闘病、介護・看取り、家族との思い出、忘れられないあの出来事。あるいは、職場のイラッと話、夫婦の本音、義実家や実家のありえない話、今だから言えること、あの人にいま伝えたいこと、日常のプチストレスまで……。
読者のみなさんから寄せられた“体験談”。その一部をご紹介します。
※体験談は随時更新中!
※以下は一例です。
夫婦の本音
いちいち聞くな!
旦那が定年退職してから、毎日家にいます。
 
当たり前のことなのですが、これが結構しんどいです。朝から晩までリビングに座り、テレビをつけっぱなし。お昼が近づいてくると「今日の昼飯なに?」と聞いてきます。
 
そしてお昼を食べている間に「今日の夕飯なに?」と聞いてくるのです。私が友人と出かけようとすると「どこ行くんだ」「何時に帰ってくるんだ」といちいち確認されるのも、面倒です。
 
旦那のことが嫌いなわけではありませんが、こうもずっと一緒にいると息が詰まります。最近は、旦那が散歩に出るだけで、ほっとしてしまう自分がいます。
 
定年後は「二人でどこか旅行にでも行こう」と話していましたが、今は一人旅にでも出たい気分です。
ぴーちゃんさん(60代・女性)
忘れられない出来事
「かわいい」と声がして…
あれは確か高校1年生の冬でした。
皆さんは覚えていますでしょうか、「コーラリボン」の存在を。
 
コーラの500mlペットボトルの特別仕様でして、ラベルをうまく剥がして何とかするとリボンでラッピングされたようになる、という特別ラベルバージョンのコーラが当時販売されていたのです。
 
私の後ろの席でも、男の子2人がコーラリボンに興じていました。
 
後ろの席の子がコーラ片手にショート動画で手順を確認しているのを、すぐそばに立ってるもう一人が冷やかしていた感じです。
1つコーラのボトルが余っていたので、私がもらって挑戦することになりました。
 
今思えば簡単なことだと分かるのですが、当時の私は一瞬で諦めて、さっきの冷やかしていた方のクラスメイトに頼ることにしました。
彼は割と寡黙なタイプの男の子でしたが、色白で涼しげな目が印象的でした。
 
ペットボトルを渡すと、あとほんの少し引っ張れば完成する状態までもっていってくれました。骨ばった器用な指で、シュルシュルヒョイッて感じで一瞬でした。
 
受け取って、引っ張ると、リボンでラッピングされたコーラが完成!
流行に乗れてうれしくて「できたー!!!」と、大はしゃぎでリボンを見せびらかしました。
 
そのとき、「かわいい」と小さく漏らす彼の声が聞こえました。
 
びっくりしてパッと見上げた私と目が合うと、すぐ「リボンが」と言われました。
 
リボンが、と言われても少女漫画脳な私は「絶対私のことだ!!!!!!!」と思って鼻血出るかと思いました。
 
目も見れなくなって無言のままコーラを差し出して、前に向き直りましたが、しばらく後ろから聞こえてくる2人の声に聞き耳を立ててソワソワしてしまいました。
ゆりちさん(20代・女性)
闘病
妻と医者の言うことは
健康診断で引っかかったのは、55才のとき。
 
「要再検査」と書かれた紙を見ても、最初はそんなに深刻に考えていなかった。歳も歳だし、そんなこともあるだろうと甘く見てました。
 
しかし、それが妻にバレて怒られ、渋々再検査に行くことに。
それでも「まあ大丈夫だろう」と思っていたのですが、大腸ポリープが複数見つかってしまいました。さらに1つは、早期がんでした。
 
手術は日帰りではなく入院になりました。がんという響きには、さすがにぞっとしてしまって、手術の前は眠れませんでした。
今では定期検査を欠かさず受けています。 妻と医者の言うことは、素直に聞くものですね。
たけぽんさん(50代・男性)
編集部より:お医者様はもちろん、奥様には感謝してもしきれないですね。
日常のプチストレス
私、いるんですけど…
通勤電車で背の高い男性が私の真上にあるつり革や手摺につかまることあるんですが、あれはとても気になります。時々袖口とか服の一部がふわっと顔に触れる位置にくる。
 
