【前回記事を読む】「運と良いシーンを逃さない事かな」――プロカメラマンの祖父と大学生の孫。二人は写真を撮りに朝の静かな神宮に来ていた「高井さんではありませんか」「そうだが」「久し振りですね」「まあ来ようと思っても、中々来る機会がなかったので」「此方(こちら)としては、贔屓にしてくださるだけでも有り難いです。じゃ、今から予約席に案内します。席は此方です」征一の目に映る着物を着た女将さんは、六十代の…
ファンタジーの記事一覧
タグ「ファンタジー」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『天界の者達』【第2回】安田 員壽
着物を着た女将さんは祖父の知人だろうか 料理を待っていると、何か思い出したかのように女将が祖父の側に来て...
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【最終回】響乃 みやこ
「僕の村にあいつらが押し寄せてきて、みんなを奴隷にしようとしたんだ。そして、抵抗した結果、みんな…」―語られる“臆病者”の過去
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第25回】響乃 みやこ
雷が落ちて真っ赤に燃えた木が倒れかかってきているのに、足が全く動かない……このままじゃ本当に死んでしまう。だ、誰か…
-
小説『Angel Story もう一つの創世記』【第2回】八百原 起也
天使はなぜ堕ちたのか──真珠色と漆黒の翼が交錯する天空の大戦、神に最も愛された兄弟ルシフェルとミカエルの哀しき叛逆
-
小説『夜幻水鏡抄』【第2回】堀内 ナオミ
鋭い刃が振り下ろされた――が、徐々に意識が戻ってきて、肉体から離れた場所に浮かんでいる…【第一章黒百合の祭壇】開幕!
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第24回】響乃 みやこ
『ごめんね、幸せにしてあげられなくて…産んでごめんね』『産まなければよかった』…あの女の言葉がフラッシュバックする。
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第23回】響乃 みやこ
「うん……中の下」――初対面の男子が私の顔を至近距離でじーっと見た後、すかした顔で放ったひとこと。
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第22回】響乃 みやこ
ストーカーは"可愛い系男子"だった。つけてきていた理由は、私を「彼女にできるかどうかを確かめようかと…」だった。はぁ?
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第21回】響乃 みやこ
え…土砂崩れ? 出口が塞がれ、道はなくなっていた。ルートを変えて日本海側を通っていくしかないが、命を落とす危険性も…
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第20回】響乃 みやこ
「はぁ? なんだよ、あれ…!!」突如、巨大生物が現れた。その背中には、地面だと思っていた木や建物…陸地が、そのまま乗っかっていた
-
小説『ガッキーとグッキー 不思議な木箱』【第6回】芝 くりむ
宮大工になったのは明確な理由があった。毎日鉄拳が飛び、激しい言葉を浴びせる父親のいる家族で育った彼は...
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第19回】響乃 みやこ
星を見ながら楽しそうに話す彼女を見ると、笑みがこぼれた。何故かはわからないが、ただ「綺麗だな、って思って」
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第18回】響乃 みやこ
えぇ? 思わず硬直した。肩にティーナが寄りかかっていた。一応声をかけてみたが、起きる気配は全くない。何をしていいか分からず…
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第17回】響乃 みやこ
教えられた大量の情報を全て覚えているなんて、「記憶力がいい」のレベルを超えている…まるで、人間じゃないみたいだ。
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第16回】響乃 みやこ
「300年前までは、人間もたくさんいて文明も栄えていた」という事実。当たり前の知識だと思っていたけど…知っているのは私だけ?
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第15回】響乃 みやこ
黒猫を全力で追いかけていると、明らかに人為的に作られた川や橋、そして巨大な建造物が出てきた。猫はそこで立ち止まり…
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第14回】響乃 みやこ
「…もしお前が死んだら、どうすんだよ」「その時は呪っていいよ」「呪うって…」ログは呆れ顔で私を見る。そして二人はともに…
-
小説『顕治とチピタ』【第4回】菊池 亮
ストックホルムに着いてからしばらくして、機内で出会ったあの女性からメッセージが……どうする! ヨシ! 会ってみよう!
-
小説『テラスの旅路Ⅰ』【第13回】響乃 みやこ
「お前は、人殺しと仲良くできるか?」そう言って一瞬私を睨みつけ、すぐに話題を切り替えた。…言いたいことがすぐに分かった。
-
小説『紅の脈絡』【第9回】水無月 慧子
「岩盤が崩れてくるぞ!」――その時、全身でかばってくれた彼の背に大きな岩が打ちかかった。夜目にも鮮やかな赤い花びらが散った