Ⅰ 節制きっかけは、たわいもないことだった。ちょっとした軽口を言われただけなのに、真に受けて気にし過ぎた。それだけのことだった。「やだぁ、栞(しおり)、お腹まん丸じゃないの、パンダみたいで可愛いわね」同僚の杉山美香に就業後のロッカールームでからかわれた。美香はスタイル抜群で、制服のタイトスカートから伸びたすらりと長い脚にハイヒールを履いて颯爽とオフィスを歩く。華のある美人だが気さくで、いつもはっ…
女性の記事一覧
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小説『アザレアに喝采を』【新連載】藤咲 えこ
「やだぁ、お腹まん丸じゃないの」たわいもない一言がきっかけで…
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小説『白寿の記憶』【第14回】小倉 敬子
おでこに軽くキスをしてから「二週間後、迎えに来るからね」と言った彼
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彼から「いきなりだけど、君は別居結婚には関心あるかい」と真面目な顔をして聞かれ…
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小説『白寿の記憶』【第12回】小倉 敬子
ときめく恋愛はあり?なし?ほどよい距離感の先にあるものとは
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小説『白寿の記憶』【第11回】小倉 敬子
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小説『白寿の記憶』【第10回】小倉 敬子
初添乗終了。気持ちを新たに次のステップへと足を踏み出した日
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小説『白寿の記憶』【第9回】小倉 敬子
「毎日が勉強だ、がんばれ真知子」初仕事でのミスをバネに一念発起!
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小説『白寿の記憶』【第8回】小倉 敬子
新人添乗員にピンチ到来!「僕のスーツケースがありません」
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小説『白寿の記憶』【第7回】小倉 敬子
アメリカでのホームステイで実感した「平和な世界を作るために大切なこと」
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小説『白寿の記憶』【第6回】小倉 敬子
時間に追われる仕事ながら…少し意外な「添乗員の唯一の休息の場」とは?
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幸先の良い朝。留学生たちを連れ、ダラスの空港へ出発進行!
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小説『白寿の記憶』【第4回】小倉 敬子
気持ちが高ぶって眠れない…添乗員としての長い一日が始まる!
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小説『白寿の記憶』【第3回】小倉 敬子
いよいよ添乗!留学生の帰国、テキパキと仕事を進めていく
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小説『白寿の記憶』【第2回】小倉 敬子
添乗員に大抜擢された入社数か月の新入社員、初の現場は…
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小説『白寿の記憶』【新連載】小倉 敬子
先輩を差し置いて異例の抜擢!噂の流れた社内はよそよそしく…