そして三つ目は、立ち位置を正しくとることである。「天皇による国家支配の正統性を根拠づけるという権力者の意志のもとにまとめ上げられた」(長谷川宏『日本精神史 上』講談社、二〇一五年)という立ち位置から『古事記』を見ようとしても、肝心なことは何も見えないということである。なぜなのか。先入観という「色眼鏡」によって、すべてのものが歪んで見えてしまうからだ。哲学者ベーコン(一五六一~一六二六)が説いたイ…
古事記の記事一覧
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