【前回の記事を読む】クッキーが好きな我が家の愛犬。どうやら彼女のお気に入りは「無糖練乳」らしい。人間にはその違いがよくわからないけど……

バク走・バク跳び 2012年12月11日 クッキー5才9か月

時として、クッキーのタフさに驚かされることがあります。彼女は、家の中でも激しい活動をするので、いつかケガするのでは?って、気にはしているのですが。

彼女は、発作的に猛スピードで走り出すことがある。ゴタゴタと置いてある家具や物の間をすり抜けて、猛ダッシュで走り回る。

床に敷いた樹脂パネルを蹴散らし、急ブレーキ、急Uターンもなんのその。そんなとき、カアサンは壁に張り付いて、1、2分間、嵐が収まるのを待つだけ。

ぶつかると、お互いに危険ですからね。

2、3年前まではしょっちゅうだったけど、今も、時々突然に走り出すことがある。例えば、散歩から帰って足などを洗った後。

その日も、足などを洗って、ドライヤーで乾かしていました。彼女は、ドライヤーは嫌いだけど、呼ぶとやってくるので、彼女の動きに合わせながらドライヤーを当てると、抵抗なく乾かすことができるのです。

そのとき、突然、彼女がダッシュしました。運悪く、カアサンが手にしたドライヤーのコードが、コンセントの位置との関係で、通路をまたぐ形になっていたのです。

足が、もろにコードに引っかかって、「ギャオー!!」、クッキーは、すさまじい声を上げました。

「ワアー、やってしまった!」

でも! でも! クッキーは、コケることもなく、走り続けました。何事もなかったように。

後になって、足が痛いだの、腰が痛いだのってこともなかった。

コンセントに差し込んだプラグの金具が曲がっていたことが、衝撃の強さを物語っていたけれど……。

また、ある日、クッキーをトリミング台に乗せて、くしで被毛を梳かしていたとき、玄関で、ピンポーンが鳴りました。ピンポーンは、我が家の“ガードワン”の出番、ワンワーンと叫ぶと、いつも、反射的に玄関に飛び出します。

でも、そのときは、トリミング台の上。まさか、と思う間もなく、彼女は、トリミング台を蹴って、玄関に突進していました。高さ80cm。70cm近くのテーブルから、ストンと床に飛び降りることは時々ある。トリミング台からも、梳かれるのをいやがって床に下りそうな様子を見せることがあって、危ないな、と注意はしていたのです。

だけど、ストンと下りるのではなくて、ソファーのアームを蹴って飛び出すのと全く同じように、トリミング台を蹴って、玄関に突進。一瞬のことで、クッキーを抑える間もなくて、ただ、唖然、ビックリ。

でも、彼女は、ケロッとしていました。むろん、無傷です。

ああ、クッキーや、あなたは、なんというタフ。あなたの骨や筋肉がタフだってことはよくわかったから、カアサンをギョッとさせるのは、もうおしまいにしてよ。