「あの、この飲み会って何時までですか」「えっと、たぶん二十二時までかな」「すみません、明日一限からでレポートもあるので、先に帰ってもいいですか」次の日に一限から講義があるのは事実だったが、一刻も早くこの場所から抜け出したかった私は、慎二に嘘をついた。それに、こんな愛想のない雰囲気が漂う新入生なんて、彼もこのサークルも必要としていないだろう。そう思いながら、手早く上着や荷物をまとめだした私に、慎二…
短編集の記事一覧
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小説『同じ名前の鳥が鳴く』【第11回】なつきめい
彼との擦れ違いは起きないと確信していた。卒業後の進路を聞いてきた彼の思惑は…?
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小説『Someday, Somewhere!』【第17回】宙舞 えみり
先が未確定だからこそ、好きに選べる未来。不安や心配をしていてはもったいない!
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小説『インスタント・ストーリーズ』【新連載】紀伊 みたこ
ある日突然、身の回りにある「色」が消え始めるという異変が…。
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小説『ヒズミのなかの住人たち』【第11回】葉 リヒロ
付き合いたいと思っていた女性から告白されたのに、なんの反応もできず黙ってしまった
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小説『おーい、村長さん』【第4回】浅野 トシユキ
優秀で女性にモテる双子の兄とは対照的な自分。本当に兄の代役が務まるのだろうか?
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小説『特殊愛』【第9回】樫春 寛菜
友情の闇、仲間たちとの旅が悲劇へ……夢か現か幻か……
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小説『私たちの春』【第8回】小林 とし子
昼休みの女子学生三人。将来の夢と恋の話が止まらない、大切な時間。
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小説『アルゴス』【第7回】宿川 花梨
【SF小説】地底の都市、コヨルシャウを治める皇帝。鱗に覆われ仮面を被る蛇の人だ
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小説『鶸色のすみか』【第7回】野原 ルイ
【小説】クライアントの無理解に渦巻く腹立たしさ、怨念。反論できないのがフリーの立場
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小説『同じ名前の鳥が鳴く』【第10回】なつきめい
見てはいけない写真だった。今まで見たことのない母の姿がパソコンの「ゴミ箱」の中に
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小説『Someday, Somewhere!』【第16回】宙舞 えみり
お互いが心地よくいられる関係性を模索。そして新しいパートナーとの出会い
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評論『笑い本と癒し本』【最終回】小野 コージ
「お父さん、無理しなくていいよ。お家に帰ろ」と子供にも心配され…。
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小説『ヒズミのなかの住人たち』【第10回】葉 リヒロ
肌寒い日が続く中、出会った彼女。僕の心を揺さぶったあの日の思い出
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小説『星空の下で』【第10回】つむぐ
「ここの席、空いているよ」一カ月も経っていたのに…彼の声にドキドキが止まらない
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小説『おーい、村長さん』【第3回】浅野 トシユキ
【小説】権田原正一村長の『影武者』になる?村の秘密を知った私の選択
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小説『特殊愛』【第8回】樫春 寛菜
そう思いたくないが、もしかして目の前にいるこの人が…犯人…では?
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小説『私たちの春』【第7回】小林 とし子
恋をした友人の話、それはまるで未知との出会い
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小説『アルゴス』【第6回】宿川 花梨
【SF小説】錆びた柱でできた秘密基地のような空間が現れた
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小説『鶸色のすみか』【第6回】野原 ルイ
【小説】ピッ、チカッ。眼底検査中、ふと考えたのは測量士である彼の眼のことだった…
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小説『同じ名前の鳥が鳴く』【第9回】なつきめい
目元の腫れが目立たないように涙をできるだけ押し殺しながら泣いた日