【前回の記事を読む】医者は患者の主観的「イタイ」をしばしば軽視・無視して「客観的な異常」の発見に精力そそぐが、患者が求めているのは……私たちが病院にかかるのには、ふたつの場合があります。ひとつは心《社長》が「体の異常を主観的に気づいた」場合です。もうひとつは健康診断、人間ドック、他人の観察1などによって「体の異常が客観的に発見され、心《社長》が知った」場合です。このように病気は“主観的な病気”と…
[連載]腰痛世界の歩き方
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実用『腰痛世界の歩き方』【最終回】高橋 弦
「原因は何だろう?」「これはまずい。病院に行かねば」異変が何日も続いたり、徐々に悪化していくと……
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実用『腰痛世界の歩き方』【第23回】高橋 弦
医者は患者の主観的「イタイ」をしばしば軽視・無視して「客観的な異常」の発見に精力そそぐが、患者が求めているのは……
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実用『腰痛世界の歩き方』【第22回】高橋 弦
「心頭滅却すれば火もまた涼し」とは言うが、どんな人も強い痛みを滅却することはできない。しかし弱い痛みならば――
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実用『腰痛世界の歩き方』【第21回】高橋 弦
ヒトは「左膝の関節が45度まで曲がったので、右膝関節を45度ぐらい伸ばさねば」なんてことを意識しなくても自動的に歩ける
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実用『腰痛世界の歩き方』【第20回】高橋 弦
脳の片隅に《社長室》があるわけでもなければ当然そこに《社長》もいるわけではない。あえて言えば、脳全体が《社長》と言える
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実用『腰痛世界の歩き方』【第19回】高橋 弦
もし脳に《社長室》があり、そこに《社長》がいて、外部や身体内部からの情報を見たり聞いたりしているならば《社長》の心は…?
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実用『腰痛世界の歩き方』【第18回】高橋 弦
では、「つくり出された痛み」を感じている私たちの“心”は脳のどこにあるのでしょうか?
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実用『腰痛世界の歩き方』【第17回】高橋 弦
前頭前野背外側部は痛みの認知や社会的意義の認識など、高度な処理が行われており、会社組織における《全体統括部長》のような存在
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実用『腰痛世界の歩き方』【第16回】高橋 弦
内因性オピオイドは快感をもたらすとともに、痛みを抑制する機能をもつ、いわば痛みの「緊急ブレーキ」である
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実用『腰痛世界の歩き方』【第15回】高橋 弦
脳幹と視床下部は《会社》組織における《総務、財務、危機管理部》のような存在で体を維持管理していくためには極めて重要な部門
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実用『腰痛世界の歩き方』【第14回】高橋 弦
脊髄は体組織各部「事業所」を統括する「支社」、脊髄における情報の調整は「支社会議」のようなもの
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実用『腰痛世界の歩き方』【第13回】高橋 弦
炎症は組織の「火災」ではなく「復旧工事」。炎症性疼痛とはいわば《復旧工事現場からの修理中注意報》
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実用『腰痛世界の歩き方』【第12回】高橋 弦
不快な「炎症4徴候」。炎症それ自体が病気だと考えてしまいがちだが…損傷組織に対する修復反応であり体の生理反応
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実用『腰痛世界の歩き方』【第11回】高橋 弦
2021年度のノーベル医学生理学賞は「温感と触覚の受容体」を発見したデヴィッド・ジュリアスとアーデム・パタプティアン
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実用『腰痛世界の歩き方』【第10回】高橋 弦
友達をつねって「痛っ」と言われると「生きてる証拠!」なんてやり返した小学生時代。痛みを知覚することは〝体が正常な証〟
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実用『腰痛世界の歩き方』【第9回】高橋 弦
興味深い近年の疼痛科学研究――共感により起こる「心、社会的痛み」は本人が体の痛みを知覚したときと同じ脳の領域で起こる
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実用『腰痛世界の歩き方』【第8回】高橋 弦
IASP(国際疼痛学会)の痛みの定義「実際の組織損傷」、「組織損傷が起こりうる状態」、「付随する」、「似た体験」とは?
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実用『腰痛世界の歩き方』【第7回】高橋 弦
「整形外科」から「運動器科」に変更しようという動きあり?! 理由は整形外科を美容外科や形成外科と間違える人が多いため
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実用『腰痛世界の歩き方』【第6回】高橋 弦
どのような治療であってもRCTで証明されれば「エビデンスあり」!たとえば湿布や温熱療法のエビデンス(RCT研究)はない
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実用『腰痛世界の歩き方』【第5回】高橋 弦
「やった、治った、よかった(これでいいのだ)」の〝サンタ医学〟から〝EBM〟「エビデンス(科学的証拠の意)に基づく医学」へ
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