これとてもむずむずするんですが、本人は物理的にがっと触っているわけではないので気が付かない……というかけっこうがっとあたっていても気が付かない人も多いですけどね。
 
背が低いから見えないみたいですがいるんですよ私はそこに。
 
次の駅に着くまでしかたがないから首をひねってます。
まきろんさん(30代・女性)
編集部より:わかる。あれ地味~に不愉快なんですよね…。私は結構、ここにいますよ!ってアピールしちゃいます(笑)
今だから言えること
定年した親父が嫌だった
働き盛りだった30代のとき、たまに実家へ帰ると、定年した父が家でぼんやりテレビを見ていた。正直、あの姿を見るのが嫌だった。
 
銀行マンとしてバリバリ働いて、いつも忙しそうにしていた父が、急に小さくなって、知らないおじいさんみたいに見えた。
 
仕事仕事で遊んでもらった記憶なんかほとんどないけど、そういう父をカッコいいとも思ってたから、なんでそんなにダラダラしているんだ、と無性に情けない気持ちにもなった。
 
でも今、自分も定年が近づいてきて、あのころの父の気持ちが少しわかるようになった。体はしんどいし、毎日行く場所がなくなるのは、たぶん思っている以上にこたえる。自分の役目が少しずつ終わっていくような、なんとも言えない心細さもある。
 
孫を連れて帰ると、父は本当に嬉しそうだった。あの笑顔も、今なら少しわかる。
 
親父、俺ももうすぐ定年だよ。あの頃、もっと帰ってやればよかったな。ごめんな。
ゴンさん(50代・男性)
義実家・実家のありえない話
真似しないで!とは言えなくて…
うちの旦那のお母さんはすごくオシャレな人です。
しかもすごく美人で、先日還暦を迎えましたが、40代ぐらいに見えます。
 
すごく明るい人で、会う度にとても親切にしてくれます。
 
ですが、1つだけ困っていることがあります。それは、会う度に私の服や持ち物を真似してくることです。
 
旦那はお兄さんとの二人兄弟で、お兄さんはまだ結婚していません。だからか、お母さんは、初めての娘ができたと言って、結婚したときにとても喜んでくれました。 私もそんなお母さんのことは嫌いではありません。
 
でも私が履いていたスカートを見て「かわいい!どこの!?」と聞いてきたかと思いきや、同じものを買って次に会うときに履いてこられたのです。
 
一度だけならまだしも、その後、バッグやコート、リップでもやられてしまい、怖くなってしまいました。
 
すごく嫌なのですが、真似しないでください、とも言えず、どうしていいのか分かりません。関係も壊したくはないので、我慢するしかないのでしょうか。
フーコさん(30代・女性)
編集部より:お義母さん、フーコさんのことが大好きなんでしょうけど…。距離感、ちょっと気にしてほしいですね。
日常のプチストレス
なぜそっちがキレる?
途中駅で若い男女(付き合っているかは不明)が乗ってきて、楽しそうに会話。そこまではほほえましかった。
 
ところが、目の前に吊革があるのに掴まず、女性のほうが自分に全体重を預けてくる。
 
しかも乗っているのは特急。次の駅まで10分間、その状態が続く。女性は体を預けたままげらげら笑い、その振動が直に伝わってきて相当不快。
 
自分の降車駅に着いても、女性がドアへの通り道を譲らない。
 
やむを得ず鞄で押しのけて降りようとしたら、なぜか女性のほうが苛立って肘鉄を食らわせてきた。
埼玉の会社員さん(40代・男性)
家族との思い出
母の卵焼きはいつもこげていた
母は、料理があまり得意ではありませんでした。
 
