「久しぶりの狐(きつね)の巣のいごこちはどうですか?」「まあな……」シマは軍服の上から白衣をはおった。ここは当初大日本帝国海軍の通信基地でもあったが、戦況悪化に伴い小さいながらも軍事兵器の研究開発も行っている。基地の中は、薄暗い蛍光灯の中、通信機器が点滅する。周囲を石垣やコンクリートで囲まれ、小さな窓から蝉が鳴く木々が見える。周囲を草木に覆われ、上空からだとここが軍事基地だとは分からない仕組みに…
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