和木重太郎が剣の腕を買われて、藩主義政の稽古相手をするようになってから半年ほど経った頃、突然、用人の加持惣右衛門に命ぜられ、周りに挨拶をする暇もなく江戸を発つことになった。役目はお側衆の青山新左衛門の護衛である。青山新左衛門は加持惣右衛門から国家老の新宮司隼人宛の返書を携えていた。坊の入り江で海防番士の遺体が見つかり、事件の裏に抜け荷が関わるのではと、岩淵郭之進は新宮寺隼人と相談して、抜け荷のこ…
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闇夜に乗じた不意の敵襲。総力を挙げた赤井一族の猛攻に苦戦