【前回記事を読む】やっとの思いで到着した家は一階が津波の被害で泥や大木で覆われている。息子はそこには居なかった三日後に中学校に行ってみると、水はまだ周囲を覆っているが、比較的校舎には入りやすくなっている。職員室前の掲示板の前で数日振りに息子と出会えた。息子は何でもない様子だったが、私の方は号泣してしまった。最後に人前で号泣したのは何年前だろう。学校側も最後の避難生徒が親に迎えに来てもらって安堵し…
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エッセイ『一人十色[注目連載ピックアップ]』【最終回】イドゥルギ ヒロ
「お父さん、大丈夫だと思うけど、ある程度の覚悟はしておきなさい」――震災後2週間たっても親の迎えがない息子に、先生は現実を…
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エッセイ『一人十色[注目連載ピックアップ]』【第4回】イドゥルギ ヒロ
やっとの思いで到着した家は一階が津波の被害で泥や大木で覆われている。息子はそこには居なかった
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エッセイ『一人十色[注目連載ピックアップ]』【第3回】イドゥルギ ヒロ
三歳の息子が「ママにしかられるから……」隠したシーツ――育児を任せきりにした自分を猛省したが手遅れだった
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エッセイ『麗しき英国生活の恵み』【第7回】大塚 博康
大学の海外遠征試合で事故がおこり、日本人選手が重症に…外国人選手の膝が顎にあたり骨が折れ、手術のため急遽帰国することに…
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エッセイ『一人十色[注目連載ピックアップ]』【第2回】イドゥルギ ヒロ
「息子の顔が見たい」と言う妻に、私は「後でゆっくりね」と言ってしまった。だがそのあと妻は意識を失い、我が子に会えないまま…
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エッセイ『一人十色[注目連載ピックアップ]』【新連載】イドゥルギ ヒロ
「至急病院に来て欲しい」妊娠した妻の病院から電話があった。病院に飛ぶと、妻は集中治療室の中で......
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エッセイ『ミステリアスティーチャー』【第4回】猿金
26歳・通信教育生が、母校の校長に教育実習を頼んだ。しかし、(こんな人物、受けいれて大丈夫なのか?)と言われたような…
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エッセイ『おっさん絵ッセー』【第7回】ごんどう みのる
娘の彼氏が挨拶に来る。TVドラマで何度も見た場面だが、いざ自分の番となると落ち着かない。妻は相手方の条件に不満があるようで……
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エッセイ『大人の恋愛ピックアップ』【第160回】上島 薫
風俗嬢という仕事に依存していた。彼氏にバレても辞められず、隠れて続けていた…。それは"男の欲"への復讐――
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エッセイ『人生後ほど面白い 味が出るのはこれから』【第7回】森 久士
定年後は、安心して酒が飲める天国のような毎日。うるさい妻は、日帰り旅行で月4回は出かけているし…
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エッセイ『Passengers 過ぎ去りし人たちへのレクイエム[人気連載ピックアップ]』【最終回】桂 真風
ゲームが終わって横になった直後、「息ができない!」と叫んで口から真っ赤な泡を吐いた。救急車に乗ったころ、脈はすでに…
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エッセイ『心理カウンセラー・美穂さんののんびり井戸端会議』【第7回】砂押 美穂
久しぶりに会った友人が、サプライズでくれたクリスマスプレゼント。しかし私は、何も用意していなくて…
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エッセイ『Passengers 過ぎ去りし人たちへのレクイエム[人気連載ピックアップ]』【第15回】桂 真風
「へぇー、驚いた。君かあ」入院中の化粧っ気のない、前がはだける病衣姿でも恥じらいを見せなかった彼女とはまったくの別人であった。
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エッセイ『Passengers 過ぎ去りし人たちへのレクイエム[人気連載ピックアップ]』【第14回】桂 真風
入院6か月、彼女は苛立ちを露わにした。「オッサンらが通りがかりに隙間から覗いていることを知っている? プライバシーはどうなっているのよ」
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エッセイ『Passengers 過ぎ去りし人たちへのレクイエム[人気連載ピックアップ]』【第13回】桂 真風
ひどい結核の若い女性患者。なぜこの若さでここまで悪化を? 原因解明のため“ある質問”をすると「そんなわけないでしょ!」と…
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エッセイ『Passengers 過ぎ去りし人たちへのレクイエム[人気連載ピックアップ]』【第12回】桂 真風
警察から「Nさんの主治医ですか。彼女が昨夜自宅で亡くなって」と電話…その瞬間、私は彼女の死因が分かった。彼女は退院後…
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エッセイ『虫を追って、祖国を想う』【新連載】韓 昌道
ついに機会を得た――5年前、約90日間の「祖国」滞在を予定し、準備万端だった。しかし、当時の対日情勢は厳しく……
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エッセイ『Passengers 過ぎ去りし人たちへのレクイエム[人気連載ピックアップ]』【第11回】桂 真風
そっと乱れた毛布を直し、「午後4時38分に亡くなられました」と家族に低い声で告げ、一歩下がって手を合わせ頭を垂れた
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エッセイ『Passengers 過ぎ去りし人たちへのレクイエム[人気連載ピックアップ]』【第10回】桂 真風
死期が近い患者のドアを開けると、娘さんもいた。彼女は身重だった。かすかな声で「幸せになるんだよ」と聞こえて…
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エッセイ『Passengers 過ぎ去りし人たちへのレクイエム[人気連載ピックアップ]』【第9回】桂 真風
「先生、僕は良くなりますか?」と聞かれてハッとした。嘘は言えない、と思った。答える代わりに手をグッと握ると、彼は微かに…