【前回の記事を読む】母親に内緒の傷害事件、これは一大事だ……。 家に戻ると真琴が車で訪ねて来ていた。隣には広田と名乗る小柄で綺麗な女性が――「朝もお兄さんのことで大変だって言っていたよね?」あずみはうなずいた。「うん……。それが……ついさっき、お兄ちゃんが病院に運ばれたの」「病院に?」もっと驚かないと不自然だったかな、と思いながらもあずみは尋ねた。「それは……病気か何かで……?」「いや。それが……
ミステリーの記事一覧
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小説『白い陥落~看護学生あずみの事件簿 2~』【第10回】叶浦 みのり
「さっき、お兄ちゃんが病院に運ばれたの」カッターを振り回し、自殺すると叫ぶ会社の秘書女に切りつけられ…
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小説『ラーゴ 』【第10回】そのこ+W
複雑な事情から母国ロシアから逃げてきたボリスのことを私は能天気な正体不明の居候と決めつけることはしなくなった
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小説『沈下橋』【第2回】金原 信彦
「もう白衣を着ることはない…」異動通知を受けた研究者が迎えた痛飲の夜、泥酔しきった彼のもとに元同僚が現れ…
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小説『シウカラ』【第10回】山田 光美
書斎に現れたのは身長わずか20センチの少女だった!? 「キミは誰なんだい」謎の少女の正体は…
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小説『〈ひまわり探偵局番外編〉 ひまわり坂で待ってる』【第4回】濱岡 稔
芸術としての短編小説に執着したエドガー・アラン・ポーと、大衆のための長編小説を書き続けたディケンズ。二人は正反対のようで…
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小説『虹色の魂』【最終回】青居 蒼空
「どうして戦争なんかしちゃったのかなあ?」子どもだというのに涙も流さず淡々と話す様子を見て、僕の目からは涙が溢れていた
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小説『シュバルツ・ヴァルト』【第11回】萬野 行子
F1の技術が裏目に? 相次ぐ不審な自動車事故に潜む闇の正体は……
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小説『彼のために人を焼く』【第22回】暮山 からす
「それに警察は彼女を疑っていない。疑われているのは君だよ。」刑事は父が亡くなった"事件"を蒸し返し...
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小説『虹色の魂』【第23回】青居 蒼空
「おじさん、家が見つからないんだ」――家族の名前を叫ぶもの、絶望して道に横たわるもの。皆一瞬にして家族も家も失っていた
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小説『虹色の魂』【第22回】青居 蒼空
父が事故にあったと聞き、病院にかけつけたら――「あれ、光来たのか」ぴんぴんした父の隣には"母の生まれ変わり"の少女がいた
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小説『虹色の魂』【第21回】青居 蒼空
子供の泣き叫ぶ声、大人たちの悲鳴。ナイフを持った男が現れ辺りは一変! 子どもが襲われそうになったその時、駆けつけたのは…
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小説『虹色の魂』【最終回】青居 蒼空
天皇陛下が詠みあげた「よもの海 みなはらからと…」――人々が皆、同じ父母から生まれた兄弟姉妹のように思いあえば…
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小説『虹色の魂』【第19回】青居 蒼空
祖母は言った「国と国との戦争で、必ずそこには〝死〟がある」と。僕は祖父に諭された気がして玉音放送の全文を手に取った。
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小説『虹色の魂』【第18回】青居 蒼空
「残飯なんか食べて、大丈夫だったの?」「当時は、残飯でも食べられたら幸せだったわ。」――上野駅の地下で暮らしていた戦災孤児…
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小説『惰走は駛走に変わる』【新連載】大森 是政
横浜貿易を一時止めた根岸競馬場の熱狂――慶応年間の創設から明治時代の皇族・政財界人を魅了した馬かけ文化とは
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小説『虹色の魂』【第17回】青居 蒼空
祖母が猫を拾ってきた。「昔の自分を思いだして、放っておけなかったのよ」そしてゆっくりと語りだす。
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小説『虹色の魂』【第16回】青居 蒼空
別れを言わず、特攻に向かう友を見送る。乗ったら最後、待っているのは〝死〟のみである。―本当にこれが、正しいことなのだろうか?
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小説『虹色の魂』【第15回】青居 蒼空
「お母さんだよ!お母さんを見つけたんだ」起き抜けの僕にそう言って、父が連れて行ったのは隣町の小学校。もしかして、お母さんって今、小学生?
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小説『虹色の魂』【第14回】青居 蒼空
僕はただ立ち尽くしていただけなのに、感謝状をもらった――狼男と一緒に
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小説『虹色の魂』【第13回】青居 蒼空
暴漢に襲われていた女性が、僕の背後に隠れる。僕は大根を手にするのが精いっぱい。そのとき、窓があいて出てきたのは…