【前回記事を読む】亡き父を白い包帯で何重にも、何重にも覆い続けた少女──その時彼女の中で膨れ上がっていたものとは晶子はイチコがお気に入りの服に目をつけた。かわいいアニメキャラのクモがプリントされている。彼女は軒下のクモに目をつけると、その巣もろとも鷲づかみにした。クモの八本の脚を一本一本丁寧にむしり取る。最後は丸い胴体を指ではじいて池に投げ捨てると、すぐにコイが丸呑みした。晶子は満足気な顔で、手…
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小説『魔女汁』【第7回】坐和 正
「私って不潔なのがダメなのよ」お気に入りの服に描かれたクモを笑われた少女。数日後、黒い袋を手に女の背後へ近づき……
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小説『差出人は知れず』【第36回】黒瀬 裕貴
「せめて、若菜だけは…」火の手が迫る中、防塵マスクを外して孫娘の口元へ…祖父が守りたかった娘は、その後——
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小説『振袖の謎森』【第8回】ホシヤマ 昭一
「危ない」と言う間もなく、彼が足を滑らせた。岩場から体がふわりと空中に浮かび、急いで手を掴むと…
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小説『エメラルド国物語』【第8回】光川 星純
体中に激痛が走り、意識が薄れていく。少女の体を蝕むのは、地球を“死の星”に変えるウイルスで――
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小説『差出人は知れず』【第35回】黒瀬 裕貴
「女の子ひとり抱えられねぇのか」――火事の中、孫を見つけた祖父。しかし老いた体はすでに限界で……
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小説『差出人は知れず』【第34回】黒瀬 裕貴
真冬の夜、汗だくで戻った老人が見た“変わり果てた我が家”――妻と孫はまだ中に? 次の瞬間、彼は迷わず……
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小説『赤いカラス』【第8回】多田 幸生
「3台で200万でどうだ」――ベトナム戦争の残留品、日本製バイクが待っていた。それに乗り換えて2000キロ走ることに…
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小説『差出人は知れず』【第33回】黒瀬 裕貴
上司に「行ってこい」と言われた場所は…アパートの跡地…? バリケードテープが張り巡らされた立入禁止区域の中には……
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小説『銀河ファンタジー 虫喰の森』【新連載】平井 としお
世界遺産である山口県・萩の城下町を散策…旧武家屋敷が立ち並び、和服姿の男女が目立つ。江戸時代に迷い込んだようだ。
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小説『Unreadable patterns』【新連載】いつむ
愛していた娘は、父よりも賢くなっていった…完璧すぎる我が子を前に、愛情はいつの間にか恐怖心へと変化していき……
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小説『差出人は知れず』【第32回】黒瀬 裕貴
一人で逃げれば助かったかもしれないのに…発見時、祖父は私を抱えたまま床に倒れていたらしい。最後まで、私が煙を吸わないように…
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小説『差出人は知れず』【第31回】黒瀬 裕貴
全身酷い火傷を負ったのに、顔だけ綺麗なままの理由…火があがる孫娘の部屋に駆け込んだ祖父。“顔だけでも”守り抜き、そして…
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小説『差出人は知れず』【第30回】黒瀬 裕貴
赤黒く変色した両手が、手袋の下から現れた…食い入るように見つめていると、彼女は唐突に上着をめくり、肩や鎖骨をあらわにし始め……
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小説『Angel Story もう一つの創世記』【第8回】八百原 起也
女は天を仰いで、あざ笑った。「あなたが今飲んだ果実酒には、“あるもの”を入れていたの」と高笑いして、欲望のままに…
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小説『夜幻水鏡抄』【第8回】堀内 ナオミ
「髪の毛、食べてる」その一言のあと、小2の私が“見られないため”に選んだ行動とは――
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小説『差出人は知れず』【第29回】黒瀬 裕貴
私には耐えられない。死んだほうが楽かもしれない…火事で家族を失い天涯孤独。そのうえ体の広範囲が焼けただれ、ケロイド状になった肌……
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小説『光と闇の相剋 世界を巡る生命の旅—ツインレイと聖女たち』【最終回】髙嶋 郷二
遠い前世の記憶の引き出しから見つけ出した宿命的な感情が蘇る。彼女の依頼に関することならどんなことでも…
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小説『差出人は知れず』【第28回】黒瀬 裕貴
「意識もしっかりして、会話もできていたのに」…全身やけどの死因のほとんどは、その後にある。徐々に血圧が落ち…
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小説『顕治とチピタ』【第10回】菊池 亮
部屋に入って驚いた。窓がない。寝るだけの小さいベッド、そして天井までレンガ。独房のようだったが、横になれるだけでありがたい。
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小説『魔女汁』【第6回】坐和 正
亡き父を白い包帯で何重にも、何重にも覆い続けた少女──その時彼女の中で膨れ上がっていたものとは