【前回の記事を読む】抗がん剤投与のため体内にポートを埋め込んだ妻。空港のセキュリティーゲートも問題なし!二人で香港・マカオ旅行へ千恵は、以前、友人とラスベガスのカジノに行ったことがあると聞いたことがある。ゲームのルールもよく知っている。千恵にマナーやルールなど教えてもらった。お遊び程度と思って、一万円を両替した。まずは、お決まりのルーレットだ。私は初めてだったが、TVで見たことはある。最初は、赤…
[連載]家族の闘病記ピックアップ
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小説『家族の闘病記ピックアップ』【最終回】成田 たろう
「ママが倒れて、救急車で病院に運ばれた!」7回もかかってきた娘からの電話。今朝は、あんなに元気だったのに…死が頭をよぎった
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エッセイ『家族の闘病記ピックアップ』【第9回】イドゥルギ ヒロ
「至急病院に来て欲しい」妊娠した妻の病院から電話があった。病院に飛ぶと、妻は集中治療室の中で......
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エッセイ『家族の闘病記ピックアップ』【第8回】堀内 昌子
「家族の皆さんとしては、いつまで生かせたいですか」という医師からの言葉。一瞬、聞き間違いではないかとわが耳を疑い…
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エッセイ『家族の闘病記ピックアップ』【第7回】松本 しほり
「飛行機はすぐそこですから」と車椅子を貸してもらえず…ALSの夫を支えながら、ゆっくり3段ごとに休憩を入れて昇ることに
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エッセイ『家族の闘病記ピックアップ』【第6回】なるお みきこ
祖母の看護と住宅ローンの負担に追い詰められ、悩みを誰にも打ち明けられないまま、父は脳内出血で倒れてしまった
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エッセイ『家族の闘病記ピックアップ』【第5回】有村 月
「入院できて安心」と笑った数時間後、「今週が山です。長くても2週間―」思いもよらない余命宣告が待っていた
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エッセイ『家族の闘病記ピックアップ』【第4回】村瀬 俊幸
「何だか足がおかしい。力が抜けて足の感覚がなくなっていくような気がする」と、妻が緊張した声で私を起こし…
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小説『家族の闘病記ピックアップ』【第3回】成田 たろう
3月上旬、がんの手術のため妻が入院。腫瘍が3カ月で約3倍の大きさに。全部取り切り、何も問題はないと思っていた、その時は。
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エッセイ『家族の闘病記ピックアップ』【第2回】谷口 正典,益村 泉月珠
右足を切断するしか、命をつなぐ方法はない。「代われるものなら母さんの足をあげたい」息子は、右足の切断を自ら決意した。
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エッセイ『家族の闘病記ピックアップ』【新連載】桜木 光一
変わり果てた妻の身体――なぜ投身前に見つけてあげられなかったのか? 鮮明に残る縫合の痕を見て申し訳ないことをしたと泣いた…