【前回の記事を読む】その瞬間、ごろつき連中にやられて倒れていたはずの男の目がバッと見開いた。目をつぶったままの少女を見た瞬間だった。「これは、まさか七夕(たなばた)か? 七夕は七月の文月でなかったかい。おいらの地元ではそうだけどもなあ……」勘治は大きな目で不思議そうに七夕のような飾りを見た。「あ、そうだね、お前さんは信濃の生まれだったね。そう、本当は七月七日が本来の七夕なんだけど、ここ、直江の津…
歴史の記事一覧
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小説『ながれ星 冬星』【第5回】石田 義一郎
「ニャー」赤毛のトラ模様の猫が入ってきた。すると今まで寝ていた男がひどく怯えた様子でガバッと起き上がり…
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人生論『「心の路」歴程』【第3回】葉丹安 和英
心身ともに傷だらけの者たちは行き倒れるまで歩き続けるしかなかった。だがそれにより遍路は弱者・庶民の道として今日に残った
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小説『尾張物語』【第4回】浅川 洋
のぞみのドア越しに見つめ合った視線が胸を揺さぶり京都での別れを鮮烈に刻んだ
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小説『時、見遙かして』【第4回】中村 亮太
どちらからいらしたんですか、と女性。土地の人間ではないとすぐにわかるのだろう。東京です、と言うと…
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歴史・地理『嵌められた光秀』【第6回】根木 信孝
本能寺の変に千宗易(利休)の影? ただの茶人が異例の出世を遂げた理由
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歴史・地理『いにしえの散歩道』【第9回】大津 荒丸
古代の天皇は異常すぎるくらい長生き?! その謎を解くカギは古代中国で使われていた暦にあった
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第11回】松浦 明博
なぜ『高天原』の読み方は分かれたのか――『たかまのはら・たかあまはら』の背景
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小説『兎角儚きこの世は』【第8回】白井 忠彦
暴君となった王は、かつての気高き心を取り戻すことが出来るのか。握った刀の行き先は…。
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小説『九頭龍王 オホト』【第5回】森長 美紀
羽衣を脱ぎ長い髪を束ね剣を舞う姫君 その美しさに越の人々が息を呑んだ春の宴
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小説『刀の反り』【最終回】大髙 康夫
命がかかっているのに――盗賊に狙われた呉服屋の用心棒を依頼された。だがその手間賃は、命がかかっているわりに安過ぎて…
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小説『縁 或る武家のものがたり』【第10回】伊藤 真康
燃え落ちる大坂城を背に、阿古姫と幼子たちは仙台へ。彼女を訪ねてきた意外な人物とは――?
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小説『ながれ星 冬星』【第4回】石田 義一郎
その瞬間、ごろつき連中にやられて倒れていたはずの男の目がバッと見開いた。目をつぶったままの少女を見た瞬間だった。
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人生論『「心の路」歴程』【第2回】葉丹安 和英
邊地順礼の信仰特徴は複雑怪奇で、相互受容的。邊地順礼にある信仰の核は観音信仰だが他にも多くの信仰宗教が入り込み融合された
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小説『尾張物語』【第3回】浅川 洋
「僕ね、白川さんから返信が来るなんて思っていませんでした」「私だって、返事が来て会ってくれると知ってちょっと驚きました」
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小説『時、見遙かして』【第3回】中村 亮太
【舞鶴市の歴史】戦争下に東西が合併した街――海軍都市と旧城下町が共存した昭和の舞鶴とは
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歴史・地理『嵌められた光秀』【第5回】根木 信孝
やはり、光秀に謀反を起こす気持ちは全くなかった。そうなると一番疑わしいのは羽柴秀吉ということに……
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歴史・地理『いにしえの散歩道』【第8回】大津 荒丸
日本古代史を再考する『記紀』の読み方―。「倭王武=雄略天皇」説が広く流布されているが、これが成立しないとなると...
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歴史・地理『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第10回】松浦 明博
聖なる世界としての高天原は「たかあまはら」、あるいは「たかあまのはら」と読むのが自然である
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小説『宮本武蔵と忍びの者』【最終回】石崎 翔輝
十蔵は里の娘との男女の経験はあったが、これが『本物の女』ではないかと思った。つまり己はまだ『本物の女』を知らないのだ
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小説『兎角儚きこの世は』【第7回】白井 忠彦
民の希望を背負い堕落した王へ挑む最後の賭け――雨を呼ぶ導師がもたらす奇跡と、かつての聖君を取り戻そうとする家臣の覚悟