梅雨の合間の曇った六月の日、私たちは、式を挙げた。式には、大勢の方が祝福に来てくれて、賑やかに執り行われた。私は、友人代表挨拶を高校時代の同級生、かおるちゃんにお願いした。聖飢魔Ⅱファンの友人だ。かおるちゃんは、「いやあ、里子さんと結婚できるのは、マタギか、野武士くらいのもんだと思っていたので……。思ったより普通の人で、安心しましたー」とスピーチして、会場を沸かせた。私は思わず、「マタギなんて言…
歴史・地理
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『屋久島、そして雲ノ平へ』【第10回】小梨 里子
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『忘るべからざることども』【第18回】稲田 寿太郎
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『『幼学綱要』を読む』【第19回】河野 禎史
罵るのをやめない顔杲卿(がんこうけい)。戦いに負け、縛られ、体の肉を引き裂かれ最後は......
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『私訳秘事作法「薬子の変」 』【第6回】花山 天女
【怨霊・早良親王】流刑の途中、無言の抗議で自ら食を断ち、果てた。その死の裏には、種継殺害事件を逆手にとった…
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『縁 或る武家のものがたり』【第5回】伊藤 真康
知行地から四里ほど離れた主君・伊達政宗の本拠「岩出山城」へ参勤。数年後には本拠が新設の「仙台城」に
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『陳璧君 考』【新連載】築地 邦輔,築地 信二
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『巡礼の道・フランチジェナ街道』【新連載】廣田 司
【協会公認ガイドブック】フランチジェナ街道は、ローマ・バチカンを目指す約1700kmの巡礼路。実際に歩いた筆者が日本語で解説!
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『秘められた真序小倉百人一首』【第9回】野田 功
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『幻殺』【第13回】本間 蒼明
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『古事記の秘める数合わせの謎と古代冠位制度史』【第6回】牧尾 一彦
妻の列挙の仕方が奇妙な古事記。現実にはありえないような婚姻、出自に意図的に疑問符を付した大枝王
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『漫画 渦巻いて 三河牧野一族の波瀾<古白編>』【第3回】岩瀬 崇典
時は流れ、成興の嫡男田太郎が「忠高」と改め元服。懐かしい顔が揃い祝宴
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『たかちゃん幻想絵巻』【第2回】齋藤 務
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『ジパングを探して!』【第3回】大和田 廣樹
母の葬式後に出てきた23年間分の「家計簿」。これを読んでいるうちに嗚咽がこみあげ涙が止まらなくなり…
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『誰も知らない本当の『古事記』と日本のかたち』【第4回】田中 善積
663年、日本が朝鮮半島への足掛かりを失うに至った『白村江の戦い』死者は3万人、現在の人口に換算すると約60万人になる
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『アイスランド、元大使が綴る意外な素顔とその魅力』【第4回】北川 靖彦
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『いにしえの散歩道』【第3回】大津 荒丸
文字を創り、文字に神秘性を感じていた中華民と「言霊(ことだま)」という表現にあるように言葉に霊力を感じていた古代の日本人
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『日本神話における「高天原」とは何か!?』【第5回】松浦 明博
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『天部の戦い』【新連載】白龍 虎俊
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