病とともに生きる時代に、「心の備え」と「知識の備え」を。闘病経験者と専門家が記す「病気」にまつわる作品をご紹介!

 

病という知らせは、ある日突然、訪れます。 それは、昨日まで当たり前だった景色が一変し、暗闇の中に放り出されたような心細さを覚える瞬間かもしれません。

 

けれど、その暗闇の中で誰かが掲げてくれた「言葉」に、救われることがあります。

 

自らの身体と向き合い、葛藤し、一歩ずつ歩んだ人の体温が宿る言葉。 そして、命の最前線で患者と向き合い続ける専門家が綴る、確かな知識と眼差し——

 

病を経験した人の言葉は、同じ痛みを知る誰かにとっての「希望」になり、 専門家が記す知識は、未知の不安を抱える私たちにとっての「道標」になります。

一人で抱えるにはあまりに重い、命の問い。 それでも、誰かの経験を分かち合うことで、心の中に少しずつ「備え」という名の勇気が育まれていきます。

 

今回は、闘病・医療にまつわる作品をピックアップしました。

 

自分自身のために、あるいは大切な誰かのために。  

 

「その経験」が繋いできたバトンを受け取り、これからの人生を支える一冊を、見つけてみませんか。

 

目次

 

自らの身体と向き合う「闘病記」

『スキルス胃がんからの生還 ~あなたならどのように闘いますか~』星野 裕作

『えびちゃんの ちょっと⼼が楽になる 乳がん・胃がん闘病⽇記』えびちゃん

『僕は不真面目難病患者 ~それでも今日を生きている~』畑中 彰吾

『Re:start ~全身の60%に火傷を負った私~』森 亜美

『ねぇ!ばあば』akiko

 

 

共に歩んだ時間を綴る「家族の闘病」

『プレナイト ~1本のクロユリを沢山のたんぽぽでひたすら囲みながら真実と心と向き合う家族~』天乃 神龕

『不完全な親子』松谷 美善

『ALS―天国への寄り道―』島崎 二郎

『Passengers ~過ぎ去りし人たちへのレクイエム~』桂 真風

『良子という女』野村 よし

 

 

未知の不安を“備え”に変える「専門家の眼差し」

『腫瘍内科が拓く がん医療』福岡 正博

『はじめての大腸カメラ ~知らないと損する大腸がんと検査の新常識~』青木 信裕

『やぶ患者になるな!』前川 智

『専門医直伝 とにかくわかりやすい 糖尿病のいろは』谷口 尚大郎

『人生100年時代 健康長寿の新習慣』北 廣美

 

 

 

自らの身体と向き合う「闘病記」

ここでは、戸惑いや葛藤のなかで、自らの心身と真摯に向き合った著者の記録を集めました。

想像を絶する痛みや苦悩の先に見つけた、日常の尊さ。過酷な状況下でも失われなかった瑞々しい感性や希望。当事者の「体温」が宿る言葉は、今まさに同じ道を歩む人の孤独を癒やし、前を向くための静かな勇気を分かち合ってくれるはずです。

 

『スキルス胃がんからの生還 ~あなたならどのように闘いますか~』
星野 裕作

罹患率や死亡率が未だ高い胃がんの中でも、特に悪性度が高い難治がん。なぜ、生き続けることができたのか。

 

内容紹介

早期発見が難しく、腹腔内で拡散する腹膜播種(ふくまくはしゅ)を引き起こすリスクも高い。
それでも生きることを諦めなかった。手術や治療に悪戦苦闘しながらも、奇跡的な復活を遂げた、8年間の闘い。

 

『スキルス胃がんからの生還 ~あなたならどのように闘いますか~』連載記事一覧はこちら

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【ノンフィクション】61歳でスキルス胃がんを発症――手術や治療に悪戦苦闘しながらも、奇跡的な復活を遂げた、8年間の闘いとは

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あと1時間遅ければ命は危なかった??救急搬送と緊急手術で判明したのはスキルス胃がんだった

 

『えびちゃんの ちょっと⼼が楽になる 乳がん・胃がん闘病⽇記』
えびちゃん

仕事が大好き二児の母、健康だけが取り柄の明るく前向きなえびちゃんに、突然の「がん」宣告!

