十一なんと、大坂の町屋に火をかけるよう命じたのは、秀頼さまだった。噂は真実のことだという。「公方さまが京に到着されたとき、町の人々から大変に喜ばれたそうだ。これで焼き討ちの心配がなくなって、安心して暮らせる、と」町の人々にとって正直なところ、普段の暮らしができるのなら、豊臣であろうと徳川であろうとどちらでもよいのだ。「古手屋はその話を広めて歩いているんですね。なんでも落城前に大坂城に火をつけたの…
時代小説の記事一覧
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小説『幸村のむすめ』【第13回】伊藤 清美
なんと、大坂の町屋に火をかけるよう命じたのは、秀頼さまだった!
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小説『犬の三楽斎』【第6回】上泉 護
「穢多」と虐げられるまゆの父親、善右衛門との出会い
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小説『忍者風魔 ~戦国時代を生きた風魔小太郎~』【新連載】鏡本 ひろき
戦国時代、忍者の住む風間村。少年は下忍として初めての仕事に心を躍らせていた。
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小説『幸村のむすめ』【第12回】伊藤 清美
【時代小説】買い物をした古手屋は、忍びのつなぎの場所だった…
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小説『犬の三楽斎』【第5回】上泉 護
「穢多だろうが非人であろうが、人である事に変わりあるまい」
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小説『幸村のむすめ』【第11回】伊藤 清美
【時代小説】手に入れた美しい紅布...「遊女の下衣だったのでは」
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小説『犬の三楽斎』【第4回】上泉 護
殿である兄と対立してでも救いたい命「つき丸…頑張るのだ…」
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小説『幸村のむすめ』【第10回】伊藤 清美
娘のように愛しいかったが…美しくなっていく阿梅への「苛立たしさ」
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小説『犬の三楽斎』【第3回】上泉 護
嵐の予兆…犬のつき丸と戯れる源五郎の姿に「まるでうつけではないか」
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小説『幸村のむすめ』【第9回】伊藤 清美
【小説】衰弱しきった殿の姿…涙をこらえる家臣たちとの会話
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小説『犬の三楽斎』【第2回】上泉 護
「何ですかその犬は?汚らわしい」周りからの風当たりが強い中、孤独に生きていた源五郎は…
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小説『幸村のむすめ』【第8回】伊藤 清美
「知略縦横の名参謀!」語り部たちが談ずる片倉小十郎の過去
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小説『幸村のむすめ』【第7回】伊藤 清美
「我がせがれながら愛想がつきるわ!」病床の殿が声を荒げたワケ
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小説『犬の三楽斎』【新連載】上泉 護
【時代小説】「どこからついて来た?」足元に纏わりつくあどけない仔犬に少年は…
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小説『幸村のむすめ』【第6回】伊藤 清美
「逃げることは許されない」戦に負けた大名の娘は遊郭へ…
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小説『大江戸弘メ帖 第一編 東錦絵』【最終回】渋谷 松雄
「『時分の色で、自分の色』を作りましょう」誰も見たことがない色の着物を求めるワケは…
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小説『幸村のむすめ』【第5回】伊藤 清美
【時代小説】心根の強い少女への複雑な思い「この子が男だったら…」
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小説『大江戸弘メ帖 第一編 東錦絵』【第10回】渋谷 松雄
「うまくいきませんよ」役者たる者、着物の色も流行らせたい!
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小説『幸村のむすめ』【第4回】伊藤 清美
逃がすこともできたのに…彼女を見て気付いた「阿梅を城にとどめた理由」
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小説『大江戸弘メ帖 第一編 東錦絵』【第9回】渋谷 松雄
台詞回しや所作の上手さじゃない…ご見物の神様となる「本当の役者」とは