、日常のささやかな瞬間が五・七・五に込められ、読む人に懐かしさや発見をもたらします。俳句を通して、著者が見つけた「小さな幸せ」が心にしみる一冊です。
特に、コロナ禍における日々の過ごし方や、五感を研ぎ澄ませて暮らすことで見えてきた景色や感情が、素朴でありながら力強い言葉で表現されています。俳句初心者にも楽しめる内容で、「俳句は難しい」と感じている方にも、軽やかな句から気軽に楽しんでいただけます。
本文をチラ見せ!
私は幼いころ、お菓子と本を枕元に置いて寝ていました。クリスマスのとき、サンタさんのプレゼントは電気スタンドでした。
数年前に仕事を退職し、そのころ見ていた俳句のテレビ番組が楽しかったこともあり、2021年4月から小樽老壮大学俳句科に通い始めました。時期としては、ちょうど体のあちこちに不具合を抱え、コロナに怯えていたころです。
私はそのころから…
4月20日(日)22時~
『はないろ、きみと』
いろは
一歩歩いたら、素敵な世界そこにあるんです

福祉施設や家庭での日々を舞台に、人と向き合うことの難しさや葛藤、心が通じ合ったときの喜びを瑞々しく描いた一冊。著者自身が相手に真剣に向き合い、時に悩みながらも見つけたのは、ほんの少し目線を変えれば、そこには新しい世界が広がっているということ。いいスタッフとは何か? いい母親とは? いい女性とは?
一人の人間として自分らしい生き方を模索している人に贈る、珠玉のエッセイ集。
本文をチラ見せ!
障害者のグループホームで働いている。入居者の多くは、だいたいのことは自分でできる人たちだ。脳梗塞になって片麻痺である人、知的障害がある人、精神障害がある人。ハンディキャップは人によって異なるが、自分の意思が伝えられて、少しの手伝いがあれば、日課を遂行することができる人たちだ。
私はそこでご飯を作ったり、洗濯をしたり、トイレや入浴の手伝いをしている。
以前は介護支援専門員をしていた。鬱病になってしまい、休職したら家から車で40分もかかるところへ生活支援員として異動することになった。…
4月21日(月)8時~
『女力士右近』
関勝利
土俵の上で輝けるのは、強い心を持つ者だけ。

戦後、占領軍により男相撲が禁止され、代わりに女相撲が盛り上がるように。
長年人気を支え続けてきた桜田部屋だったが、厳しい稽古のせいで入門者が激減し、廃業の危機に直面していた。
そんな中、女将の養女・咲がとんでもない怪力の持ち主だと発覚!
マネージャーの道長や妹弟子の雷子と力を合わせ、宿敵・柊部屋の小式部内侍らを倒し、たちまち最強力士「二代目右近」として成長する。
しかし、そこに至るまでには、初代右近として桜田部屋を率いた女将や、女相撲界を支えた後援者・望月の尽力があった――。
2人の右近を中心に、力士たち、後援者、マスコミが織りなす人間模様と、女相撲界の興隆と衰退を描く物語。
本文をチラ見せ!
「右近関(うこんぜき)、大丈夫でしたか?」問いかけられて意識が戻る。どうやら数秒眠っていたようだ。
「はい、大丈夫です」と返事をする。実際、少し強めに踏んだブレーキではなく、雷子(らいこ)の声で目が覚めたのだ。
睡眠は十分取っているつもりだが、眠りが浅くなっているのかと右近は思った。
女相撲本場所の三月場所千秋楽の前日、桜田(さくらだ)部屋の四人(大関右近、妹弟子の雷子、桜田部屋女将、部屋唯一の男であるマネージャーの道長)を乗せた車は、奈良県にある大和コロセアムに向かっていた。…
4月21日(月)12時~
『新事記』
吉開輝隆
万物は神・虚空から与えられた宝物

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の指示を受け、
天上界へ旅をすることになった著者。
今の天上界の姿を記す役割を与えられ、
多くの神々・虚空との問答を重ねる。
たどりついた天上界・虚空界は慈悲にあふれていた ......。
ファンタジーとリアリティーで、古事記(神代)の謎を解く物語。
本文をチラ見せ!
日本人に親しまれている年号は、現在では、ご承知のとおり、令和(れいわ)である。
この令和という年号は、シナ文化を出典とする、これまでの例から外れて、日本文化を出典としている。すなわち、万葉集巻五(まんようしゅうまきご) 「梅花の歌三十二首、併せて序」にある一文からである。
その一文とは、漢文調では「時(とき)に、初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(かぜやわ)らぎ……」、
これを和文読みにすると…
4月21日(月)14時~
『常陸を歩く』
篠原暮篤
海岸沿いを歩いていたら、県境も歩きたくなった。

趣味、山歩き。そんな中年男性が始めたのは、茨城県の輪郭を歩くことだった。地図を睨み進む薮の道、道中の何気ない田園風景、ユニークな人々との会話、そして休憩がてらのグルメまで、20年に及ぶ地道で壮大な冒険の記録。
本文をチラ見せ!
茨城(常陸)には高い山はないけれど、山歩きを楽しめる低山は多い。また太平洋に面しているので海の幸に恵まれ、魚市場には遠く栃木や群馬からの来訪者もある。茨城は山ばかりではなく、海岸も面白かろうと思った。そこで、北の福島県境の勿来(なこそ)から、南の千葉の銚子港まで海岸線を歩いてみることにした。一度で歩き通す時間的な余裕はないので、交通機関を利用して何度かに分けて歩くことにした。…
4月21日(月)18時~
『栄養士が伝えたい「おいしいレシピ」』
名古屋栄養専門学校
「おいしい」をつくる力が、未来をつくる!