 

内容紹介

乳がん、そして胃がんを経験した著者が描く、ポップでかわいい闘病イラストエッセイ。
「『がん』になったらこの先一体どんな出来事が起こるの?」
「治療ではどんな人が支えてくれるの?」
えびちゃんの入院生活を通して、そんな疑問をやさしく解消。

がんで不安を抱えるすべての人に、少しでもこのパワーが届きますように……

 

『えびちゃんの ちょっと⼼が楽になる 乳がん・胃がん闘病⽇記』連載記事一覧はこちら

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うそーー、わたし…乳がん? 美容院で見ていた女性誌に私の症状に当てはまる乳がんの記事が!心配になって病院に行ったところ…

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抗がん剤治療のあとは夕方頃からしんどくなり1週間から10日間寝込むことに。そして白血球が減るといろいろな症状が出てきて…

 

『僕は不真面目難病患者 ~それでも今日を生きている~』
畑中 彰吾

10歳でSLE(全身性エリテマトーデス)を発症。入退院を繰り返す僕が「本音」で語る闘病エッセイ。

 

内容紹介

止められないタバコ。長続きしない仕事。結婚後の紆余曲折……。
美談として語られがちな難病患者の闘病の様子を、
人間としての心の弱さを曝け出して「ありのまま」を描いた闘病記。
生きるための小さな勇気が出てくる一冊。

 

『僕は不真面目難病患者 ~それでも今日を生きている~』連載記事一覧はこちら

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ブレーキを握ると人差し指に痛みが…。血の気が引き、真っ白に変色した指先は難病の兆候だった…

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「痛いー!」「ギャーッ!」心電図計が「プー」と長い音を発して、獣のような叫び声が止んだ…

 

『Re:start ~全身の60%に火傷を負った私~』
森 亜美

どう生きるかは自分次第。突然障害を負ったとしても。

 

内容紹介

10代で結婚して母となり、幸せな家庭を築いていたある日、運転していた乗用車が交通事故に遭って炎上した。瀕死の大火傷を負い、意識不明の重体から脱すると顔かたちが変わっており、両手の指先を切断せざるを得ない事態が待っていた。泣き暮らした日々を経て、家族や周囲の支えを得て新たな日常をつくり上げていった、ある母親の渾身の記録。

 

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突然の交通事故で意識不明の重体。目覚めると以前の面影が無いほど変わり果てた姿で…

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服も体も、真っ黒こげで病院に運ばれた私。「あれが奥さんです」と告げられた夫は、私が誰なのか判断がつかなかった

 

『ねぇ!ばあば』
akiko

人生の限界を超えた力強さと希望を見出すヒントがここにある。

 

内容紹介

幼少期から学生時代、そして二度の結婚生活や離婚後の苦難、さらには長年にわたって患った腎臓病と人工透析についてまで、波乱に満ちた人生のエピソードを明るく綴る。
腎臓病や人工透析に関するリアルな描写は、知識を深めるだけでなく人生の喜びと苦難を受け入れ、前向きに生きることの大切さを教えてくれる。
自分の限界を超える力強さと希望を見出し、より良い人生を送るためのヒントを記したエッセイ。

 

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生まれた時、父が望んでいたのは跡取りとしての男の子だった… それでも悲観せずに生きてきた70年

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人工透析になったら「一生の終わり」…足首が風船のように浮腫み、横になる時間が増え…

 

共に歩んだ時間を綴る「家族の闘病」

病と闘うのは、決して本人だけではありません。

傍らで見守り、支え、時には自分自身の無力さに涙する家族もまた、もう一人の当事者です。

ここでは、大切な人の一番近くで過ごした「かけがえのない時間」の記録をご紹介します。支える側が抱える葛藤や苦悩を綴ったこれらの物語は、誰かを想うすべての人にとって、優しく寄り添う心の伴走者となってくれるはずです。

 

