【前回の記事を読む】「たった今、人を斬ってきた」「いったい誰を?」答えないまま、夫は私の手を取った。荒い息遣いで布団の上に押し倒され…「いいえ、わたくしは須田の家の者です。おまえ様の振る舞いはわたくしの振る舞いなのです。それに、須田の家に輿(こし)入(い)れたときからある覚悟を決めて参りました」「覚悟……何だそれは……」「両家に何事か起ころうとも、わたくしは須田の家を決して裏切るまいと誓を立て輿…
長編歴史小説の記事一覧
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小説『刀の反り』【第9回】大髙 康夫
「輿入れたときから覚悟していました。両家に何事か起ころうとも、この家を決して裏切るまいと。」夫が私の兄を斬ったとしても…
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小説『北満のシリウス』【第16回】鎌田 一正
「悪いか? 相手は中国人だぞ! 日本人の言うことを聞かない中国人を殴って何が悪い」...少年は右手拳を振り上げて、雪舟に殴りかかった。
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小説『刀の反り』【第8回】大髙 康夫
「たった今、人を斬ってきた」「いったい誰を?」答えないまま、夫は私の手を取った。荒い息遣いで布団の上に押し倒され…
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小説『北満のシリウス』【第15回】鎌田 一正
「あの、人を馬鹿にした態度。あのカミヤマ……」上山雪舟という男は裏切り者でもあり、弱者の味方でもある。
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小説『刀の反り』【第7回】大髙 康夫
自分の腹に刺さった脇差を信じられないものでも見たような顔付きで見詰めた。「命の遣り取りに卑怯などと言うことはないわ。何をしようと勝てば良いのだ」
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小説『北満のシリウス』【第14回】鎌田 一正
1945年8月7日、満州ハルビン。喫茶店で話す日本人家族。「悪い人なの?」「日本人側から見て悪者になったってことでしょう?」
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小説『刀の反り』【第6回】大髙 康夫
私闘は幕府によって禁止されているが、誰も酔っぱらった二人を止めることはできない。人気のない境内で刀を抜き...
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小説『北満のシリウス』【第13回】鎌田 一正
「日本人への復讐が始まる。」ソ連軍には、兵の暴走を止める規律がほぼ存在しない。そこに中共軍や匪賊が加われば、この満州は…
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小説『刀の反り』【第5回】大髙 康夫
久方ぶりに盃を交わす二人の武士。しかしやがて二人の会話は押し問答となり遂には刃傷沙汰に...?!
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小説『北満のシリウス』【第12回】鎌田 一正
「昨日、広島に原爆が落ちた」…部屋の空気が一瞬にして張り詰め男たちの表情は険しくなった
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小説『刀の反り』【第4回】大髙 康夫
須田家に家宝として伝わってきた「名工郷則重の刀」。無名の剣だと言われ言い争いになる二人
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小説『北満のシリウス』【第11回】鎌田 一正
一瞬でもときめいたことが悔しい!終始こちらを馬鹿にしてきた男に憤りながら、一方で悲しげな瞳が気にかかった…。
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小説『刀の反り』【第3回】大髙 康夫
雌雄を決することができなかった竜虎と呼ばれた二人は決着をつけようと立ち合いをして…
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小説『北満のシリウス』【第10回】鎌田 一正
ハンサムだが非常識な男。注意すると…「そういう規則でもあるのか?」
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小説『刀の反り』【第2回】大髙 康夫
こやつ、家宝を愚弄する気だな。則重の太刀を認めない幼馴染へ浮かんだ考えは…
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小説『北満のシリウス』【第9回】鎌田 一正
「かっこいい……」思わずそう呟やかせた『北満のシリウス』と呼ばれた馬賊の頭目
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小説『刀の反り』【新連載】大髙 康夫
先祖代々家宝として引き継がれ伝えられてきた太刀。この刀が贋作ではないかと疑われ…
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小説『北満のシリウス』【第8回】鎌田 一正
人種の坩堝・キタイスカヤ街。ハルビン市街全体を見渡せる松浦洋行へ
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小説『北満のシリウス』【第7回】鎌田 一正
男は顔でも肩書でもないのであ~る。ただありのままの私を受け止めてほしいだけ
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小説『北満のシリウス』【第6回】鎌田 一正
妹からの言葉に「付き合ってなんかいないわよ! いい加減なこと言わないで!」と反論