心身ともに疲れ果てた丸山珠輝は、不思議な夢で目覚めた。場所はどこなのか全く分からない。ただ大勢の人がいるようだが、目の見えないのは珠輝一人らしい。そこは階段の中程らしく、珠輝はかかとから足のつま先までしかない狭い場所に立っていて、両手に薄い布を持ち、真珠をとてつもなく大きくしたような、表面がすべすべした巨大な玉を懸命に磨いていた。さらにそこから五メートルほど離れている所に何人もの人々が群れていて…
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エッセイ『心に秘めたオパールは虹色の輝き』【第14回】丸山 珠輝
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エッセイ『心に秘めたオパールは虹色の輝き』【第12回】丸山 珠輝
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エッセイ『心に秘めたオパールは虹色の輝き』【第10回】丸山 珠輝
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エッセイ『心に秘めたオパールは虹色の輝き』【第9回】丸山 珠輝
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エッセイ『心に秘めたオパールは虹色の輝き』【第8回】丸山 珠輝
線路の上で放心状態の妻。「危ない!」すぐそこまで列車が来ているのに、わが子を背負ったまま動かず…
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エッセイ『心に秘めたオパールは虹色の輝き』【第7回】丸山 珠輝
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エッセイ『心に秘めたオパールは虹色の輝き』【第6回】丸山 珠輝
いとこ同士で子どもを身ごもった。すると父は「養子をもらう方法もある」と言い、"下ろす"ことを勧められ…
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エッセイ『心に秘めたオパールは虹色の輝き』【第5回】丸山 珠輝
「障害のある子が生まれるかもしれない」——家族にも迷惑がかかると言われ、いとこ同士の結婚を猛反対されたが…
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エッセイ『心に秘めたオパールは虹色の輝き』【第4回】丸山 珠輝
「おれはおっかちゃんのために気持ちを奮い立たせて懸命に帰ってきたのに。」家族と四年ぶりに再会するはずが…
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エッセイ『心に秘めたオパールは虹色の輝き』【第3回】丸山 珠輝
「従兄弟との結婚は絶対に許されない」親族の猛反対に揺れながら――嘉子は従兄弟を待ち続けた
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エッセイ『心に咲いた向日葵』【最終回】丸山 珠輝
「おいら弟ができて嬉しい」――捨てられていた赤ん坊を皆で育てることに。しかし、そんな幸せな時間は長くは続かなかった…
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エッセイ『心に咲いた向日葵』【第19回】丸山 珠輝
寺の前に捨てられていたのは"生まれたばかりの赤ん坊"だった。紙切れには「許しておくれ」と書かれており…
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「障害のない人は良いですね。その気になればどんな仕事でも選べるけど、私たちには決められた仕事しかありません」
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エッセイ『心に咲いた向日葵』【第17回】丸山 珠輝
「息子は殺されたんだ」――死因は急性アルコール中毒だった。飲めない酒を無理に飲まされ…
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