【前回記事を読む】「この子にこれ以上の辛酸を舐めさせてはならない」息子夫婦を事故で亡くした老人。“たった一人の孫”のために彼は……「分かった分かった。あんまり若菜に迷惑かけるなよ。お前なんかにはもったいないくらいイイ子なんだからな」景浦がそう言うと若菜は照れたように頬を染め、それを隠すように俯き、さらにそれを誤魔化すようにもう一度頭を下げて良三を連れ帰った。一九四五年(昭和二十年) 春 鹿児島県…
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小説『差出人は知れず』【第20回】黒瀬 裕貴
「今からお前に気合を注入する」満足に飛べない。故障が多いのはお前の責任だ、軟弱者め。小隊長は殴られる僕を見て…
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小説『Angel Story もう一つの創世記』【第7回】八百原 起也
彼女はおもむろにリリスの人差し指を噛みちぎった。第一関節を口の中で転がしながら吹き出す血を、そばにあったグラスに…
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小説『夜幻水鏡抄』【第7回】堀内 ナオミ
ぞっとした。気持ち悪い。一体いつ手に入れた――部下の遺品は小さな肌守り。中には、彼の頭髪と見覚えのある私の髪が一房…
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小説『ガッキーとグッキー 不思議な木箱』【第11回】芝 くりむ
トランクに置かれた紫色の風呂敷包み。「お客様の忘れ物?」上から叩くとコンコンと音がする。結び目をほどくと、中には…
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小説『魔界のアリス』【新連載】のはら きつね
外傷はないが眼球がない青年の死体。その周りには膨大な数の絵があったが、絵のモデルと思われる少女たちは…
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小説『差出人は知れず』【第19回】黒瀬 裕貴
「この子にこれ以上の辛酸を舐めさせてはならない」息子夫婦を事故で亡くした老人。“たった一人の孫”のために彼は……
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小説『顕治とチピタ』【第9回】菊池 亮
優しく知的な顔をした女医はしっかりと目を見て体全体をチェックした。検査すると言って鼻孔に綿棒のようなものを入れ…
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小説『差出人は知れず』【第18回】黒瀬 裕貴
妻を先に亡くした親友。「お前、奥さん亡くして何年経ったと思ってんだ」「俺はもう一人でいい。それでも寂しくなったら…」
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小説『千年の密約』【第5回】藤基 寛
「お嬢様、お客様です」応接間で待っていたのは、スーツ姿の男だった。困惑する私を置き去りにして、彼は本題を切り出した
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小説『ディワータの島』【第6回】しのぶひろ
フィリピンでやることがなかったので、シャワーを浴びたが…栓をめいっぱい回して出てきたのは…
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小説『差出人は知れず』【第17回】黒瀬 裕貴
愛弟子は一人前の料理人になるはずだった…しかしある日を境に、昏睡状態に……「お袋さんに顔向けできない」
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小説『アミとアライの詩 銀河系宇宙編』【第6回】太田 祐一
その土地は、一面にひまわりの花が咲いていた。20人ほどがひまわりの栽培に携わり、毎日、ひまわりの花が飾られ…
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小説『差出人は知れず』【第16回】黒瀬 裕貴
タクシーに乗り込んだ彼女は、窓を開けてこちらを見ていた。“最後の一言”をかけた時、その目には一筋の涙が…
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小説『二十世紀のおとぎ話』【第6回】オー・クンケー
大切にしまっていた、故人からの手紙を持ってくるよう命じた。手紙は書斎の奥に大切に保管されているが、そこまでの道のりは長く…
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小説『新事記』【第7回】吉開 輝隆
天上では、転生せず根源の国にとどまる神々と、転生のある伊弉諾の国に移る神々が選び分けられている
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小説『差出人は知れず』【第15回】黒瀬 裕貴
最期まで妻には秘密にしておきたかった。手で口を覆うと、痰に血が絡む…「肺がんなんだ…」しかも末期だった。
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小説『天界の者達』【第6回】安田 員壽
天主のゼウス・妃のヘラと対面——「実は、かつて“地上の人間”で国を治める王だった」
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小説『差出人は知れず』【第14回】黒瀬 裕貴
「思い……出した」「涼子——」どんな言葉を掛ければ良いか分からなかった。嘘だと否定すべきか、事実を伝えるべきか
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小説『差出人は知れず』【第13回】黒瀬 裕貴
妻はこれからも一緒に居てくれるつもりだった。俺だって……もっと一緒にいたかった。できることなら墓場まで、死んでからも。
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小説『ショートショート 神様の願い事』【第2回】近江 侑平
祈願成就の可否は、絵馬の大小によっても変わる? 地位や名誉、財産などの情報は一切関係なく…