『プレナイト ~1本のクロユリを沢山のたんぽぽでひたすら囲みながら真実と心と向き合う家族~』
天乃 神龕

たくさんの壁にぶつかりながらも笑顔で生きる毎日を綴った、感動エッセイ。

 

内容紹介

2010年に結婚して三人の子どもに恵まれた。普通の五人家族。
夫と子ども合わせて四人の男と暮らしている私。騒がしい毎日のなか、いつもの暮らしが一変した。
2019年8月12日、夫が半身不随になる事故にあった。
夫が、脊髄損傷、胸下から完全麻痺、自排便自排尿なし、握力なし、指先麻痺になった。
三男が生まれて1年後、そして結婚して9年後のまさかの出来事。
看護師として母として両立真っ只中の時期に、ゆっくり、でも着実に我が家の幸せの形、一つ一つ積んできた人生の積み木が一気に崩れていくようだった。

 

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夫が半身不随に…三男が生まれて1年後のことだった。看護師として母として、積み上げた人生が一気に崩れ落ち…

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「おとーさん!!」救急室からストレッチャーで運び出される夫に叫ぶ息子たち。変わり果てた父親を目の前にして…

 

『不完全な親子』
松谷 美善

完璧な親子じゃなくてもいいじゃない!

 

 

内容紹介

前著『涙のち晴れ 母と過ごした19年間の介護暮らし』から5年、
介護の末に両親を看取った著者が明かす両親への複雑な思い、
そこから導き出される自身の人生の終い方とは?
親子関係に悩むすべての人に贈る。

 

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両親の葬儀では涙が一滴も出なかった。今までにいっぱい泣いたから――20年続いた母の介護。もちろん悲しい気持ちはあったが…

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「延命治療は絶対にしないでちょうだい」??そう言った母が目にしたのは、他の患者さんのとある姿だった。

 

『ALS―天国への寄り道―』
島崎 二郎

毎日のささやかなやりとりが愛しく、恋しい。
妻の死を期してもなお紡ぎ続けられる夫婦の絆のものがたり。

 

内容紹介

不治の病、ALS。徐々に筋力が衰え、体が思う様に動かなくなり、最後には呼吸が止まる。
ある日突然、医師からの宣告で妻の余命は1年未満になった。
唐突に突き付けられた現実と向き合い、抗い続ける中で見えてきた本当に大切なものとは……。
互いに支えあい、どんなに辛くとも前に進む夫婦の姿が描かれる。

 

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一カ月前に生命維持装置の手術をした妻。喉元には刃物のようにカニューレが突き刺さり、固まりきらない生々しい血糊が…

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検査入院中、布団が重いと言う妻。その言葉を聞いた医大生たちは「ALS…」とつぶやき合った。そして、私の耳元で…

 

『Passengers ~過ぎ去りし人たちへのレクイエム~』
桂 真風

人生の終着点を前にして医師と患者の想いは交差する。

 

内容紹介

想いは言葉となり、そして別れゆく人々を彩る花となる。
医師として幾多の人生に伴走し、向き合い、
そして看取った日々を振り返るメモワール

 

『Passengers ~過ぎ去りし人たちへのレクイエム~』連載記事一覧はこちら

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出血、空気漏れ、再発の兆候等、外科医はいつも様々な不安を抱えている。これらの不安を解消するために…

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そっと乱れた毛布を直し、「午後4時38分に亡くなられました」と家族に低い声で告げ、一歩下がって手を合わせ頭を垂たれた

 

『良子という女』
野村 よし

さようなら、ありがとう。いい家族だった。

 

内容紹介

穏やかな毎日がずっと続くと思っていたのに、突如として発覚した妻の病――。
介護生活の中で気付いたのは、彼女の深い愛だった。
看取りの瞬間まで温かく寄り添い続けた夫婦最後の1年間の手記。

 

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口から食べられなくなったら、そこで終わりにしてくれ。「胃ろう」など、もっての外だ。余分な治療は一切するな。

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私は2階で酒を吞んで熟睡。妻は1階和室で寝たのだと思う。妻に異常はまったくなかった。なのに深夜、「お父さん、お父さん」と…

