【前回の記事を読む】仕事の話を真剣に語る彼の横顔に見惚れる栞。「やっぱりこの人で間違いない」だが二人の会話はいまだによそよそしさがあり…四人とも「Bravo(ブラボー)」は初めてだった。早くから予約しておいたためか、広い店内の一番奥にあるゆったりとしたテーブル席に案内された。栞は美香の彼にはもう何度か会っていたから、今日のこのメンバーだと全員をよく知る自分が場を取り仕切る役割だろうと考えていた。…
女性の記事一覧
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小説『アザレアに喝采を』【第18回】藤咲 えこ
イタリア料理店で同僚の美香とのダブルデート。嫌がられると思っていたがすんなりと彼は受け入れ…
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小説『アザレアに喝采を』【第17回】藤咲 えこ
仕事の話を真剣に語る彼の横顔に見惚れる栞。「やっぱりこの人で間違いない」だが二人の会話はいまだによそよそしさがあり…
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小説『アザレアに喝采を』【第16回】藤咲 えこ
今は我慢しなくちゃ、本当に忙しそうなんだもの。何度自分に言い聞かせても栞の心は不安で覆い尽くされていく…
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小説『アザレアに喝采を』【第15回】藤咲 えこ
予定は全部彼に合わせる、重い女は嫌われるから、追いかけ過ぎたらダメ。"好きになってほしい"――栞の願いは届くのか
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小説『アザレアに喝采を』【第14回】藤咲 えこ
「こんな給料でやっていける?」――この言葉は結婚を意識したものに違いない、そう思い込んでいた栞だったが…
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小説『アザレアに喝采を』【第13回】藤咲 えこ
たとえ遅れてきたとしても、どれだけでも待つつもりの栞。しかし待ち合わせ時間より少し前に彼は現れる…
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小説『アザレアに喝采を』【第12回】藤咲 えこ
絶対に口にしないと決めた揚げ物――やってきたのは串揚げのお店だった。「苦手なものがあるなら教えてね」彼の言葉に栞は…
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小説『アザレアに喝采を』【第11回】藤咲 えこ
朝から何を着ようか悩む栞。今夜は彼と初めてのデート――気分はまるでお伽話のシンデレラのようになっていた
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小説『プリマドンナ・デル・モンド』【第3回】稲邊 富実代
もう彼は帰っただろう、と思って振り返った。その途端、無言でこちらを見つめている彼と目が合い、慌てて本に目を落としたが…
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小説『アザレアに喝采を』【第10回】藤咲 えこ
「よかったら一緒に飲みませんか?」 谷口純司と名乗る背の高い建築士の男、まさしくそれは理想の人だった――
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小説『プリマドンナ・デル・モンド』【第2回】稲邊 富実代
えっ? 息が止まるほど驚いた。今日のあの不思議な御方が私の婚約者だったなんて…私に声もかけて下さらなかった。
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小説『アザレアに喝采を』【第9回】藤咲 えこ
最近知り合った老舗和菓子屋の3代目社長も気に入っているし、同期入社の彼とはもう終わりにしようかと、二人は恋の話に夢中だった。
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小説『プリマドンナ・デル・モンド』【新連載】稲邊 富実代
見知らぬ若者に釘づけになった。不思議な力に吸い寄せられるように歩み寄り、射るように見つめた。若者は、眉一つ動かさなかった。
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小説『アザレアに喝采を』【第8回】藤咲 えこ
今日だけ、今日だけ特別...魚介のフリット、骨付きのソーセージ。タガが外れたように食べ続け、また新しい皿を手にする…
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小説『白寿の記憶』【最終回】小倉 敬子
苦難を乗り越えて生まれた孫は嫌われ者。退院して家に帰るも、お義母さんは孫を抱くこともあやすこともせず......
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小説『アザレアに喝采を』【第7回】藤咲 えこ
生理は来ないことが当たり前になって、体重は36キロになった。目だけが大きく、何を着てもぶかぶか…食べることが怖い。
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小説『白寿の記憶』【第20回】小倉 敬子
妊娠を姑に伝えると、「...別に子どもは要らないんですけれどね。妊娠は病気ではありませんから、家事はこれまで通りやっていただきますよ」
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小説『アザレアに喝采を』【第6回】藤咲 えこ
「食べ物に支配されている」…自分でも気づき始めていた。普通のダイエットではなく「拒食症」という摂食障害であることに
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小説『白寿の記憶』【第19回】小倉 敬子
お試しの一週間同居生活がスタート。今後結婚して同居しても大丈夫だと思えた結婚生活同様の日々
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小説『アザレアに喝采を』【第5回】藤咲 えこ
揚げ物の油の良い香りがする…私は、海老に付けられた衣を水で洗い流してしまった。申し訳ないのに、食べることが不安で…