湖畔を三十分も歩いたろうか、湖が最も美しく見えるであろう所にそれはあった。「ホテル・ヴィラ・ブレッド」。チトー元大統領の別荘で、今は最高級のホテルと聞いた。門を入ると真っ直ぐな百メートルほどの道の正面に四階建てのこじんまりした建物が見える。大統領の別荘にしては質素な外観である。玄関には誰もいない。おそるおそる入ると小さなフロントデスクに若くはない女性が一人電話中だった。「お茶を飲みたいのですが―…
歴史・地理
ジャンル「歴史・地理」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
『日々の暮らしの雫』【第5回】岡﨑 敏子
【スロベニア旅行記】「ホテル・ヴィラ・ブレッド」の思い出
-
『東京の街を歩いてみると』【第4回】原田 和幸
京都御所の鬼門は比叡山、江戸城の鬼門は東京のどこ?
-
『日々の暮らしの雫』【第4回】岡﨑 敏子
目覚めを待つクラーゲンフルトの美しき街並み
-
『東京の街を歩いてみると』【第3回】原田 和幸
「水の都・江戸」…かつての趣が残る、「都内屈指の場所」
-
『日々の暮らしの雫』【第3回】岡﨑 敏子
「また会いましょう」電話で話した翌日に…サヨナラ先生!
-
『東京の街を歩いてみると』【第2回】原田 和幸
日本一の規模を誇る「江戸城」が遺した日本独特の空白の美とは
-
『日々の暮らしの雫』【第2回】岡﨑 敏子
毎日おなかをすかせていた…「ひとつの玉子」と幼少期の記憶
-
『東京の街を歩いてみると』【新連載】原田 和幸
ランニングコースで人気「皇居周辺」の意外と知られてないこと
-
『日々の暮らしの雫』【新連載】岡﨑 敏子
遊んだ庭と駆け上った坂…火と共に消えた面影
-
『韓国の歴史を直視する』【第7回】徳田 克
高麗に変化をもたらした「『武臣』による政権樹立」
-
『韓国の歴史を直視する』【第5回】徳田 克
高麗の建国と滅亡…「高麗への亡命」が意味することとは?
-
『―旅でたどる―神話の原風景 文庫版』【第8回】
『古事記』の言い伝えが事実なら神武勢力は九州からの侵略者?
-
『韓国の歴史を直視する』【第4回】徳田 克
高麗の建国と滅亡…「仏教の退廃」で何が起きたのか
-
『―旅でたどる―神話の原風景 文庫版』【第7回】
「一年に二つ歳をとる」バドイ族がほかの国民より長生きのワケ
-
『―旅でたどる―神話の原風景 文庫版』【第6回】
「一年に二つ歳をとる風習が残されている」バドイ族の風習は
-
『受け継がれし日韓史の真実 ─朝鮮引揚者の記録と記憶』【最終回】豊田 健一
8月15日。小学生の父が「玉音放送」を聞いて…
-
『韓国の歴史を直視する』【第3回】徳田 克
高麗の建国と滅亡…「科挙制度」が朝鮮史に与えた影響
-
『―旅でたどる―神話の原風景 文庫版』【第5回】
奴国王は存在しなかった…「魏志倭人伝」の正しい解釈を訴求
-
『―旅でたどる―神話の原風景 文庫版』【第4回】
里程の謎解き…「吉野ヶ里遺跡」に埋葬されていたものとは?
-
『受け継がれし日韓史の真実 ─朝鮮引揚者の記録と記憶』【第27回】豊田 健一
「朝鮮半島が戦場に」京城の人々の命運は…いよいよ運命の日