カオ・パット・ガパオ・ガイ(ガパオライス)
オーツミルクハニー
ローズヒップとハイビスカスのゼリー
卵不使用!なんちゃってとろとろ卵のトマトソースオムライス
和風タンドリーチキン
生鮭のポアレ、ケッパー風味のドレッシング添え
揚げない! 小エビのエスカベッシュ風マリネ
etc.
本文をチラ見せ!
この本は、名古屋栄養専門学校で、ふだん調理関係の実習を担当している教員の料理レシピを紹介することを目的として誕生しました。
私達が毎日食事をする意味は、単に生命を維持するだけでなく、「おいしい」と感じること、大切な人と「おいしさ」を共感したい、大切な人に食べてもらいたいという気持ちを抱き、そして健康になるというところにあります。
仮にAIが発達し、理想的な栄養素を理想的な量含むカプセルが開発され、調理や食事をする時間が節約されても…
4月21日(月)20時~
『「文化国家」日本の宿命』
桜山太郎
戦後80年 日本は何を変えられなかったのか?

皮相な問題意識では、社会の衰退は止められない。機会を生かせず富を浪費する企業で著者が直面したこの国の根本的な課題とは――
本文をチラ見せ!
「日本」をテーマにして何かを述べようとすると、議論に偏りが生じやすい。以前からそう思っていたにもかかわらず、本書のタイトルは表題の通りになった。
日本と日本人について論じた言葉は数多くある。美化することに重点をおいた論じ方があれば、問題視するのが当然といった口調の意見もあり、事実と観念性をどのように交えるかに関しても人によって違いがある。日本的なものがあると漠然と信じている点では似ていても、着眼点や価値観は明らかに異なっており、多様な見方が散漫に放置されているその状況も、今の日本における現実の一つだといえる。…
4月21日(月)22時~
『知られざる小林多喜二の周辺』
小林信義
小林多喜二の血縁である著者が、貴重な書類や写真、手紙を緻密に読み解き多喜二の実像に迫った一冊。

小林家という大きな流れの中から
今、ふたたび鮮やかに立ち上がる小林多喜二の姿――
これは単なる研究の書ではありません。
多喜二自身も気づかなかった多喜二の深層を解き明かすエキサイティングな謎解きの書です。
――市立小樽文学館長 亀井志乃
・多喜二の誕生日は定説と異なっていた
・過去の研究書には書かれていない「弟」の存在
・多喜二の香典控に帝国陸軍軍人の名前が!
・400年前のあの武将と深い関係があった?
ほか
本文をチラ見せ!
小林多喜二の存在は近現代史において大きな意義があります。これまで文学面や思想面で多くの研究書が出されています。多喜二の人物像や取り巻く人々についても沢山書かれています。しかしながら、それらは多喜二自身の記述や交友関係者からの聞き取りに基づくものがほとんどです。中には多喜二が創作した小説から推測したものさえあります。これらの中には不正確だったり間違っているものもあります。たとえば多喜二の誕生日の件です。これまでの定説では…
4月22日(火)8時~
『不確かな真実』
和亭正彦
「う・ら・み・は・は・ら・し・た・よ」
ベテラン刑事が難事件に挑む本格ミステリー!

東京の高級マンションで起こった凄惨な殺人事件。
粘り強い捜査の結果、捜査本部は意外な人物が犯人であると突き止める。
しかし、事件の背後には、影法師のように見え隠れする“もうひとつの真実”があった――
都内のマンションの一室で有名デザイナーの国枝和子が無残な姿で発見された。
防犯カメラの映像から浮かび上がった容疑者は3人。
それぞれの身辺をくまなく調べ、捜査チームはついに犯人を特定するが、その人物の精神鑑定をめぐり、事件は思わぬ展開を見せる。
定年間近のベテラン刑事・田所は、被害者の過去の人間関係から徐々に事件の核心に近づいていくが……。
本文をチラ見せ!
凄惨な事件であった。
新年早々の一月八日、新宿を起点として東京、神奈川を貫く東神電鉄の西城公園駅にほど近い瀟洒なマンションの一室から女性の遺体が発見された。遺体には、鈍器で殴られたような後頭部の陥没と胸部に致命傷になったと思われる数カ所の刺し傷があったが、傷はそれだけではなかった。大きく切り裂かれた腹部からは、まるで腑分けをしたかのように内臓の一部が体外に引きずり出されており、皮膚がめくれ返った首の部分には、気管や太い血管が不気味に露出していた。…
今月もお楽しみに!