【前回の記事を読む】最後のその時がきた時に「あぁ、ここまでか!」と思えるような生き方がしたい
第一章 心が動いた時
2 やる気スイッチを押していくら漬け
北海道では秋になるとあちらこちらのお店に生いくらが並びます。
私は毎年いくらを漬けて義父母に送っているのですが、忙しいと漬けて送るまでの少し面倒な行程をつい考えてしまい、今年は簡単に贈答品のいくらを購入して送ってしまおうかと、手作り用の生いくらの購入に躊躇することがあります。
でも、何だか気になる。
毎年私の作ったいくら漬けを送ると、とても喜んでくれる義父母。
それを思うと買ったものも同じいくらだよね、という考えが浮かびつつも、やっぱり手作りのいくらを贈りたいという気持ちが拭えず、「えーい!」と、今年も生いくらを購入しました。
購入したからには作らなきゃということで、材料準備にとりかかります。
人の脳には「淡蒼球(たんそうきゅう)」という部位があるそうで、この淡蒼球に刺激を与えることでやる気スイッチがオンになるのだそうです。
私の場合、「えーい!」といくらを購入する「行動」が淡蒼球の刺激になったということです。
いざ作りだすと義父母の喜ぶ顔が浮かび、いくらを潰さないよう丁寧に処理をしながら、いくらを入れる瓶はどんなものにしようか、瓶を包むタオルは何にしようかなどとオプションまで考えては楽しみ始めている自分がいるのです。
ちょっと面倒だなぁ、と思っていたことが「よいしょ」と行動してみると、意外に楽しくなってくる。
自分で初めの「よいしょ」ができない時は誰かに背中を押してもらえるように頼んでみてもよいのです。
面倒なこと、やりたくないことに挑戦してみることは、たとえ些細なことであってもそれだけで一日中充実した気持ちになることも。
思いきって行動することで後々気分がよくなることもありますね!
今日も「よいしょ」してみませんか?