「うん、爽快だ」喉を鳴らしながら炭酸を飲み干し、達也がふとミヨに目を向けると、こげ茶色の板チョコを一口サイズに割って味わっている。隣で見惚れている達也に気づくと、チョコを運ぶ手を止めた。首をかしげ、目を見開き、パチパチと瞬きをすることで「何?」と言っているかのような仕草を見せた。「いや、先輩があまりにも美味しそうに食べているから」ミヨは軽くうなずくと、満面の笑みで再び口の中に広がる至福を味わいは…
ミステリーの記事一覧
タグ「ミステリー」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『アザユキ』【第19回】式田 亮
しばらく無言でビターチョコを食べ続けていた。
-
小説『アザユキ』【第18回】式田 亮
なんだか星を独り占めしてるみたい
-
小説『アザユキ』【第17回】式田 亮
赤い光がミヨの体を包み揺らめいている
-
小説『アザユキ』【第16回】式田 亮
携帯のアドレスを交換してくれませんか?
-
小説『アザユキ』【第15回】式田 亮
なんか誤魔化された感じ
-
小説『アザユキ』【第14回】式田 亮
タイムカプセルを探す
-
小説『アザユキ』【第13回】式田 亮
彼女は右手をゆっくりと差し伸べてきた
-
小説『アザユキ』【第12回】式田 亮
偏差値を三十以上も上げていかないといけない
-
小説『アザユキ』【第11回】式田 亮
県内でもトップクラスの進学校だよ
-
小説『アザユキ』【第10回】式田 亮
まだ受験校どこにするか悩んでる感じ?
-
小説『アザユキ』【第9回】式田 亮
運命のね、赤い糸って言うんだって
-
小説『アザユキ』【第8回】式田 亮
彼女の体がほんのりと赤く光って見えた
-
小説『アザユキ』【第7回】式田 亮
将来の夢はあるか?
-
小説『アザユキ』【第6回】式田 亮
みんな優等生なんだろうな……
-
小説『アザユキ』【第5回】式田 亮
教えてほしいのはこっちなんだよ!
-
小説『アザユキ』【第4回】式田 亮
すみませんで済むなら警察はいらないんだよね。
-
小説『アザユキ』【第3回】式田 亮
「三百円しかない」
-
小説『アザユキ』【第2回】式田 亮
今を存分に楽しめばいいじゃないか
-
小説『アザユキ』【新連載】式田 亮
劣等感とやり場のない怒り