【前回の記事を読む】深夜、まどろみの中、目を覚まして聞こえてきたのは怪獣のようなうなり声。その声の持ち主とは……?一九五七年三月八日。峯慎一、呼び名は「慎ちゃん」。もうあとひと月で十歳。ドミニカ共和国の最初の朝はこうやってスタートしました。そして、この日からおよそ五年間、両親、弟、妹、それに父さんの弟をふくめた六人家族は、このダハボン地区のラ・ビヒア(スペイン語で「見張り台」という意味)で、ほか…
昭和の記事一覧
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小説『ぼくとマンゴとエルマーノ』【第3回】マイク 峯
ドミニカ一日目の朝。食卓にあったのは日本では貴重なバナナ! 慎ちゃんは弟たちと一緒に「うああ、バナナっておいしいねえ」
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小説『29歳、右折の週』【第7回】言田 みさこ
「どうも、こんちわ」許婚が連れられてやってきた。親友は挨拶もせず、鋭い眼で下から見据えている。
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小説『海のように深く、大地のように温かい』【第10回】天馬 ときわ
継母はひどい奴や。実の子には贅沢に食べさせて、俺には「今日お米ないから、おまえ隣の家にお米借りにいってちょうだい」
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小説『ぼくとマンゴとエルマーノ』【第2回】マイク 峯
深夜、まどろみの中、目を覚まして聞こえてきたのは怪獣のようなうなり声。その声の持ち主とは……?
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小説『29歳、右折の週』【第6回】言田 みさこ
目の粗い紺のセーターを着ていても、中央の背骨がわかるほど痩せて細い。先生の目を盗んで、30センチ定規でその背中をつついた。
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小説『海のように深く、大地のように温かい』【第9回】天馬 ときわ
「魚がさばけへんでも経営くらいできる、魚は生臭いから嫌」…店主の一人息子は、嫌々仕事をしとる。俺に物言われるのが嫌そうや。
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小説『ぼくとマンゴとエルマーノ』【新連載】マイク 峯
戦後・日本が貧しかった時、家族はドミニカ共和国への移住を決めた。「カリブの楽園」と謡われた国で物語は始まる―。
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小説『29歳、右折の週』【第5回】言田 みさこ
私の片耳をピッタリと両手で囲い、舌が上あごからピチャッと離れる音まで聞こえるいやらしいひそひそ声で、えげつない話をたくさん聞いた。
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小説『海のように深く、大地のように温かい』【第8回】天馬 ときわ
「お父さんが死んでしもたんや。そろそろこっちに戻ってきたらどうやろう」葬式の日、北海道で就職した一人息子に本心を明かした
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小説『29歳、右折の週』【第4回】言田 みさこ
淫乱な女は14、15歳で既に男を錯乱させる光を持つと言う。15歳の理緒子に対して、7つ上の兄は「男の目」になっていた。
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小説『海のように深く、大地のように温かい』【第7回】天馬 ときわ
家族が営む鮮魚店。週末の宴会場は満員御礼の大忙し。厨房では、4歳の娘までもが大切な労働力!
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小説『29歳、右折の週』【第3回】言田 みさこ
職員室に入り込み、めぼしい話を盗み聞きしようと、机がひしめく狭い通路を四つん這いになって這って歩いていた彼女…
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小説『海のように深く、大地のように温かい』【第6回】天馬 ときわ
勝浦温泉まで新婚旅行。丸くふっくらしたゴマアザラシのような模様の貝を手渡した。
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小説『29歳、右折の週』【第2回】言田 みさこ
世の中を笑っていた。笑うことが好きだ。そしてあたりを射抜くように見ている。
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小説『海のように深く、大地のように温かい』【第5回】天馬 ときわ
宴会の片付けが終わった帰りの山道。月を見ながら好きな女の子への想いをつぶやきながら自転車を漕ぐ
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小説『29歳、右折の週』【新連載】言田 みさこ
真面目で優しい彼と婚約。なのに、女子高時代からの気の強い友人からは妥協して選んだのではないかというようなことを言われ…
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小説『海のように深く、大地のように温かい』【第4回】天馬 ときわ
磯吉商店は宴会で大忙し!夫を諦め家族、商店を支える妻の思い
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小説『海のように深く、大地のように温かい』【第3回】天馬 ときわ
予約で大忙しの宴会当日に魚の配達に出たきり消えた夫に怒り心頭!
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小説『海のように深く、大地のように温かい』【第2回】天馬 ときわ
喉がカラカラの暑い日に飲むキンキンに冷えたラムネは最高!
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小説『海のように深く、大地のように温かい』【新連載】天馬 ときわ
古き良き時代の城下町、常磐町。この町の魚屋・磯吉商店の物語が今始まる