【前回の記事を読む】「お前…姫様を裏切るのだな…」明け方、宗佐は血糊に染まった縁側で倒れていた。切り落とされていたのは、小指の……磬が鳴り、力強い声で拓善が観音経を朗唱し始めるのに合わせて、宗佐は姿勢を正し、心を澄まし、笛を構え、姫と初めて会った際に吹いた『昴に捧ぐ』を吹き始めました。不幸中の幸いと言うべきか、彼が失った左の小指は、笛を吹く妨げになることの最も少ない指だったのです。笛の音は、拓善…
ミステリーの記事一覧
タグ「ミステリー」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
実用『指切り宗佐 愛恋譚 』【最終回】星河 三郎
法要の間、姫君の墓前に捧げられていた“成人男性の小指”――しかし法要が済んだ後、寺の者が総出で探しても、見つからず……
-
小説『超能力探偵 河原賽子』【最終回】春山 大樹
スーパーから逃げた泥棒を追って公園へ。ようやく追いついた瞬間、突風で飛んできた1枚の紙が顔に張り付いた…何気なく紙に目をやると…
-
小説『超能力探偵 河原賽子』【第92回】春山 大樹
職場で盗みを疑われ、心療内科へ。「魚なんて盗んでません」と訴えたところ、女医は「うーん、面倒くさいな。じゃあ辞めれば?」と言い放ち…
-
小説『超能力探偵 河原賽子』【第91回】春山 大樹
「お会計は1,526円です」と伝えると、客が払ったのは1,500円だけ…不足を伝えると、「今出すとこだった、犯罪者扱い?」と怒鳴り始め…
-
小説『超能力探偵 河原賽子』【第90回】春山 大樹
呆けた顔で薄汚れた人形を拾うと、それが母の形見だったことを思い出した。「ごめんなさい…」と泣きながら、彼女は崖の先端から身を乗り出し…
-
小説『超能力探偵 河原賽子』【第89回】春山 大樹
幸せそうだった友人の結婚式…ところが、お色直しを終えた花嫁はドレスが破れ、髪は乱れて顔も煤だらけ…「パパが…ママも…」と嗚咽して…
-
小説『超能力探偵 河原賽子』【第88回】春山 大樹
「死なないで!」瀕死の彼女に駆け寄った私…すると黒猫が現れ、彼女の頬をぺろぺろ舐めた。その瞬間、大人だったはずの体がみるみる縮み始め…
-
小説『ヘルメスの遺児』【最終回】小林 正仁
関係を強要され、自ら命を絶とうとした少女もいた──芸能事務所社長の逮捕に至るまでの聞き取りで分かったのは…
-
小説『超能力探偵 河原賽子』【第87回】春山 大樹
「お母さん、どうして分かってくれないの?」…肩を震わせて嗚咽する子ども…次の瞬間、彼の手の甲に黒い鱗がびっしりと生え始めて…
-
小説『超能力探偵 河原賽子』【第86回】春山 大樹
敵の子どもが叫んだ瞬間、衆議院議場は木っ端微塵に…強烈な衝撃波で壁には巨大な穴が開き、私は前庭まで吹き飛ばされ…
-
小説『超能力探偵 河原賽子』【第85回】春山 大樹
一斉射撃を受けても傷ひとつなかった…無数の警官を巨大な透明の球体に閉じ込めたかと思うと、次の瞬間、全員の体が1つの“肉団子”のように…
-
小説『極彩の岬[文庫改訂版]』【第2回】熊坂 俊太郎
開戦と同時に、白亜の灯台が“巨木”に変えられた…海軍の一大拠点だった横須賀一帯では軍事化が進み、灯台まで巨大な網と樹木の葉で覆われ……
-
小説『蝶の刻印 ~少年探偵団外伝~』【新連載】由布木 まい
主人の書斎にコーヒーを運ぶと、8ミリ映像に映っていたのは銀座の洋食店。だが、隠しカメラが捉えていたのは明智小五郎ら3人で――
-
小説『アンドロギュノス2 創世因子』【新連載】安賽 泰史
「あの子が生き延びる未来が欲しかった」…“英雄”、“聖母”と称賛された元医師の女性。だが彼女が欲しかったのはただ一つ…
-
小説『ヘルメスの遺児』【第18回】小林 正仁
「遺体を東京湾に遺棄した」と証言…引き上げ作業を進めると、金属チェーンが巻き付けられたキャリーケースが発見された。中を開けると…
-
小説『アンドロギュノス』【新連載】安賽 泰史
閉ざされた孤島に立つ全寮制のミッションスクール…数多くの政治家を輩出しているエリート校だが、なぜか船なしでは辿り着けない田舎に…
-
小説『ヘルメスの遺児』【第17回】小林 正仁
妹が危篤状態だと伝えると「どうせ死ぬ人間に会いに行ってどうするの」…何かがプツンと切れた。傍にあった灰皿を振り上げ、頭めがけて…
-
小説『灰色の風が吹く』【第8回】成澤 良喜
「あなたの子を妊娠しました」若い女性と一度だけ関係を持った70代の男。喫茶店で彼女の兄と弁護士に囲まれ……
-
小説『ヘルメスの遺児』【第16回】小林 正仁
「お兄ちゃん…もう逃げたい」両親と死に別れ、妹と2人で入った施設…妹は職員に“色々”されていたらしい。知った時にはもう…
-
小説『沈下橋』【第9回】金原 信彦
膵臓癌が見つかったときには、すでにステージ4だった…結婚を機に上京し、新生活を始めた彼女は、母になったばかりだったのに…