歴史・地理 仏像 寺 京都 2024.11.24 【京都仏像巡り】神護寺の国宝…どこかを睨むような怖い顔。「こんな威圧する薬師如来は見たことがない。」 古寺を訪ねて 【第8回】 菅原 信夫 仏像と語ろう、 彼らは想像以上に面白い この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 奈良、京都、高野山、鎌倉……全国各地を巡った著者が誘う、奥深い寺社と仏像の世界。仏像の歴史を巡ることは、日本の歴史を巡ることである――。※本記事は、菅原 信夫氏の書籍『古寺を訪ねて』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 京都Ⅰ編 写真を拡大
小説 『アイアムハウス』 【新連載】 由野 寿和 静岡県一家三人殺害事件発生。その家はまるで息をするかのように、いや怒っているかのように、大きく立ちはだかり悠然としていた 午前十一時。サイレンを鳴らさず、車両は静岡県藤市十燈荘(じゅっとうそう)に到着した。静岡中央市にある県警本部から十燈荘までは、藤湖をぐるっと大回りして藤市経由でトンネルを通り、小山を登ることになる。藤湖を見下ろす高級住宅街、十燈荘は、土曜の昼だが活気はない。既に外部への交通規制が敷かれているとはいえ、不気味に静まり返っている。ここで殺人事件があったことを、住民達が知っている気配はなかった。その家…
小説 『眠れる森の復讐鬼』 【第7回】 春山 大樹 顔面まで焼けただれ、身元不明。いじめ被害の女子高生は、なぜあの公園で灯油を被ったのだろうか。 二〇一四年三月二十三日、月曜日の昼休み、急に教室が騒がしくなった。スマホに衝撃的なニュースが流れてきたからだ。その日の未明午前三時頃、山本公園で火災発生の通報があり消防隊が駆け付けたところ、人が炎に包まれて倒れているのを発見。病院に救急搬送されたが全身に火傷を負っており、意識不明の重体。近くに灯油を入れていたポリタンクが落ちており、焼身自殺を図ったものと思われる。顔面を含め全身が焼けただれている…