中でも卵焼きは毎回どこかしらが焦げていて、形もいびつ。子どもの頃の私は「またこげてる」とお弁当のふたを開けるたびに文句ばかり言っていました。
 
その母が亡くなってしばらく経った頃、自分の子どものお弁当にふと母の味を再現してみようと思い立ちました。ところが、これがどうしてもできない。何度焼いても、いびつにも、まだらにも焦げてくれず、憎らしいほどこぎれいに仕上がってしまうのです。
 
理由に思い当たったのはつい最近のこと。
私のフライパンは、買ったばかりの新品。母のは何年も使い込まれ、あちこちに焦げつきの残ったものでした。あのいびつな焦げは、母の腕ではなく長い年月そのものが焼いていたのだと今になって思います。
 
だとしたら、いつか私にも作れる日が来るのかもしれません。この新しいフライパンを母と同じ時間だけ使い続けたら、その頃にはきっとうちの子が「またこげてる」と、私に文句を言っているのでしょう。
 
それでいいのだと思います。私は今、少しずつ母に近づいている途中なのですから。
雅さん(40代・女性)
夫婦の本音
洗濯物を畳めない妻
妻が洗濯の畳み方を知りません。そんなことまで、毎日遅くまで働いて疲れている私が教えるべきなのでしょうか。
 
私は妻と8カ月の息子と3人暮らしの会社員です。
 
最近帰宅すると洗濯物がソファの上でぐちゃっと固まっています。(このソファは妻のお気に入りで、ねだられて私が買ったものなので、これを洗濯もの置き場にされているのも私は不満ですが、なかなか言い出せず…)
 
一応畳んだような形跡はありますが、隅と隅が重なっていなくて折り目もぐちゃぐちゃ、着るころには皴になっています。こんなTシャツ着て外に出られません。
 
Yシャツなどはハンガーにかけられたままになっていて、私が帰宅後にそのままスチームアイロンをあてているので仕事には出かけられますが、休日友人と会う際に着る服がありません。だからわざわざ私が着るTシャツにアイロンをあてています。
 
昔はこんなことなかったと思うので、妻も畳み方を知らないというわけではないと思いますが、育児などの忙しさの中で忘れてしまったのか?と思っています。
 
子育てが大変なのもわかりますが、せめて洗濯物を畳むぐらいはしてほしいのですが…。私はいったい妻になんと言えばいいのでしょうか?
246さん(40代・男性)
今だから言えること
私の親友へ
学生時代、とても仲の良い親友がいました。
 
出会いは中学1年生のときです。私は中高一貫の学校に通っていたので、親友とは6年間一緒でした。
初めて話したときから、なぜだかとても気が合って、毎日何を話していたのか、今思い出しても笑ってばかりいた気がします。
 
大学は別々のところに進みましたが、それでも何かあるとすぐに連絡して、しょっちゅう遊んでいました。
 
ですが、大学を卒業し、就職、結婚をしたあたりから、お互い忙しくなり、なかなか会えない時期が続きました。年に1度は会えていたのが、電話になり、ついに年賀状のやり取りだけになってしまいました。
 
そして15年ほど前、年賀状にもうじき旦那さんの実家がある関西に引っ越すと書かれていました。旦那さんのお父さんの介護の関係で、落ち着いたらまた連絡すると書かれていましたが、それっきりになってしまいました。
 
私も家事や子育て、仕事に追われていて、いつか連絡しようと思いながら、そのままにしてしまいました。今になって、それをとても後悔しています。
このあいだ、久しぶりに携帯に電話をかけてみました。でも、番号が変わってしまったのか、繋がりませんでした。旦那さんの実家の住所も、私は知りません。
 
元気でいるかな。あのころのこと、あなたもたまには思い出してくれているかな。
 
あのころ一緒に笑っていた時間は、私にとって大切な思い出です。もしまた連絡をくれたら嬉しいです。ずっと忘れてないよ、と伝えたいです。
花みずきさん(50代・女性)
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