(六)「うちの蒸し米は、朝六時から一時間ほどです」今日の分は、とっくの昔に蒸し終わっている。片付けも終わって、釜場は静まり返っていた。通路を挟んだ反対側は、一風変わった部屋になっている。蔵の中に、大きな真四角の箱がおいてあるようだ。麹室である。分厚い白漆喰の壁に、囲まれていた。正面の壁に作りつけたごつい木の扉が、ひどく目を惹く。がっしりとして、高さが低く、大きな閂(かんぬき)に似た取っ手がついて…
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小説『山田錦の身代金』【第15回】山本 モロミ
杜氏が落ちたタンク…「惜しいけど、もう使えないねえ」
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小説『山田錦の身代金』【第14回】山本 モロミ
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創業400周年を楽しみにしていた杜氏に…まさかの悲劇
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小説『緋色を背景にする女の肖像』【第25回】阿佐見 昭彦
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小説『山田錦の身代金』【第11回】山本 モロミ
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小説『山田錦の身代金』【第10回】山本 モロミ
犯人逮捕が遠のく…土曜日で身代金500万が準備できない!
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小説『緋色を背景にする女の肖像』【第24回】阿佐見 昭彦
オーナー企業が経営難…このホテルの貴重な美術品が競売に
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小説『山田錦の身代金』【第9回】山本 モロミ
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小説『山田錦の身代金』【第8回】山本 モロミ
驚愕…脱輪した赤いクーペから降りてきた人物の正体
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小説『緋色を背景にする女の肖像』【第23回】阿佐見 昭彦
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小説『緋色を背景にする女の肖像』【第22回】阿佐見 昭彦
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小説『山田錦の身代金』【第7回】山本 モロミ
この雑草だらけの田んぼが本当に「三億円の田んぼ」なのか?
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小説『山田錦の身代金』【第6回】山本 モロミ
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小説『緋色を背景にする女の肖像』【第21回】阿佐見 昭彦
「この絵は…」宗像はマティーニのグラスを落としそうになった
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小説『山田錦の身代金』【第5回】山本 モロミ
車が農道で急停車。中から転がり出て走ってくる男は何者?
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小説『山田錦の身代金』【第4回】山本 モロミ
特級クラスの日本酒を造る米の田んぼ…草取りは凄い名誉なこと
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小説『緋色を背景にする女の肖像』【第20回】阿佐見 昭彦
華麗な夜の社交場を期待していたカジノは開店休業状態だった