【前回記事を読む】「あなたのことこっそり菊丸って呼んでたんだよね。まん丸い菊野さんだから菊丸」確かにあの頃はふくよかだったけど…本人に言う?わたしという人間は昔からずっとひとりだし、今ここにいるわたしも、もちろんひとりきり。にも関わらず、見る人によって、以前とあまり体型の変わらないわたし、以前より太ったわたし、以前よりやせたわたしが存在する。たかだか見かけだけの話、とは言えない。むしろその逆だろ…
ミステリーの記事一覧
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小説『〈ひまわり探偵局番外編〉 ひまわり坂で待ってる』【第3回】濱岡 稔
わたしという存在は、モザイクみたいなものなのだ。たくさんのわたしがこの世界にいて、その刻一刻と変わる断片を寄せ集めて…
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第30回】春山 大樹
「何があった」その言葉をきっかけに、彼女は肩を震わせ嗚咽を漏らし始めた。そして「警察は私を疑っているみたい。脅された」と…
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小説『シュバルツ・ヴァルト』【第10回】萬野 行子
兄の死のカギはブレーキ……? 同じような事故に遭ったベテランレーサーの話を聞いてますます疑惑が深まる
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小説『彼のために人を焼く』【第21回】暮山 からす
このままでは遅刻した彼女に放火の容疑が... 必死にアリバイを説明するも、「君は矛盾に気が付いている?」と刑事は言った。
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小説『虹色の魂』【第8回】青居 蒼空
警察官の春くんが家に来て、母の仏壇に手を合わせた。扉の隙間に耳を澄ますと、「お前に聞きたいことがある」と父が…
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第29回】春山 大樹
「お母さんにも何度も謝った。あの子のために何かしたくてこの病院で働いてる」と泣く、彼女を昏睡状態に追い込んだ元いじめ加害者
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第2回】星河 三郎
「私共の姫君が、あなた様の笛の音を聴きたいと…私が案内いたしますゆえ」そう言って添えられた手は、驚くほど冷たくて細く…
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小説『スクリーン』【第6回】山田 健太郎
明日、突き落としたと話そう。そう思うと、留置所に入って初めて肩の力が抜けた。――無罪の男子高校生が自白を決意し…
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小説『不確かな真実』【新連載】和亭 正彦
都内のマンションの一室で無残な姿で発見された女性の遺体。捜査本部は容疑者と思われる人物の特定を急ぐが…
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第28回】春山 大樹
「不審死した二人と元同級生である看護師について、警察が関連を調べています。」…非常にまずい。これではまるで彼女が犯人だ
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小説『悪魔に下す鉄槌』【第3回】南 十士郎
彼女のあの目に見られると、世界の全てが奪われて、僕は彼女の事しか考えられなくなってしまう。僕の目には彼女しか映らない。
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第27回】春山 大樹
監視カメラの映像を最後までチェックしてみたが、特に不審な動きをする者はなかった。しかし、あることに気づき映像を止めてみると…
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小説『白い陥落~看護学生あずみの事件簿 2~』【第8回】叶浦 みのり
跡取り息子に思わぬ落とし穴。――父親存命中も成果を出し、跡を継いでからも事業は好調。好調なだけに、そのプレッシャーで…
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小説『ラーゴ 』【第8回】そのこ+W
ミラノ郊外――マリファナパーティーをしていたグループが逮捕された。主宰をしていたのは子どもたちに親しまれていた〇〇だった…
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小説『シウカラ』【第8回】山田 光美
死んだ父を見つけたのは見つけたのは家政婦だった。「自殺」と聞いたが現場はあまりにも不自然で......
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第26回】春山 大樹
「僕の中ではあなたも容疑者の一人です。潔白を証明したいのなら…」「君、俺を脅すのかい」
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小説『〈ひまわり探偵局番外編〉 ひまわり坂で待ってる』【第2回】濱岡 稔
「あなたのことこっそり菊丸って呼んでたんだよね。まん丸い菊野さんだから菊丸」確かにあの頃はふくよかだったけど…本人に言う?
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第25回】春山 大樹
「彼女が入院している病棟で、彼女を虐めていた奴が二人も…きっと裏に何かある。警察が来るなら俺も証言する」…は? 探偵気取りか
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小説『善悪の彼方に』【最終回】叶浦 みのり
主人は清廉潔白、妻は従順、息子は優等生。あまりに非の打ちどころがなさすぎる一家だが、実は……。
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小説『シュバルツ・ヴァルト』【第9回】萬野 行子
不可解な兄の死。事故死に納得できず、司法解剖を再び試みる……。その結果にますます疑問を抱いた