カイユはドキッとして直ぐに手を引っ込めると、男は顔を隠したまま話し始めた。「俺の名前はムスク。エガミから来た」男がそうボソッと言った。カイユはそれを聞いた自分が驚いていなく、不思議に感じた。そしてムスクは呟くように続けた。「今は、雲海のエガミの小説を書いた作者の家に向かっている」カイユは、色々聞きたくて頭の中が混乱した。「あなたがムスク。じゃーあの時、本を盗んだ猫? 教会にも現れた?」ムスクはコ…
ファンタジーの記事一覧
タグ「ファンタジー」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『雲海のエガミ』【第16回】こた
広大な雲海の海に大小様々な島々が浮かぶ「エガミ」中でも大きな島の三国は争っていて…
-
小説『人生の切り売り』【第5回】亀山 真一
コンプレックスである大火傷の痕。悪魔は「大事に取っておいたんだ?」と冷たく言った
-
小説『ナーダ・サーガ 「無の国の物語」』【第14回】茂木 光春
何十個もの鉢植えの苗木には一本一本名前がついていて意味がわからず質問すると…
-
小説『ジュピターと仲間達 Jupiter & Friends』【第5回】ジェフリー 樫田
村の男達は村を守ろうとしたが、急に襲われ、十分戦うことができずに殺されてしまった…
-
小説『モータル』【第6回】伊藤 美樹
目的地にたどり着き、やっと人心地ついた狢。ふと静まり返った暗闇を見つけ…
-
小説『雲海のエガミ』【第15回】こた
「国民が全滅し国が滅ぶぞ!」激怒する王に男は…「貴方は用済みです」
-
小説『人生の切り売り』【第4回】亀山 真一
不意に彼が、こちらへ向かって手を伸ばした。冷たい指先が顎を捕まえ、そして唇に…。
-
小説『ナーダ・サーガ 「無の国の物語」』【第13回】茂木 光春
1分見つめると1週間、10分なら10週間の眠り…では蓋をあけたなら?
-
小説『ジュピターと仲間達 Jupiter & Friends』【第4回】ジェフリー 樫田
盗賊達の襲撃に遊び仲間達の安否は…ジュピターの鳴き声が村に響き渡る
-
小説『モータル』【第5回】伊藤 美樹
「お父さん?」心細くて何度も呼んだ。「すずらん」が土手一面に咲き誇っていた
-
小説『雲海のエガミ』【第14回】こた
頭の中の記憶から兄の行方を幻視してもらうと霧に覆われた…
-
小説『人生の切り売り』【第3回】亀山 真一
独身アラサー女の私の部屋に、突然年下のイケメンが転がり込んできて…。
-
小説『ナーダ・サーガ 「無の国の物語」』【第12回】茂木 光春
毎朝一錠服用すると、三十日後に花になる夢を見ることができる試作品を進呈されたが…
-
小説『モータル』【第4回】伊藤 美樹
これは夢?それとも現実?何度も夢で見た光景が目の前に広がり…
-
小説『雲海のエガミ』【第13回】こた
『みんな帰ろう』と響き渡る歌声。その響きは全ての者達の動きを止めた
-
小説『人生の切り売り』【第2回】亀山 真一
原稿を手に取ろうともしなかった女性編集者だったが、イケメンが一言頼むと状況は一変
-
小説『ナーダ・サーガ 「無の国の物語」』【第11回】茂木 光春
樽の中に詰まっているのは「夢の煙」。吸い込むと人が見た夢を見られる…。
-
小説『モータル』【第3回】伊藤 美樹
入口はあっても出口はない。出口はないが終わりはある愛の部屋「カトマンザ」
-
小説『雲海のエガミ』【第12回】こた
イムフラ勢全滅の危機!?野生の植物「カー」が集結して猛攻撃を仕掛けてくる!!
-
小説『人生の切り売り』【新連載】亀山 真一
「君の人生、僕が売ってあげようか?」小説家の前に現れた悪魔は…