事の始まりは、この物語の三世代ほど前まで遡らねばならない。室町幕府には管領(かんれい)といって征夷大将軍を補佐する幕府の要職があるのだが、その管領には細川、斯波、畠山という足利将軍家に連なる一門の中から選ばれた者が就任する決まりとなっていた。そしてこの三家は〈三管領家〉と呼ばれていた。享徳三年(一四五四年)、その一つである畠山家で家督争いが生じた。畠山政久と畠山義就とが従兄弟同士で争ったのである…
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