 

未知の不安を“備え”に変える「専門家の眼差し」

病への不安の正体は、その多くが「正しく知らないこと」からくる「未知の恐れ」です。

そんな私たちを導いてくれるのは、命の最前線に立つ専門家たちの確かな知見です。がんの治療方法から、身近な生活習慣病、そして検査への心構えまで。医学的な根拠に基づきつつも、患者の不安に寄り添う「言葉の処方箋」をお届けします。

 

『腫瘍内科が拓く がん医療』
福岡 正博

患者も医療者も知っておくべき、これからのがん医療の全容がわかる一冊

 

内容紹介

がん医療の要となる「腫瘍内科」。
半世紀にわたりがん医療に取り組み、腫瘍内科創設に尽力した著者が、その意義と将来性を解説。

がん治療を左右する、知られざる診療科の最前線に迫る。

 

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「肺癌なら呼吸器内科」は最適ではない…これからのがん医療の要になる「腫瘍内科」をあなたは知っていますか?

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3人に1人が死亡すると言われてきた「がん」。死亡率が高いがん・低いがんの差は?その原因は?

 

『はじめての大腸カメラ ~知らないと損する大腸がんと検査の新常識~』
青木 信裕

痛くない!こわくない!恥ずかしくない!

 

内容紹介

罹患率が最も高い大腸がん。にもかかわらず、定期的に検査を受ける人がまだまだ少ない。
受診のハードルを下げるべく、技術の進歩や検査の方法などを分かりやすく解説!
腸内環境を整える日常アドバイスや日帰り内視鏡手術に関する知識も網羅した、初心者必読の指南書。

 

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「恥ずかしい・つらい・痛い」から「安心して受けられる医療」へ──大腸カメラに対するイメージを変える医療の進化と改善とは

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『やぶ患者になるな!』
前川 智

本書を熟読した上で医療と向き合えば、病を得ても慌てず、健康寿命を延ばし、天寿を全うできること間違いなし。
本書を片手に、1度しかない人生に幸あれ、ボン・ボヤージュ。

 

内容紹介

消化器内科21年目の医師である筆者は、日々の診察、治療を行っていく中で、健康寿命を延ばしたいというビジョンとはかけ離れた思考スタイルの患者を目の当たりにして来た。そんな患者へのメッセージを常日頃模索し、実を結んだのが本書である。

 

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質の悪い医者、言うことをきかない患者…日本医療の残酷な実態

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恐ろしい…「痔だと思って」血便を放置し続けた患者の診査結果

 

『専門医直伝 とにかくわかりやすい 糖尿病のいろは』
谷口 尚大郎

対話形式だからスラスラ読める!
読むだけで理解が深まる、糖尿病の入門書

 

内容紹介

看護学校で人気の講義が待望の書籍化!

専門医と看護学生の対話形式で、糖尿病に関する疑問をまるっと網羅。
病態生理から、診断、食事・運動・薬物療法、糖尿病が引き起こす合併症まで、
これ一冊で学べる!
巻末には「免許皆伝クイズ」100問付き。理解度チェックもはかどります!

 

『専門医直伝 とにかくわかりやすい 糖尿病のいろは』連載記事一覧はこちら

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5000年前の縄文人と現代人の体は大差がない!? 快適生活で危険信号の「背広を着た縄文人」

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糖尿病は4種類に分類。うち2型糖尿病は遺伝的要素が強く、両親ともに2型の場合は6割が遺伝するというデータが…

 

『人生100年時代 健康長寿の新習慣』
北 廣美

平均寿命が延びた時代の新たな健康のキーワード

 

内容紹介

現役の医師が解説する、新たな健康長寿のカギ。
ヒートショックプロテイン、PQQ、ミトコンドリアなど、難しい言葉を使わずに大解説。

 

『人生100年時代 健康長寿の新習慣』連載記事一覧はこちら

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「成人病」が「生活習慣病」という名前に変更されたワケ

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プチ断食、運動…ミトコンドリアを増やす方法を医師が解説

 

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