二〇一五年十二月十四日(月)さて、待ちに待った正の母(かぁ)ちゃん、新堀さんの来訪である。親友の顔を見て安心したのか、母は、途端に顔を真っ赤にして涙を流した。「頑張って元気になって、また一緒に遊びに行こうね。約束の松茸狩りだって行かなくちゃいけないんだから……」母の涙は一層の大滝になっていく。ひとしきり泣いた後、手土産の弁当を持ち、いつもの四階ホールに行く事にした。母は元気なところを見せようと押…
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エッセイ『認知症の母を支えて 103歳を元気に迎えるまでの工夫』【第19回】石塚 武美
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第15回】残間 昭彦
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103歳の母。楽しく元気に過ごせるよう毎日続けたこととは?
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エッセイ『認知症の母を支えて 103歳を元気に迎えるまでの工夫』【第17回】石塚 武美
認知症の母の脳内で、強い刺激と感激が起きたのは間違いない。
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第13回】残間 昭彦
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第12回】残間 昭彦
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エッセイ『認知症の母を支えて 103歳を元気に迎えるまでの工夫』【第16回】石塚 武美
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エッセイ『認知症の母を支えて 103歳を元気に迎えるまでの工夫』【第15回】石塚 武美
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第11回】残間 昭彦
嘘の放射線治療をする…「お母さんを騙すしかないでしょう」
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第10回】残間 昭彦
私は医師にキレた…「最善を尽くしますという一言がほしい」
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第9回】残間 昭彦
いくらお医者さんでも息子でも、わたしは恨むからね……
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エッセイ『認知症の母を支えて 103歳を元気に迎えるまでの工夫』【第14回】石塚 武美
認知症の母の代わりに「鹿沼高校」へ足を運んだあの日
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エッセイ『認知症の母を支えて 103歳を元気に迎えるまでの工夫』【第13回】石塚 武美
5000円なんてけちけちしないで私の通帳からおろして
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第8回】残間 昭彦
まだ何も始めていませんので万策つきたわけではありません
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第7回】残間 昭彦
何とかして生きようとするのが人間じゃないか。