【前回の記事を読む】珍しくウイスキーを飲んだ夜。うたた寝から目を覚ますと、診察室のドアが開いていて…。[二]念のため室内灯のスイッチを入れてみた。一瞬蛍光灯が点滅して目の奥が痛んだ。馴れるまで少し時間がかかった。まずは水が欲しかった。彼は机の奥の手洗い場の蛇口を捻ると、ゴクゴクと喉を鳴らして水を呑みこんだ。余りにも多量に呑みこんだので胃がパンパンに膨れた。何だか喉元にまでびっしりと詰まっているよ…
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小説『標本室の男[注目連載ピックアップ]』【第5回】均埜 権兵衛
医者だった父親の方針で、ピカピカに磨き上げられた院内。どこもかしこも綺麗なのに、唯一汚かったものは…
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小説『標本室の男[注目連載ピックアップ]』【第4回】均埜 権兵衛
珍しくウイスキーを飲んだ夜。うたた寝から目を覚ますと、診察室のドアが開いていて…。
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小説『標本室の男[注目連載ピックアップ]』【第3回】均埜 権兵衛
「ズット考エテ‥‥ンダ。前カラ‥‥」「オイ、止セッテ‥‥」。その声は、血管と神経に隈どられた標本が眠る「標本室」から聞こえた
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小説『差出人は知れず』【第21回】黒瀬 裕貴
ヘルメットに防塵マスク、保護メガネ、溶接面…。リュックサックを背負った男が、こちらに気づいた。「なんだ、あの恰好……」
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小説『標本室の男[注目連載ピックアップ]』【第2回】均埜 権兵衛
奇妙なまでに真面目だった恩師が…。使用禁止の通路を見て、口を開いた——「そうだ、こちらから行きましょう」。
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小説『標本室の男[注目連載ピックアップ]』【新連載】均埜 権兵衛
恩師に「会おう」と言われ、20年振りに母校へ——挨拶もそこそこに、なぜか“試験室”の方へ進んでいくような…
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小説『ショートショート 神様の願い事』【第3回】近江 侑平
おみくじを引こうとすると「あの木の葉を1枚採ってきてください」と言われた。何の変哲もない葉っぱに見えるが、実は…
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小説『差出人は知れず』【第20回】黒瀬 裕貴
「今からお前に気合を注入する」満足に飛べない。故障が多いのはお前の責任だ、軟弱者め。小隊長は殴られる僕を見て…
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小説『Angel Story もう一つの創世記』【第7回】八百原 起也
彼女はおもむろにリリスの人差し指を噛みちぎった。第一関節を口の中で転がしながら吹き出す血を、そばにあったグラスに…
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小説『夜幻水鏡抄』【第7回】堀内 ナオミ
ぞっとした。気持ち悪い。一体いつ手に入れた――部下の遺品は小さな肌守り。中には、彼の頭髪と見覚えのある私の髪が一房…
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小説『ガッキーとグッキー 不思議な木箱』【第11回】芝 くりむ
トランクに置かれた紫色の風呂敷包み。「お客様の忘れ物?」上から叩くとコンコンと音がする。結び目をほどくと、中には…
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小説『魔界のアリス』【新連載】のはら きつね
外傷はないが眼球がない青年の死体。その周りには膨大な数の絵があったが、絵のモデルと思われる少女たちは…
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小説『差出人は知れず』【第19回】黒瀬 裕貴
「この子にこれ以上の辛酸を舐めさせてはならない」息子夫婦を事故で亡くした老人。“たった一人の孫”のために彼は……
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小説『顕治とチピタ』【第9回】菊池 亮
優しく知的な顔をした女医はしっかりと目を見て体全体をチェックした。検査すると言って鼻孔に綿棒のようなものを入れ…
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小説『差出人は知れず』【第18回】黒瀬 裕貴
妻を先に亡くした親友。「お前、奥さん亡くして何年経ったと思ってんだ」「俺はもう一人でいい。それでも寂しくなったら…」
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小説『千年の密約』【第5回】藤基 寛
「お嬢様、お客様です」応接間で待っていたのは、スーツ姿の男だった。困惑する私を置き去りにして、彼は本題を切り出した
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小説『ディワータの島』【第6回】しのぶひろ
フィリピンでやることがなかったので、シャワーを浴びたが…栓をめいっぱい回して出てきたのは…
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小説『差出人は知れず』【第17回】黒瀬 裕貴
愛弟子は一人前の料理人になるはずだった…しかしある日を境に、昏睡状態に……「お袋さんに顔向けできない」
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小説『アミとアライの詩 銀河系宇宙編』【第6回】太田 祐一
その土地は、一面にひまわりの花が咲いていた。20人ほどがひまわりの栽培に携わり、毎日、ひまわりの花が飾られ…
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小説『差出人は知れず』【第16回】黒瀬 裕貴
タクシーに乗り込んだ彼女は、窓を開けてこちらを見ていた。“最後の一言”をかけた時、その目には一筋の涙が…