第5節 死刑を前にした戦犯の場合ここでは太平洋戦争で「戦犯(戦争犯罪者)」となり死刑に直面した日本人の死生観の中で、浄土教的な例を取り上げる。『世紀の遺書』という昭和28年に刊行された大著(参照したのは「復刻版」、巣鴨遺書編纂会、講談社 ⑯)には、少数のA級戦犯者と大多数のB・C級戦犯者の遺書・日記・遺詠など七〇一篇が収められている(※補註参照)。東京の巣鴨刑務所のほか、香港、マニラ、シンガポー…
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